どうも。カリスマ性はないけど、家庭的な面は結構ある、高橋有宇です。
明日で東日本大震災から5年が経ちます。
例え被災していなくとも、あの日の事を忘れる日本人はいないでしょう。
3月11日、金曜日でした。職場で農家さんと認定農業者更新の話をしていました。
そこに、今までに体感した事のない揺れ。被害のなかった北海道の内陸部でさえ、えも言われぬ恐怖を感じ、何かとてつもない地震であると直感しました。
そしてTVに流れる信じられない映像……。仕事が手に付きませんでした。
思い出せば今でも涙が出ます。が、実際に被災された方の心境・辛苦は、僕には到底理解出来るものではないでしょう。
太平洋戦争と同じ様に、日本人が忘れてはならない、今後の教訓にして行かなければならない災害です。
東北地方の復興スピードアップ、避難生活・仮設住宅生活を送る方が望む生活に復帰し、地域が活気に溢れ、皆がいち早く豊かで幸せな気持ちになれる様に、政府も、自治体も、それぞれが連携して更に更に頑張って欲しいと思います。
近代日本で最大の地震でした。そして、原発も被害を受けました。
原発の再開は、とてもあの地震を経験した者が考える策とは思えません。
どうしても原発関係者・電力業者・政府等の利権・既得権益がそうさせているのではないかと思って仕舞います。
想定外の地震が来ても、想定外の津波が来ても、想定外の隕石が落ちて来ても、想定外のテロが起きても、想定外の地割れが起きても、想定外の某国のミサイルが落ちて来ても、耐え得るのでしょうか?
自然の驚異、人間が立ち向かうには限界があるのは理解出来る筈です。ここ最近は、しょっちゅう「異常気象」と言う言葉を聞きます。果たして本当に「異常」なのでしょうか?温暖化温暖化が叫ばれるが、現代よりも温暖だった時代も多いのです。気温にしても、様々な気象現象にしても、しっかりと記録が残っているのは、長い地球の歴史の中でたったの100年200年です。今の大陸は、元々1つの大陸が分裂して形成されたと言う様な説がある様に、余りにも劇的な変動をして来ているのが地球です。これからだって何があるか分かりません。
それが1つの事故でとんでもない災害を引き起こす可能性がある原子力発電所を、今でも人がコントロールしきれない、手に余る原子力を、あの災害からたったの4年5年で容易に再開出来るなんてのは、とても信じられません。
その点、今回大津地裁で出された高浜原発の運転差し止めは、至極当然の判断だと思います。
費用が、電気代が高くなるとか言いますが、結局目先の損得しか考えていない。国家百年の計と言いますが、国家に限らず、身の周りの事でも、普段の仕事でも先を良く良く考えてやらないといけないのではないでしょうか?