つがる市の平滝沼公園の中に、「平滝村廃村跡」という場所がありました。
観音様が円形に設置され、中心には黄色い花がびっしりと咲いています。
黄色い花の正体は「豚菜(ぶたな)」でした 別名“タンポポもどき”と言われている花です
ここが「平滝村廃村跡」と言われている理由は・・・
昔、鰺ヶ沢湊から十三湊への街道沿いに“平滝” という村があったそうで、ここは西風と飛砂が酷く、農耕をするにも大変苦労していたようです。
住民の努力で家数が30軒ほどになり、藩主通行の際の小休所になった時期もありましたが、やはり自然の猛威に打ち勝つことはできず、村は老朽の一途を辿りました・・・
(※画像クリック)
そして、最終的に家数4軒にまで減った村の住人たちは、1725(享保10)年に現在の平滝へ移り住み、村から人の姿は消えました・・・
この大きな松は、当時の庭木であったと言われています。
斜めに傾いているのは、いわゆる西風の影響からでしょうか?
ひっそりと佇む姿は、その当時の情景を連想させてくれます
§平滝沼公園§
■住所 青森県つがる市木造館岡上沢辺地内
■問合せ つがる市商工観光課 / つがる市観光協会
■TEL 0173-42-2111 / FAX 0173-42-3069
■最寄駅 JR木造駅(五能線)/ 駅から平滝沼公園まで、車・タクシーで約30分
■HP http://www.city.tsugaru.aomori.jp/ (観光情報 ⇒ 観光)
■つがるブランド推進会議・つがる市地域振興対策室HP http://www.tsugarubrand.jp/index.html (平滝沼公園)
by ヴァ♪