信じられないことだが、一国の総理大臣が就任後一年、しかもふたり続けて自らの職責を放り投げた。開いた口がふさがらない。
以下は昨年の同時期、安倍首相の政権投げだしについて書いたブログである。ちょうど一年後、まるで悪夢のように同じことが繰り返されている!まさにデジャヴである。
■安倍首相のトンデモ無責任の政権放り投げ
◆青山貞一:取り沙汰される安倍首相辞任の別のわけ!?
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col10057.html
◆青山貞一:唖然・呆然、安倍首相のトンデモ無責任、辞任劇
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col10056.html
◆青山貞一:1年弱で農相4名、防衛相3名の異常
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col10091.html
この間、福田首相は国民生活や外交的に重要な政策、施策の多くに自らのリーダーシップを発揮することなく、先送りしてきた。社会保険庁問題、後期高齢者社会保険制度、防衛省汚職問題、日雇派遣問題、ガソリン暫定税率問題に象徴されるように、国民の生活に密接に関係する問題に自公政治はまったくまともに応えてこなかった。
福田内閣は、小泉、安倍以上に霞ヶ関をコントロールできず、官僚天国は一層拡大し、格差社会は一段と悪化している。そのなかで、格差社会の拡大のように、まさに正直者が馬鹿を見る最悪の社会となっている。福田内閣は小泉政権時代の悪弊を引きづりながら、さらに政官業癒着による既得権益政治にもまともに対応しない、果ては選挙目当てに公明党の党利党略に乗ってその場限りのバラマキ政治をはじめた。
そもそも、断末魔で超無責任政治で日本社会を奈落の底に陥れている、自民党は小泉純一郎が郵政民営化という「情報操作による世論誘導」によって衆院を解散し得た巨大議席を悪用し、その後何年もやりたい放題をしている。
自民党の無責任のやりたい放題を援護しているのは、いうまでもなく大マスコミである。小泉流の劇場政治にまんまと大マスメディアが引っかかり、のせられ政治の本質とまったくかけ離れたところで有権者が総動員させられたのだ。
百歩譲って郵政民営化というシングル・イッシューで大議席を獲得したとして、その後の参議院議員選挙で国民は、すぐさま自民党の三百代言、詐欺師紛いの政治に明確にノーを突きつけた。しかし、傲慢きわまりない自公は、暴挙とハレンチに明確のノーという答えを明確に示している。
にもかかわらず、本来有権者が選択した結果としてのネジレ現象を自民党は自分たちの無責任で先送り政治が原因であるのに、あたかも民主党など野党が何でも反対して何も決まらないかのごとく喧伝、ここでも大マスコミは、民主主義そのものをまったく理解せず、断末魔の自民党政権による不作為によって起きているさまざまな問題をネジレのせいにする報道を繰り返した。
民主主義国家であれば、「ネジレ」は審議を深め、政権政党の暴走を食い止めるために必要な面も多々ある。もちろん、政権交代が理想だが、「ネジレ」はそこへの過渡現象としての登竜門であるはずだ。
以下は、参議院選挙後に書いた私のブログである。
■与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col10100.html
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ①参院発の法案
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ②安部総理の誤算
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ③テロ特措法問題
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ④「脱」利権構造
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ⑤実質、政権交代!?
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ⑥解釈改憲の芽を潰せ
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ⑦情報格差の解消を
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ⑧国政調査権の徹底活用
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ⑨産党選挙区候補半減
元はと言えば、本来、シングル・イッシューである郵政民営化選挙を大メディアを利用し、情報操作による世論誘導で得た議席を背景に、その後、やりたい放題、無責任を繰り返してきたことが問題の本質であるのに、何ら正当性と正当性のいずれもない安倍、福田の2代つづく総理のたらい回しを批判することなく自民党のマスコミ誘導に乗り続けてきたのである。
安倍も福田ももともと何ら国民の洗礼を受けていない、すなわち正当性も正統性もない政権であり、しかも、安倍や福田は小泉の路線を継承しているわけでないのに、その政権のすることを国民の立場から本質的に批判してこなかったのである。
本来、当然のこととして衆院を解散し、民意を問うのが憲政の常道である。衆院を解散すれば負けるに決まっている。
永年、政権の座にいたことで骨身にしみた政権の座にいることによるうま味を手放したくない、だから降りたくないという党内事情だけで、この間、小泉の残存任期を安倍、福田と政権が繋いできた。その形式的な残存任期のなかで、国民生活を破壊する支離滅裂、支離滅裂政治をまともに批判せず、政府・自公政権の広報を垂れ流しているマスコミは何らマスコミに値しない。
腐っても鯛という日本語があるが、今の自民党はただ腐っているだけだ。既得権益にしがみつき、既成事実をつみあげるだけで、何ら国民の負託に応えていない。世論操作、マスコミ操作術に長けた自民党が、いいようにマスコミを利用し、世論を誘導しているのである。
自民党政治家の52%が二世、三世議員であるというデータがあるという。何も努力せず、親の地盤、看板などで国会議員となり、大臣となり、総理大臣となっている。その傾向はまったく改善されるどころか悪化している。
事実、以下にあるように、小泉→安倍→福田の3首相はいずれも二世であり、もし、麻生が首相となれば、これまた二世議員である。
麻生太賀吉 → 麻生太郎
福田赳夫 ・福田宏一 → 福田康夫
安倍寛 → 安倍晋太郎 → 安倍晋三
小泉又次郎 → 小泉純也 → 小泉純一郎
■自民党は二世、三世議員が半分を占める!?
