ヨット「ARCADIA号」の航海記

「ARCADIA号」の自由で気ままな航海記。自然の雄大さ、寛大さ、また、訪問地での出会い等を写真で記録しました。

2017年7月枕崎〜九州西岸セーリング(中編①)

2017-07-23 18:05:44 | ヨット

7月16日 

野母崎~福江(五島) 48NM(約86KM)

6:00 野母崎出港

今日も上げ潮に乗り快調なセーリング

洋上の風力発電機 見かけは良いが邪魔でしょうがない。

海保にもやいも取ってもらい一番安全な係留となったが…本航海で2度目の聴取を受けた。海保に指摘されたように船籍港のスッテカーが、兵庫になっていたため沖縄に貼り替え。

後ろには、別の巡視船と長崎県警の船が停泊。これ程安全な係留場所は無い。

長崎からのフェリー

福江港の夕日

 

7月17日

朝の福江港

常夜灯

今でも残る船着場、昔はこの辺りが福江港の中心だったそうだ。

福江城跡、現在は博物館になっている。

この辺りが、一般の外来船が停泊する所らしい。

福江港〜奈良尾港

19NM(約34KM) 

8:30 福江港出港 

 もやが立ち込める。

この方は、福江港で知り合った獣医のヨットオーナー。昨夜は久し振りに福江港の「こんねこんね」で美味いものを食べさせて貰った。気が合ってか、今日は奈良尾港までガイドしてもらう事になった。

 

殉教者を追悼して建てられたマリア像探すが、なかなか見つからず…しかし、神の思召しか、ついに発見!!

岸壁のマリア像が見えた。これからの航海安全祈願をする。すぐ現実のものとなるとは知らず…

 メインセール(主帆)だけを上げて岸壁に接近していたが、そこを離れることになったのでジブセール(前帆)を上げようとした。その時、突然マストを支える6mmのワイヤー製フォアステーがマストTOPで突然断裂。マストはジブハリヤードのロープのみで支えることになった。たまたま風が弱く、波も静かだったのでジブハリヤードも切れることなくすぐ近くの奈良尾港に入港。最もラッキーだったのはヨットを知る同乗者がいたことでった。もし、夜中の荒れた海で同じことが起きたならば、12mのマストがバランスを失って倒れ船自体も転覆する恐れが十分にあった。まさしく、マリア様のおかげで助かったものと信じるしかない。

だらりと垂れ下がったジブファーラーとハリヤード。

 取り敢えず重いジブセールを外し、仮のロープでマストを固定した。

同乗のMさんはフェリーで福江に戻ったので、マストの負担をできる限り緩和するためにあとは自分一人でメインセールとブームを外し甲板に固定した。

断裂したフォアステーとジブセールスイベル

 

 

 ...to be continued.

 

 

 


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