いよいよ政局が動き出した。政権交代の意義を発揮できる状況を作ろう
首相、一体改革「やり遂げる」=小沢氏「近々解散」―進退めぐり駆け引き・民主
2011年2月21日(月)20:03
菅直人首相は21日の衆院予算委員会で、社会保障と税の一体改革について「何としてもやり遂げねばならない」と述べ、改革案取りまとめに向け政権維持に強い意欲を示した。これに対し、首相の退陣を求め民主党執行部に会派離脱願を提出した若手衆院議員らは都内に構えた事務所に集まり、結束を確認。小沢一郎元代表は自身に近い議員に、衆院解散は近いとの見通しを伝え、準備を促した。首相の進退をめぐり、党内の駆け引きが続いた。
衆院予算委で首相は、自民党の武部勤元幹事長に「まずは景気、雇用を回復させることが喫緊の課題」とも述べた。首相としては、山積する諸課題に取り組む必要性を訴えることで、退陣論を沈静化させたい考え。これに関連し、民主党は同日夕の役員会で、会派離脱願を受理しないことを確認。岡田克也幹事長は、党内に2011年度予算関連法案成立と引き換えに首相退陣もやむを得ないとの声があることを念頭に、「首相を支え切る決意で対応してほしい」と要請した。
一方、小沢氏は21日、自身に近い複数の議員と個別に面会。「首相はいつ何をするか分からない。近々、衆院解散がある」「だいぶ煮詰まってきた。ここ1、2週間が正念場だ」などと述べ、首相は政権運営に行き詰まり解散に打って出るとの見方を示した。会派離脱の動きに関しては「このままではだめだという強い思いがあった」と理解を示した。
また、会派離脱願を出した渡辺浩一郎氏ら約10人は同日昼、今後も定期的に会合を開いていくことで一致。終了後、渡辺氏は予算案と関連法案への対応について「衆院選マニフェスト(政権公約)に基づいて考えていく」と述べ、造反の可能性に改めて言及した。
[時事通信社]
首相、一体改革「やり遂げる」=小沢氏「近々解散」―進退めぐり駆け引き・民主
2011年2月21日(月)20:03
菅直人首相は21日の衆院予算委員会で、社会保障と税の一体改革について「何としてもやり遂げねばならない」と述べ、改革案取りまとめに向け政権維持に強い意欲を示した。これに対し、首相の退陣を求め民主党執行部に会派離脱願を提出した若手衆院議員らは都内に構えた事務所に集まり、結束を確認。小沢一郎元代表は自身に近い議員に、衆院解散は近いとの見通しを伝え、準備を促した。首相の進退をめぐり、党内の駆け引きが続いた。
衆院予算委で首相は、自民党の武部勤元幹事長に「まずは景気、雇用を回復させることが喫緊の課題」とも述べた。首相としては、山積する諸課題に取り組む必要性を訴えることで、退陣論を沈静化させたい考え。これに関連し、民主党は同日夕の役員会で、会派離脱願を受理しないことを確認。岡田克也幹事長は、党内に2011年度予算関連法案成立と引き換えに首相退陣もやむを得ないとの声があることを念頭に、「首相を支え切る決意で対応してほしい」と要請した。
一方、小沢氏は21日、自身に近い複数の議員と個別に面会。「首相はいつ何をするか分からない。近々、衆院解散がある」「だいぶ煮詰まってきた。ここ1、2週間が正念場だ」などと述べ、首相は政権運営に行き詰まり解散に打って出るとの見方を示した。会派離脱の動きに関しては「このままではだめだという強い思いがあった」と理解を示した。
また、会派離脱願を出した渡辺浩一郎氏ら約10人は同日昼、今後も定期的に会合を開いていくことで一致。終了後、渡辺氏は予算案と関連法案への対応について「衆院選マニフェスト(政権公約)に基づいて考えていく」と述べ、造反の可能性に改めて言及した。
[時事通信社]