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どうぞ良いお年をお迎えください。
パリ協定(COP21)では産業革命(1850年)以前と比較して、地球の平均気温の上昇を2℃より十分低い1.5℃に抑える努力を目標としておりましたが、残念ながら今年、努力目標の上限値に達してしまったとのことです。
CO2 の25倍の温室効果があるメタンガス、そのメタンガスの大気中濃度が産業活動により上昇していると、世界各国の気候に関連した研究機関や監視団体が警鐘を鳴らしています。
石油や天然ガスの生産過程でメタンガスが大気放出されており、その生産設備がスーパーエミッターとなっているとのことです。日本も大量の石油や天然ガスを輸入しており無関係ではありません。
また、カーボンクレジットも機能していないことが多々あるようで、企業がグリーンウォッシングの批判に晒され対応に苦慮しているようです。
危機的状況下にあるにも関わらず、何時まで経っても経済最優先のエコノミックアニマルであることに変わりはないようです。この汚名を返上できなければ、恐らく来年の地球の平均気温上昇は良くて1.5℃を維持、最悪の場合はそれを上回ってしまい約束を守れなくなる可能性もあります。それどころか2℃に達してしまうのも時間の問題なのかも知れません。
追記:米大統領就任初日に化石燃料を増産し、「パリ協定」から離脱するとのことです…。
今月初めにお袋の一周忌法事を終えた一週間後に親父が永眠しました。お袋が迎えに来たのかも知れません。お袋が他界してからは気落ちしたようで寝たきりとなっておりましたが、昼夜を問わずの徘徊が皆無となったため介護は以前よりも楽になっていました。
両親の訪問診療をお願いしていた医師が、こんなことを仰っておりました。
「100%で介護をするな! 共倒れになる。そしてそれには必ず終わりがくる。」
医療や介護の現場でも人手不足が深刻化しているようです。私が認知症で要介護となる頃には、介護の現場にもAIやロボット等の最先端技術が導入されているかも知れません。もしかすると認知症を治療するためDNAの組み換え技術の導入や薬剤等の投与だけではなく、補正回路のようなチップを脳内に埋め込み、進行してしまった症状を抑制するようになっている...ロボトミー手術を彷彿とさせるような。
長い夏が終わると雨の日が多くなり、過ごし易い秋晴の日は数えるほどしかありません。既に秋雨前線は消失し日本列島は高気圧に覆われていますが、3日間に渡って雨が降り続いています。これも海洋熱波のなせる業なのでしょうか?
ここ数年、11月に手がかじかむほどの真冬並みの寒さとなったかと思えば、真冬の1月に最高気温が21℃を超える暑さとなったりと、気候がクラッシュしてしまっているというのが実感です。
地球規模で多発する気象災害、急激な気候変動という生易しいものではなく、気候崩壊という危険領域に足を踏み入れてしまったのでは…。
ブラジルを襲っている干ばつと熱波、アマゾン川は観測史上最低の水位を記録しているとのことです。アマゾン熱帯雨林やパンタナル湿原(世界遺産)などでは森林火災が多発し、被害は深刻でブラジル国立アマゾン研究所の気象学者は、「このような状況が続けばパンタナル湿原は消滅してしまういう」という研究結果を公表しています。森林火災の原因の多くは開発を目的としたものだそうです。
パンタナル湿原のオオアルマジロ研究者の言葉が再び脳裏を過ります。「全世界的に生物多様性の未来はない。」 残念ながら同研究者の予言通りなっているようです。
人間の欲望が地球規模の広範囲で自然環境を消失させ、多くの動植物を絶滅に追いやっています。
暦の上では既に“涼風の候”或いは“爽秋の候”といった時候なのですが、地球沸騰化の暑い夏はまだまだ終わらないようです。
追記:「暑い夏はまだまだ終わらない」と書き込みましたが、週末辺りから寒気が南下するのと秋雨前線の影響で雨が降り、久々に少し涼しくなる予報です。
朝焼けに洋上の雲が染められて綺麗な景色となっていますが、台風10号の影響で大きなウネリが打寄せ海は時化ています。
海面水温の極端な高温が続く現象を“海洋熱波”と云い、この現象が日本の周辺海域で発生しているそうです。
八丈島でも年間の最高水温は過去の記録を上回る数値とはなっていないものの、冬期の水温があまり低下しなくなったことや冷水塊の影響を受けなくなったことにより、年間の平均水温が上昇しているといった感じで海洋熱波現象を実感できます。
海洋熱波は大量の水蒸気を発生させ更なる温室効果や、台風へのエネルギー供給源などにもなっているとのことです。また、長期に渡る海水温の上昇は海洋生物などにも深刻な影響を与えてしまっているようです。甚大な被害を及ぼす自然災害の途方もない熱エネルギー源となってしまっている日本周辺海域、今後、起こるであろう自然災害のことを考えると恐ろしくなってきますよ。
今年の夏は日本各地で最高気温の記録を更新しているところが多くなっているようです。八丈島も御多分に漏れず7月30日に35.5℃を記録しました。これは気象庁が八丈島で1906年から気象観測を開始して以来、最高の数値となってしまいました。異常な夏です。これまで太平洋上に浮かぶ離島である八丈島は、周りを海に囲まれているため35℃以上になることはありませんでした。離島の夏の気温も安全ではなくなってきているようです。これからも危険な酷暑となる地域が増加していくのでしょうね。
“夏全開!”にも程があるよ…。
畑で自然に発芽したトマトの芽を発見したため植え替える場所を探そうとしていると、曇天の空から白いものが舞い降りてきました。見上げると沢山の雪が降ってきており、あっという間に見通しが効かなくなり辺り一面、雪景色。
「真夏に雪かよ、とうとう異常気象もここまで来てしまったか。」と思いつつ雪の降りしきる中、寒さも感じずに唯々茫然と立ち尽くしてしまいました。
…という夢を見ました。日本だけではなく世界各地からの温暖化による気象災害のニュースに、毎日のように接していたため、このような夢を見たのかも知れません。
このようなことが正夢となりませんようにと、切に願うばかりです。
今年は梅雨前線が日本列島上空に停滞気味のため、九州から東北にかけて豪雨災害をもたらしているようです。これが去年のように台風が発生していたら、梅雨前線を刺激してより一層被害を拡大させていたかも知れませんね。八丈島は梅雨前線から離れているため、曇天続きであるものの殆ど雨が降っていません。昨夜、停滞気味だった前線が南下したため久々にまとまった雨となりました。また、梅雨入り後に強めの南西の風が吹き続けているため、島西岸は時化気味の海況が続いています。このような梅雨の気象状況は記憶にないです。近年、ニュースや情報番組で「長年、この地域に住んでいるがこんな災害は初めての経験だ。」という被災者の言葉もよく耳にするようになりました。
温暖化の影響は既に農業や漁業にも深刻なダメージを及ぼしており、食糧危機も温暖化の急激な温度上昇の曲線に比例して、あっという間にやって来るのかも知れません。農業では栽培品種の変更など、漁業では対象魚種の変更などが検討されているようですが、現状に追い付いていないのが現実のようです。対応には経費もかかるでしょうし温暖化の進行が想定よりも早く進めば、全てが水泡に帰する可能性もあるかも知れませんよね。食料自給率の低い日本はどうなってしまうのでしょう。
既に後戻りできない危険な領域に足を踏み入れてしまったのかな?