※本ブログ記事は、2016年末より新ブログに引越し中です。よろしかったらそちらも読んでみてください↓
「キーボーディスト、脱初心者を目指す <http://kblovers.jp/>」
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食品サンプルの前で立ち止まって去っていく中年男性がいたら多分僕ですAndyです。
ピアノを始めるきっかけというのは人それぞれで、半ば強制的に教室に通わされたりとか、
好きな曲を自分で弾いてみたいとか、ついでにモテたいとか。。
色々ですよね。
でもって僕の場合は、「ショパンが弾きたい」というのがそもそもの動機でした。
20歳もとうに過ぎて、ピアノ教室に通うわけでもなくちゃんとした生ピアノを
買ったわけでもないのに、何故かいきなりショパン。。
当時は「幻想即興曲」とか「子犬のワルツ」とか「雨だれ」とか弾けたらなーと思ってました。
特に「別れの曲」だったら、素敵な割に比較的簡単なんじゃね?などと。。
「別れの曲」はCXのTVドラマ『101回目のプロポーズ』で挿入歌として使われたことも
あって非常に有名ですね。同ドラマでは西村由紀江さんが簡単にアレンジした同曲が
流れてたりして、初心者ながら弾きやすそうと感じました。のちに楽譜も買いました。
でもって早速練習開始です。楽譜の読み方は友達に習ったし、鍵盤は買ったばかりのシンセで。
とりあえず全ての音符の上に音名(ドレミとか)を書いていきます。時間はかかるかもしれないけど、
絶対にこの1曲はものにしてやる!
とまあ最初は意気込んでいたのですが、当然ながら色々な壁にぶつかります。
まず、61鍵盤では楽譜通りに弾けない。それでも初心者なりに工夫して
(→低音部のオクターブを省略などして)何とか先に進みます。
でもって3か月もやってると次第に飽きてきます。
そもそも1曲だけで変化にも乏しいし、ちょっと練習に間が空くとすっかり忘れてしまったりして、
同じところを繰り返し。。新しい部分に進むと多少楽しいのですが、
過去の反復練習は地味で退屈です。
そんなわけで数か月もするとショパンは諦め、バンド用の曲に専念するようになりました。
今でもドビュッシーやショパン、モーツァルトなどの本格的なクラシックピアノ曲を
弾けるようになりたいと思っていますが、長大で難しい楽譜を見ると気後れしてしまいます。
だったら簡単なアレンジの楽譜や、短い小品のを選べばいいのだけど、今さら、ねぇ。。
今思い付いたのだけど、サティから始めればよかったな!
これからピアノを始めたいという人で、特に弾きたい曲が決まってない人は、
サティの「ジムノペディ」「グノシエンヌ」あたりをおすすめします。
運指は簡単ですが響きがオサレですね。