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歴史が詰まった資料館です

2011-08-04 18:32:54 | 日記

おばんでございますぅ~UJですぅ

初めて行ってみました、ココ。
行ってみたらば、なかなか充実していて良い資料館でした。
それほど広くない館内だけど、古く懐かしい品がたくさん詰まっていておもちゃ箱のようデス

★八戸市南郷歴史民俗資料館★
この地区の考古・歴史・民俗などを紹介するため昭和55年に開館した資料館。
ぜひ! 行ってみて欲しい場所の一つです。

 
入口を入ると目の前にたくさんの展示物。右の写真、こちらは “防空壕” についての紹介です。
防空壕がどんな作りだったのか、模型で分かるようになっています。

南郷地区の山には、戦時中たくさんの防空壕が作られたのをみなさん知っていますか?
勉強不足で、この時お話を伺うまでワタクシも知らなかったのですが、
かつての沖縄のように、当時はこの地区も地上戦になるだろう、という話があったんだそうです。

上陸するアメリカ兵を迎え撃つため、周辺の山中に100を超える防空壕を作り戦いに備えた。
でも最終的には上陸とならず、結果今でも当時のままの防空壕が山中には多数残っているのだそう。
現代の子供たちにとってはその防空壕が “秘密基地的遊び場” とは、何とも皮肉なもの

 
世増・畑内地区は、昭和30年代後半の世増ダム建設によって歴史を閉じた村です。
この地区には合わせて60軒くらいの家があり約200人が暮らしていました。
自然豊かな村。その古き良き田舎の風景がジオラマで再現されています。

  
小学校で使っていた当時の勉強道具や教科書、明治時代の発行本などもたくさん。


企画展 「青い目の人形」 ~メリーちゃんが見た時代~
さてこちら “青い目のメリーちゃん” という、レトロなお人形。
はて。このお人形は何ですかい? と疑問のあなた。これには悲しい物語があるんでございます。
   
日本を愛したギューリック博士が昭和2年、日米親善のため日本の子供たちへ送ってくれたのが、
この “青い目のメリーちゃん”。全国各地の幼稚園・小学校へ約12000体贈られたとのこと。
ところが昭和16年の太平洋戦争で日本とアメリカは敵国関係となり悪化状態、
結果、たくさんのメリーちゃんも焼かれ壊されほとんどが処分されたのだそう

当時は、戦争という悲劇で誰もが冷静な判断の出来ない状況だったとは思うけれど、
物言わぬ人形にまで憎しみを込めるなんて切ないですね。

  
そんな悲しい出来事を乗り越えて今ここに展示保存されているメリーちゃんは、
全国にまだ残っている約300体のうちの一つであり、八戸で残った一体なんだそうです。
このお人形も “戦争” という悲劇に巻き込まれた歴史の生き証人なのかもしれませんね。 

 
招集礼状、いわゆる “赤紙” です。これが届けられた時の心情ってどんなだったんだろう。
父親や息子、兄弟、恋人を戦地へと送り出す女性の悲しみを思うと涙が出ます


さて。ちょっと気持ちを変えましょ  今度は懐かしい時代へとタイムスリップデス。
   
   
女性はいくつになってもこういうの好きよね~ミニチュア。昔見かけたレトロな “ホーロー看板”。

どうです? 子供に戻ってちょっとワクワクするでしょ?
こういう懐かしのお宝って、見てて飽きないよねぇ。

・・・でも誰かが言ってた。
「昔を懐かしむ頻度が増えるのは、歳とったってことなんだってさ」

余計なお世話でございまあ~っす by UJ


そして資料館の隣にはダムに沈んだ世増地区から移築した明治中期の民家が残されてあり、
その時代の生活の様子がわかります。
  
木の感じとか囲炉裏とか、おばあちゃん家のようで、暖かいわね★

 
ネ、ネジネジあきら??              ぶっ、ぶちょー? かちょおー??
   八戸市南郷歴史民俗資料館   
住所/〒031-0202 青森県八戸市南郷区大字島守字小山田7の1 
電話番号/0178(83)2443
開館時間/9:00~17:00(ただし入館は16:30まで)
休館日/月曜日(第一月曜日、祝日は除く)、祝日の翌日、年末年始(12月27日~1月4日)
入館料/一般150(100)円、高・大学生100(50)円、小・中学生50(30)円
※( )内は20名以上の団体料金
※市内の小・中学生は無料、市内在住65歳以上の高齢者および障がいをお持ちの方は半額
アクセス/八戸自動車道南郷I.Cより車で約5分、または八戸市内から車で約30分

★詳細はこちらで
http://www.hachinohe.ed.jp/haku/nango/index.htm


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