昭和は遠くなりにけり この国を愛し、この国を憂う がんばれ日本

昭和21年生まれの頑固者が世相・趣味・想いを語る。日本の素晴らしさをもっと知り、この国に誇りを持って欲しい。

逝きし世の面影で語られる旧き良き日本9

2016-02-14 03:10:19 | 日本の素晴らしさ
さて、こうした日本賛美の声を挙げた対極に”日本に批判的”な声がない訳では勿論ない。それを紹介しないと公平を欠くであろう。
例えば、日本には泥棒や乞食がいない様な賛美の声があった、しかし、そんな事はないのである。仏頂面した庶民はいなかったのか、それもそうではないだろう。

カッテンドーケ「農民は重税を忍ばされている。だから彼らの生活は誠に惨めである。もしそうでないとすれば、日本の農民のごとく勤勉で節倹な百姓が、しかも豊穣な恵まれた国土で働きながら、なぜ貧乏しているのか、その理由が発見できないであろう」

オールコック「(兵庫近くの海岸に上陸して)我々の目にしたわずかばかりの漁村ほど貧しく哀れな様子をしているものはまずなかろう」

イザベラ・バード「(旅行中の新潟県境の山村で)休息できるほど清潔な家はなかった。白くも頭や疥癬やただれた目の子どもたちが溢れていた。女たちは木綿のズボンしか身につけていなかった。一人の女が酔ってフラフラ歩いていた」
*この時、随行した通訳(日本人)は、あなたにこんなものを見られて恥ずかしいと言った事も記録されている。

ミッドフォード(英国公使館の書記官)「私はどうしても日本人が好きになれません。中国人のほうが付き合うにはずっと気持ちのいい国民です」

ボンペ(長崎で病院を開業)「どこの国でも、日本のように天然痘の痕跡のある人の多い国はない」
「午後9時すぎになると、長崎の街頭で見かけるおよそ半分が酔っ払っている」

スミス主教「日本人の最大の悪徳は性的放縦と飲酒だ」

この他に、外国人が日本人から投石を受けたとの記述もいくつかある。中には怪我をした例もあるようだ。しかし、これも個別にはその以前に外国人が狼藉を働いたとかの理由があるらしい。
スミスは宣教師ウィリアムズの住む寺に寄宿したが、そこでウィリアムズが30ドルに相当する財布を盗まれたのを見た。日本人の協力のお陰で犯人は見つかり、金も戻ったが・・・・・・

等々が記録に残っている。
前回述べたように日本が「妖精が棲む・天国・極楽」と表現されようと、日本に犯罪が無いわけでも、悪人がいないわけでもない。もちろん、貧困も不潔さも皆無ではなかったであろう。
大切なのはその”はびこり具合”であって、それを勘案するとやはり日本はよい国に軍配が上がるのだと思う。
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