※1日目はコチラ※
2015年8月23日(日) 03:00起床。
夜中(といっても22:00頃)にトイレに起きて外に出てみると、
満天の星空が広がって眼下には雲海もできていて、
これは明日は晴れに違いないと安心して眠りにつきましたが、
03:00に起きてテントの外を覗いてみると、辺りは霧に包まれていました。
身支度をしてテントの中でお湯を沸かして朝食を取ります。
母と妹はカップ麺。私はまだ食欲がなかったので温かいお茶だけ飲んで、
テニスの錦織選手のように、行動中にウィダーを一口ずつしょっちゅう食べる戦法を取りました。
テントを撤収して、04:25に薬師峠を出発
写真の光は月ではなく他の登山者のヘッデンです。
皆さんロングコースに向かうようで、朝が早かったです。
闇の中に黒部五郎が浮かび上がってきました。
段々明るくなる空。
稜線もくっきりと浮かび上がって、
昨日土砂降りの中頑張って登ってきた甲斐がありました
しかし黒部五郎はここから見ると遠いですね
今日のルートの中間地点なのにまだはるか先に見えます。
ズームすると槍の穂先も見えました
04:51に太郎平小屋に到着
綺麗と評判のトイレをお借りして、ヘッデンも不要になったのでしまいます。
朝の静寂に包まれた世界。
鼻歌を歌いながらスキップしたくなるような木道を進みます。
左手には雲ノ平に向かう登山者、右手には雲海。
正面の小高いピークが本日1座目の北ノ俣岳です。
段々東の空が輝いてきました。
池塘も輝いて。
赤やオレンジに染まった雲もいい感じ
05:37にご来光
チングルマも輝いて。
ヤマテンの「登山日和」という予報通りの上天気です
(でも太郎平小屋で最新情報を確認したら、今日は曇り時々晴れらしいですが。。。)
少しずつ高度を上げて。
後から来る身軽な方々にどんどん先を越されます。
・・・やっぱりベースキャンプで空身ピストンにするべきだったかも
まあでも私の高山病も無事おさまったのでこのまま先に向かいます。
チングルマがそこかしこに。
花の時期にもう一度来たくなるほどの数でした。
眼下には白いお花畑が広がっています。
この時期なのでもうお花は終わっているだろうと思いきや、
秋の花を中心に色々咲いていて、
珍しいウサギギクの群落までありました
いつも大抵2~3輪ポツポツと咲いているだけなのに、
これだけの量が集まるとさらにかわいく見えます
ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマリンドウ。
そして、06:58にガスガスの北ノ俣岳@2,662mに到着
ここまでほぼコースタイム通りです。
ザックを下ろして小休止。行動食でエネルギーを補給します。
皆さん水分補給程度ですぐ出発して行くので、
気づいたら山頂には私たち3人だけになっていました。
10分ほど休憩して出発。
たまにガスが流れて眼下に黒部源流エリアが見えたり。
黙々と進んで07:54に本日2座目の赤木岳を通過。
ライチョウが多いとのことで、このガスなら絶対会えるはず
いそうな気配がするのに姿が見えないと思っていたら・・・
先行者がカメラを構える先を見たらライチョウの群れを発見
母鳥とヒナが4羽、身を寄せ合っていました。
見るもんも見たし、ずんずん先に進んで行くと、
段々青空が広がって、薬師のほぼ全体が見えてきました
アップダウンを繰り返して進みます。
東の方は大分晴れているようです。
ずんずんと高度を上げて。
ちょっとずつ視界が広がっていきます
しかしちっとも次のチェックポイントの中俣乗越の標識が出てこないな~
と思いつつ、何組かのパーティーと前後しながら稜線を進みます。
黒部五郎の肩はもうすぐかな?
ザレ場が多くなってきて、
程なくして10:04に黒部五郎岳の肩に到着
いつの間にかコースタイムより大分遅れていますが(山頂に10:00頃着予定)、
私たちより荷物の軽い人たちとずっと同じようなペースで来たので、
これはコースタイムの方がちょっときつめの設定のようです。。。
岩場にザックを下ろして昼食タイム
パンを食べながらカールを見下ろします。
山頂の方は白いけど、カールがこれだけ見えてれば十分
ガスの流れも速いし、もしかしたら山頂で奇跡的に一瞬晴れてくれるかも?
ということで10分ほど休憩したら、
空身で山頂を目指します。
ガレ場を進んで、
10:32に今回の山行の目的地、標高2,840mの黒部五郎岳に登頂です
・・・まわりは真っ白だけど
交代で記念撮影をしたら、何も見えないしそそくさと山頂を後にします。
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