雨飾山から眺めるだけの天狗原山·金山。いつもいつか行きたいと思いながら先延ばしにしていた。その、いつかの山を次の山に、と決めた。
今の時季、林道沿いの紅葉は真っ盛り。林道対岸の山肌も色とりどり。期待を胸に登り始める。

すると、いきなり期待以上の紅葉が展開していた。

登山道はブナの森が広がり、色彩が溢れんばかり。

余りの色鮮やかさに呑み込まれ、歩くペースすら忘れてしまう。

一度森が開ける。まだ紅葉の森はあの先まで続きそうだ。

標高が上がるにつれて色の深みが増してきた。
おそらくブナの黄葉の絶頂の色なのだろう。

水場と記されている場所。落葉のじゅうたんが敷き詰められている。

尾根に近づくと、葉を落としつつある木々を通して朝日が差し込んできた。

窪みを越えてこの先の尾根に取り付く。

朝日がもみじの赤を浮かび上がらせる。この時間ならではの光景。

正面には緩やかな尾根歩きが待っている。

葉を落とした木々越しに雨飾山が見える。残念ながら雨飾山が見えるのはこの近辺のみ。

尾根の西側に廻るので陽が当たらず、ヒンヤリと感じる。

灌木に囲まれたジメジメしたルンゼを登る。

足元の草には霜が降りて白くなっている。

植生は針葉樹に変わってきた。

もう一度、今度は藪の中のルンゼを抜けて行く。

しばらく行くと、唐突に視界が開けた。
澄みわたる青空の下、山容がくっきりと見える。

(続く)
今の時季、林道沿いの紅葉は真っ盛り。林道対岸の山肌も色とりどり。期待を胸に登り始める。

すると、いきなり期待以上の紅葉が展開していた。

登山道はブナの森が広がり、色彩が溢れんばかり。

余りの色鮮やかさに呑み込まれ、歩くペースすら忘れてしまう。

一度森が開ける。まだ紅葉の森はあの先まで続きそうだ。

標高が上がるにつれて色の深みが増してきた。
おそらくブナの黄葉の絶頂の色なのだろう。

水場と記されている場所。落葉のじゅうたんが敷き詰められている。

尾根に近づくと、葉を落としつつある木々を通して朝日が差し込んできた。

窪みを越えてこの先の尾根に取り付く。

朝日がもみじの赤を浮かび上がらせる。この時間ならではの光景。

正面には緩やかな尾根歩きが待っている。

葉を落とした木々越しに雨飾山が見える。残念ながら雨飾山が見えるのはこの近辺のみ。

尾根の西側に廻るので陽が当たらず、ヒンヤリと感じる。

灌木に囲まれたジメジメしたルンゼを登る。

足元の草には霜が降りて白くなっている。

植生は針葉樹に変わってきた。

もう一度、今度は藪の中のルンゼを抜けて行く。

しばらく行くと、唐突に視界が開けた。
澄みわたる青空の下、山容がくっきりと見える。

(続く)