◆青山貞一:「二世」「三世」議員
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col4430.html
◆青山貞一:大マスコミが書かない二、三世議員総理たらい回し
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col7430.html
◆青山貞一:大マスコミが書かない二世、三世議員による総理たらい回し(2)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7430.html
私はこの「独立系メディア」で何度と指摘、批判してきたが、親の七光りの無能で無責任のボンボン議員が次々に舞台に現れては消えてゆく様は、あまりにも異常である。にもかかわらず大マスコミは、それを視聴率稼ぎになるとはやし立てているのは無様を通り越し、犯罪的ですらある。
歴史的見ると、直接民主主義から間接民主主義に移行したあと、民主制度における「議員」は選挙ではなく「抽選」であったそうだ。来年から始まる市民裁判員制度の裁判員の選定は「抽選」をとっている。
それがいつしか選挙になったのだが、日本では国会議員、とくに自民党議員の多くは世襲となった。世襲は「抽選」から最もほど遠いものだ。ここにも自民政治の民主主義の大きな誤解というか、はき違いがある!
本来、当然のこととして衆院を解散し、民意を問うべきである。さらに、政権交代すべきである。もちろん、民主党には第二自民党的な課題をたくさんもっており、お政治にもまともな政党とは言えない。だからといって、いつまでも無責任で無能な自民党政治を一旦やめさせることが日本社会の蘇生、再生には不可欠だ。
◆青山貞一:どうした民主党 第2自民党から脱皮せよ! 再拡充版
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7305.html
国民の多くは民主党にお手並み拝見として政権交代を期待している。
いずれにせよ、日本の政治の現実は到底、お隣の北朝鮮や中国を批判したり、嗤えるものではない。
自公両党は、これ以上、日本という国、国民の名誉と信用を毀損すれば気が済むのか? いつまで今や先進諸国中で最悪の三流政治をつづけるのか?
国民も大マスコミの情報操作による世論誘導に組みすることなく、国民としての政治的義務を果たさなければならい。
そのためにも私たちは、愚劣なマスメディアの扇動と情報操作から目を覚まさなければならない!
以下は昨年の同時期、安倍首相の政権投げだしについて書いたブログである。ちょうど一年後、まるで悪夢のように同じことが繰り返されている!まさにデジャヴである。
■安倍首相のトンデモ無責任の政権放り投げ
◆青山貞一:取り沙汰される安倍首相辞任の別のわけ!?
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col10057.html
◆青山貞一:唖然・呆然、安倍首相のトンデモ無責任、辞任劇
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col10056.html
◆青山貞一:1年弱で農相4名、防衛相3名の異常
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col10091.html
この間、福田首相は国民生活や外交的に重要な政策、施策の多くに自らのリーダーシップを発揮することなく、先送りしてきた。社会保険庁問題、後期高齢者社会保険制度、防衛省汚職問題、日雇派遣問題、ガソリン暫定税率問題に象徴されるように、国民の生活に密接に関係する問題に自公政治はまったくまともに応えてこなかった。
福田内閣は、小泉、安倍以上に霞ヶ関をコントロールできず、官僚天国は一層拡大し、格差社会は一段と悪化している。そのなかで、格差社会の拡大のように、まさに正直者が馬鹿を見る最悪の社会となっている。福田内閣は小泉政権時代の悪弊を引きづりながら、さらに政官業癒着による既得権益政治にもまともに対応しない、果ては選挙目当てに公明党の党利党略に乗ってその場限りのバラマキ政治をはじめた。
そもそも、断末魔で超無責任政治で日本社会を奈落の底に陥れている、自民党は小泉純一郎が郵政民営化という「情報操作による世論誘導」によって衆院を解散し得た巨大議席を悪用し、その後何年もやりたい放題をしている。
自民党の無責任のやりたい放題を援護しているのは、いうまでもなく大マスコミである。小泉流の劇場政治にまんまと大マスメディアが引っかかり、のせられ政治の本質とまったくかけ離れたところで有権者が総動員させられたのだ。
百歩譲って郵政民営化というシングル・イッシューで大議席を獲得したとして、その後の参議院議員選挙で国民は、すぐさま自民党の三百代言、詐欺師紛いの政治に明確にノーを突きつけた。しかし、傲慢きわまりない自公は、暴挙とハレンチに明確のノーという答えを明確に示している。
にもかかわらず、本来有権者が選択した結果としてのネジレ現象を自民党は自分たちの無責任で先送り政治が原因であるのに、あたかも民主党など野党が何でも反対して何も決まらないかのごとく喧伝、ここでも大マスコミは、民主主義そのものをまったく理解せず、断末魔の自民党政権による不作為によって起きているさまざまな問題をネジレのせいにする報道を繰り返した。
民主主義国家であれば、「ネジレ」は審議を深め、政権政党の暴走を食い止めるために必要な面も多々ある。もちろん、政権交代が理想だが、「ネジレ」はそこへの過渡現象としての登竜門であるはずだ。
以下は、参議院選挙後に書いた私のブログである。
■与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col10100.html
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ①参院発の法案
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ②安部総理の誤算
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ③テロ特措法問題
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ④「脱」利権構造
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ⑤実質、政権交代!?
