たらたらたらり。

ビンボー症で花粉症(ぼ)のお気楽日誌。身元がバレても気にしない。分かった方も暖かくスルーで☆

GMTでDEMのおえかき

2010年07月11日 06時45分16秒 | MacとかUNIXとか
地図に段彩(色塗り)をつけるときの標高データ、これまでは
「人からいただく」「Webで拾う」などで凌いできたので、
いい加減、自力で賄わなくては‥と思った次第。
で、標高データによくある「DEM」形式のデータを、
使い慣れた「GMT」で使えるように加工して絵を描くまでのメモ。

全国をカバーできる範囲&妥当な解像度をめざして、
USGS-Elevation Productsの、GTOPO30(約1kmメッシュ)を使うことに。
(ダウンロードは国土地理院のGTOPO30ミラーサイトから)

日本列島全体を描こうとすると、
e100n40, e100n90, e140nr0, e140n90
4領域のデータが必要。それぞれダウンロードして解凍する。
使うのは、それぞれのフォルダにある.DEM ファイル。

この .DEM を、GMTで使える.grdファイルに変換するのに、
gdalのコマンドを使いました。

(gdalは、何も考えずにFinkで落としてきた)

4つの .DEMファイルを、GMT用の .grdファイルに変換!
※DLした4つのフォルダを置いてある階層(=.demファイルの1つ上)から実行
gdal_translate -of GMT e100n40/E100N40.dem sw.grd
gdal_translate -of GMT e100n90/E100N90.dem nw.grd
gdal_translate -of GMT e140n40/E140N40.dem se.grd
gdal_translate -of GMT e140n90/E140N90.dem ne.grd

4つの.grdファイルをマージする。
ここで使うのは、GMTの中のgrdpasteコマンド。これも初めて使った…

grdpaste nw.grd ne.grd -Gn.grd
grdpaste sw.grd se.grd -Gs.grd
grdpaste n.grd s.grd -Ggtopo30.grd

あとは、色塗り用の陰影ファイルを作ったり、
grdgradient gtopo30.grd -Ggtopo-i.grd -Ne0.5 -A0/270 -M
cptファイルを作ったり、で、
完成!  ←クリックすると拡大


「関東地方」ぐらいのスケールになると粗く見えてしまうので、
NOAA-SRTM (Version 2)(3秒≒90mメッシュ)あたりも使いたいなあ。
あと、pscoastの海岸線も残念なので、せめて日本の分は
国土数値情報でどうにかしたいなあ。
その辺は、追い追いtry(予定)。


いろいろいじってるうちに無駄に完徹。。。
W杯の3位決定戦、放送あれば見られたのに…何故スカパー。
でも同点、同点、、の展開を、野口聡一さんが
アメリカからTwitterで実況してくれていた
ドイツとパウル君おめでとう!

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