針ノ木岳周回登山 2015.9.20(sun)-22(tue)
【データ】 |
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標高: |
2,821m |
ルート: |
1日目:柏原新道登山口~種池山荘 |
標高差: |
1,491m(累積:+2,342m、-2,342m) |
歩行距離: |
約20km(歩数:約39,800歩/約2,200kcal消費) |
歩行時間: |
1日目:約3.5時間(11:36出発、15:10到着) |
アクセス: |
JR信濃大町駅からタクシーで柏原新道登山口へ(約30分、6,400円)。 |
【行程】
久しぶりに大型連休となった今年のシルバーウィーク。
大型だけに、どこの山もきっとものすごい数の登山者が押し寄せるだろう
ということで、色々検討した結果、マイナーな針ノ木岳周回コースを選択しました。
これが大正解で、連休とは思えない静かな山旅を満喫できました
小屋は絶対に混むので当然テント泊で。
前回の黒部五郎でテン泊縦走は懲りたはずでしたが、
荷物の軽量化を量って、行程もたっぷり余裕を持たせれば
あんなにキツイことにはならないだろうということで、思い切って決行しました。
若干ガスったものの、奇跡的に雨具を使用することなく、
3日間ともお天気に恵まれ、さらに例年より早めの紅葉も楽しむことができました
標高グラフはこのとおり。
初日と3日目は標高差1,000mレベルですが、
2日目はアップダウン多めなものの快適な稜線漫歩コース
思ったよりアップダウンはきつかったですが(特にスバリ岳~針ノ木岳)、
久しぶりにアミノバイタルでドーピングしたら効果覿面
扇沢起点の周回コース。
種池山荘から先は未踏ゾーンでしたが、ちょっとした岩登りの要素もあったり、
大展望を楽しめたりと盛りだくさんなコースでした
2015年9月20日(日)
自宅を06:00過ぎに出発し、八王子07:29発のスーパーあずさ1号に乗車。
さすが大型連休前半で、乗車前から自由席は乗り切れない可能性があるので、
本日に限りグリーン車を除くすべての車両のデッキと通路を開放する、とのアナウンスが
実は今回はちょっと電車の予約が遅れて、
切符を取ろうとしたら既に指定席が満席だったので、
奮発してグリーン車を予約していましたが、差額は大したことないし(2人で約3,000円)
荷物棚はたくさん使えるし、座席の感覚も広いし、
テン泊装備での山旅には最適だということを実感しました
グリーン車もほぼ満席でしたが、終点の松本到着までに9割のお客さんが下車していました。
松本からは、大混雑の大糸線に乗り換え。
私たちは運よく座席を確保することができましたが、
車内はさながら通勤電車のような混雑でした。
途中の穂高で多くの乗客が下りて、終点の信濃大町までは快適な旅になりました。
すかさずおにぎりでエネルギーチャージをします
終点信濃大町には10:48の定刻よりちょっと遅れて到着。
バスまで少し時間が空くので、ちょっとでも早く種池に着けるようタクシーを使います。
連休の人出でタクシーが出払っていたら困るので、タクシーを予約しておきましたが、
殆どの人がバスに並んだのでタクシーは何台も待っていました。予約は不要だったようです
予約時に行き先は伝えてあったので乗車後はスムーズ。
しかし、扇沢より大分手前でマイカーの臨時駐車場誘導渋滞につかまってしまい、
想定外に時間がかかってしまいました
タクシーを飛ばしてくれれば30分もかからずに到着できるかも、
と思っていましたが、結局柏原新道登山口に到着したのは11:30過ぎでした。
急いで身支度を済ませて11:36に登山口を出発
因みに手前の登山指導所はこの時間無人なので、
登山届は写真奥に見えているポストに投函して行きます。
この日の目的地種池山荘までは、人気の鹿島槍コースとかぶっているので
種池泊まりの人も相当多いはず。
到着が遅れるとテン場がいっぱいでテントを張れない恐れがあったので、
今回も母が自分のペースで先にテン場に向かい、
