朝、コーヒーを淹れているあいだに、なぜか「わたし、何のために生きているんだろ」という疑問が湧き上がってきた。
もちろん、こういう疑問に答えがあるわけがない。あれこれ考えていると、「あの人はあんなにいろいろ経験してわたしの何倍も生きているのに、わたしときたらチマチマとその日その日を過ごしているだけだ」という考えになってしまう。他人と自分を比較しても何の意味もないことはわかっているはずなのに。
自分を卑下したり、他人をうらやんだりして何になる? 人にはそれぞれ器というものがあり、わたしはわたしの器に従って生きていけばいいはずだ。その器のキャパいっぱいに、ね。
考えても仕方のないこと(つまり、わたしの頭のキャパを超えていること)をいつまでも考えていてはいけない。さあ、さっさと頭を切り替えて、今日一日をなんとか生き延びることにしよう。