オバマ大統領は、就任後初めて中東情勢に言及し、多くの死者を出したパレスチナ自治区ガザへの攻撃を批判することなく、イスラエルを支持する姿勢を鮮明にしました。
「はっきり言います。アメリカはイスラエルの安全にコミットします。脅威に対するイスラエルの自衛権を支持します」(オバマ大統領)
オバマ大統領は22日、中東特使にミッチェル元上院議員を、アフガニスタン・パキスタン特使にホルブルック元国連大使を任命しました。国際問題の解決で実績のある2人を起用することで、中東と南アジアを外交の最重要課題とする姿勢を示したものです。
就任まで発言を控えてきた中東情勢については、イスラエルに対し「自衛権を支持する」と明言する一方で、パレスチナ側に対しては対イスラエル強硬派ハマスにロケット攻撃をやめるよう要求しました。
ガザ地区の人道状況には懸念を示したものの、多くの死者を出したイスラエルの攻撃を批判する言葉はなく、これまでイスラエル寄りの姿勢を取り続けてきたアメリカの方針に、新政権でも大きな転換がないことを伺わせました。(23日09:10)
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ガザのアブデルワーヘド教授のメール(その38)に、親族
50名を殺されたアル=サンモーニー家のことが書かれていました。
1月19日付け英国のガーディアン紙に、「粉塵と死の只中で;戦争の恐怖を
証言する一家族の物語」と題して、この一族を襲った悲劇が、より詳細かつ
具体的に掲載されています。
http://www.guardian.co.uk/world/2009/jan/20/gaza-israel-samouni-family
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「国際連帯運動」の活動に参加していた清末愛砂さんのメールを転載します。
「停戦」、あるいは「一方的」という言葉は何を指すのか。
ガザ住民を一方的に責め続け、生身の身体をミサイルで粉々にし、生活空間を破壊しつくし、これ以上の血と涙が出ないほど惨い攻撃をしたあとに、イスラエルは何一つ譲歩せず、「一方的停戦」を勝手に宣言。その内容とは、イスラエル軍が「停戦」の名のもとで、ガザに地上軍を残すというもの。こんなもの、許されるはずがない。殺人マシーンがそのまま居残るということなど。 . . . Read more