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ⑥解釈改憲の芽を潰せ
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ⑦情報格差の解消を
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ⑧国政調査権の徹底活用
◆青山貞一:与野党逆転ではじまる民主政治の夜明け ⑨産党選挙区候補半減
元はと言えば、本来、シングル・イッシューである郵政民営化選挙を大メディアを利用し、情報操作による世論誘導で得た議席を背景に、その後、やりたい放題、無責任を繰り返してきたことが問題の本質であるのに、何ら正当性と正当性のいずれもない安倍、福田の2代つづく総理のたらい回しを批判することなく自民党のマスコミ誘導に乗り続けてきたのである。
安倍も福田ももともと何ら国民の洗礼を受けていない、すなわち正当性も正統性もない政権であり、しかも、安倍や福田は小泉の路線を継承しているわけでないのに、その政権のすることを国民の立場から本質的に批判してこなかったのである。
本来、当然のこととして衆院を解散し、民意を問うのが憲政の常道である。衆院を解散すれば負けるに決まっている。
永年、政権の座にいたことで骨身にしみた政権の座にいることによるうま味を手放したくない、だから降りたくないという党内事情だけで、この間、小泉の残存任期を安倍、福田と政権が繋いできた。その形式的な残存任期のなかで、国民生活を破壊する支離滅裂、支離滅裂政治をまともに批判せず、政府・自公政権の広報を垂れ流しているマスコミは何らマスコミに値しない。
腐っても鯛という日本語があるが、今の自民党はただ腐っているだけだ。既得権益にしがみつき、既成事実をつみあげるだけで、何ら国民の負託に応えていない。世論操作、マスコミ操作術に長けた自民党が、いいようにマスコミを利用し、世論を誘導しているのである。
自民党政治家の52%が二世、三世議員であるというデータがあるという。何も努力せず、親の地盤、看板などで国会議員となり、大臣となり、総理大臣となっている。その傾向はまったく改善されるどころか悪化している。
事実、以下にあるように、小泉→安倍→福田の3首相はいずれも二世であり、もし、麻生が首相となれば、これまた二世議員である。
麻生太賀吉 → 麻生太郎
福田赳夫 ・福田宏一 → 福田康夫
安倍寛 → 安倍晋太郎 → 安倍晋三
小泉又次郎 → 小泉純也 → 小泉純一郎
■自民党は二世、三世議員が半分を占める!?
◆青山貞一:「二世」「三世」議員
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col4430.html
◆青山貞一:大マスコミが書かない二、三世議員総理たらい回し
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col7430.html
◆青山貞一:大マスコミが書かない二世、三世議員による総理たらい回し(2)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7430.html
私はこの「独立系メディア」で何度と指摘、批判してきたが、親の七光りの無能で無責任のボンボン議員が次々に舞台に現れては消えてゆく様は、あまりにも異常である。にもかかわらず大マスコミは、それを視聴率稼ぎになるとはやし立てているのは無様を通り越し、犯罪的ですらある。
歴史的見ると、直接民主主義から間接民主主義に移行したあと、民主制度における「議員」は選挙ではなく「抽選」であったそうだ。来年から始まる市民裁判員制度の裁判員の選定は「抽選」をとっている。
それがいつしか選挙になったのだが、日本では国会議員、とくに自民党議員の多くは世襲となった。世襲は「抽選」から最もほど遠いものだ。ここにも自民政治の民主主義の大きな誤解というか、はき違いがある!
本来、当然のこととして衆院を解散し、民意を問うべきである。さらに、政権交代すべきである。もちろん、民主党には第二自民党的な課題をたくさんもっており、お政治にもまともな政党とは言えない。だからといって、いつまでも無責任で無能な自民党政治を一旦やめさせることが日本社会の蘇生、再生には不可欠だ。
◆青山貞一:どうした民主党 第2自民党から脱皮せよ! 再拡充版
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7305.html
国民の多くは民主党にお手並み拝見として政権交代を期待している。
いずれにせよ、日本の政治の現実は到底、お隣の北朝鮮や中国を批判したり、嗤えるものではない。
自公両党は、これ以上、日本という国、国民の名誉と信用を毀損すれば気が済むのか? いつまで今や先進諸国中で最悪の三流政治をつづけるのか?
国民も大マスコミの情報操作による世論誘導に組みすることなく、国民としての政治的義務を果たさなければならい。
そのためにも私たちは、愚劣なマスメディアの扇動と情報操作から目を覚まさなければならない!