犬のいる人生 犬のいる暮らしから5 池田晶子さん

2024-01-08 | 書物や映画
今日の池田晶子さんを、ここにあげるのは正直迷いました。結構辛いものがあるのです・・・・・・
池田晶子さん、本誌では文筆家となっておりますがとんでもありません。正確に言えば哲学者です。
私は難しいので読んではおりませんが「14歳からの哲学」とか「絶望を生きる哲学 池田晶子の言葉」などなどを出版されております。
この雑誌に愛犬ダンディーを執筆した時、その一年前にダンディーは亡くなっていたそうです。だから、こんな思い出は泣けてしょうがないので書けないという言葉から始まります。そしてダンディーは息子だったと明言しています。
年度を推し測ってみると、この本の発行が2004年、ダンディーが亡くなったのが一年前ですから2003年、そして悲劇は池田さんが2007年に腎臓ガンで急逝、享年46歳の若さでした。
こんなに美人で頭のよい人が、とてつもない愛犬家が何故に、こんなに若くして亡くならねばならないのか・・・・・・・・
ここに彼女と愛犬の写真を掲示し、謹んで哀悼の誠をささげたく思います。合掌。
 





以下の文章でダンディーをいかに愛していたかがよく分かります。いくつか印象に残る表現を挙げてみれば
息子だったのです。

戦争のような日々、でも私たちは愛し合っていた。

ねえダンちゃん、人生だねえ。

彼は死んだ。私のために生まれてきて、私のために生きた彼は、私の腕の中で死んだ。
それなら、どうして今さら私と彼とが別々になることなんかあるだろう。





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