私は写真を撮りつつ後から追うという戦法に出ました。
ただ、私としても種池名物ピザ祭りのために早く到着したい、
という思いがあったのでいつもよりかなり頑張って早めのペースで進みます。
このピザ祭り、登山前日に種池の最新情報ゲットのために
サイトをチェックしていて初めて知ったのですが、
提供時間までは書いていなかったので、きっと外来メニュー提供と同じだろうと思い、
15:00頃の到着を目指して頑張りました
標高を上げるにつれ、だんだん秋の気配。
しかし、この日は晴れ予報のはずが、分厚い雲に覆われて空はどんより模様。。。
まあ涼しくていいか、とプラスにとらえて進みます。
綺麗な色づき。ガスってるのが残念
標高差1,000m超ですが、傾斜は割と緩やかな部分が多くてとても歩きやすい道。
前回ここを登った時はキレット小屋が目的地だったので意図的に体力温存のため
ペースは抑えめにして登りましたが、今回はフルパワーで進みます
大分疲れも出てきたところで雲を突き抜けました
青空と紅葉、そして明日進む稜線も見え始め、一気にテンションUP
ピザも待ってることだし、また気合を入れなおして先に進みます。
一方その頃。母は一足先に小屋に到着し(14:33)、
ギリギリでテン場を確保して宿泊受付中でした。
あ、なんか青空出てきた
自然と歩みが早くなります。
そして、ガスのベール越しに美しい紅葉がお目見え
予想以上に色づきが良さそうです。
麓から分厚い雲を見上げて、天気予報嘘ばっかじゃん
と思いましたが、稜線はずっとこんなに晴れてたんですね。
ガスが抜けて、こんなに美しい紅葉ロードが続きます
小屋まであと少し
でも紅葉が見事でなかなか先に進めません
針ノ木方面も分厚い雲が押し寄せていますが稜線チラ見え状態。
これはこれで迫力があって良いですね
ようやく小屋が見えて、15:10に大勢の人で賑わう種池山荘前に到着
ヘナチョコな私でも、テン泊装備でコースタイムを上回るペースで歩けました
ピザのためなら頑張れる
ちょうどテン場から水汲みにやってきた母と合流し、
無事寝床を確保できたとの報告を受け、まずはザックをテン場に下ろしに行きます。
頑張ったご褒美の風景
テン場に着くと、既に満杯の状態
ちょうど途中から前後して種池に向かっていて、
最後の方ではテン場確保ダッシュで先に進まれたご夫婦とすれ違い、
「もうテント張れませんよ」と教えていただきましたが、
私は母が先にテントを張っておいてくれたおかげで無事テン泊できました
お二人は小屋泊まりを余儀なくされたようです。。。
公式サイトでは20張りという狭いテン場ですが、
我が家の受付番号が38で、この日は最終的には42張りほどになっていた模様。
さて、ザックを下ろしてピザを買いに小屋に戻ります
しかし、小屋前でピザを食べている人が見当たらず、
不安になりながら小屋の中に入ると・・・
ピザ祭り、既に終了してました
営業時間は10:00-13:00だけだそうです。。。
これは小屋泊まりの客は食べられないじゃないか
ピザのためにこんなに頑張ったのに、とてもショックでした
仕方ないのでそのまま爺ヶ岳方面までプラプラ散歩しようとしましたが、
ガスだらけだし、お腹も空いたしでテントに戻ります。
おやつを食べてちょっと休憩してから早めの夕飯タイム
今宵のメニューは、冷凍して持ってきたおでんと、
コンビニ惣菜の春雨サラダ。(+朝買っておいた権兵衛のおむすび。)
おでんはジップロックに入れておいて、湯煎にしましたがうまく温まりました
これだとお鍋も汚さずに済むし、今後もこの戦法は使おうと思います。
春雨サラダも程よい酸味が効いて山にピッタリ
権兵衛のおむすびは・・・正直コンビニのおにぎりの方が美味しいかな
あれはできたてを食べないとダメなようです。。。
テン場から一瞬見えた爺ヶ岳。
因みに外トイレの入り口からは、目の前に鹿島槍も見えました
周りがまだ賑やかな中、明日に備えて18:00頃就寝です
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