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津軽塗箸とぎ in 稲穂いこいの里 物産館ギャラリー

2011-11-16 11:41:57 | 体験

青森県を代表する伝統工芸品のひとつ【津軽塗】
最近巷では、この津軽塗を施したアクセサリーや携帯電話カバーなどを見かけるようになりました。

時代に合わせて変化してきた津軽塗は、私たちにとって以前よりも身近な存在となってきているような気がします。
また、実際に体験することで、もっと身近なものになるのではないのでしょうか?

 

ということで、こちらの施設で【津軽塗】を体験をしてきました♪

『稲穂いこいの里 物産館ギャラリー』

(※画像クリック

稲穂いこいの里には、ほかにも100年ほど前の姿をとどめた旧尾野家住宅や昔の農具を展示している収蔵館などの建物があります。
“ふるさと体験村”ということで、このゾーンだけ昔にタイムスリップしたような雰囲気が漂っています。

 

 

 

館内に入ると、入口付近に藁細工が何点か置いてありました。
この作品は、稲垣「藁の会」が作ったもので、購入することもできます

(※右画像クリック

また、津軽塗も展示されているのですが、こちらは今回お世話になった漆工房の野崎宏平さんの作品です。
鍵穴?てるてる坊主??のような模様の入った津軽塗のお皿があったのですが、野崎さん曰く「遊びを入れてみた」そうです。

藁細工同様、野崎さんの作品も購入できますよ♪

 

 


奥にはこのような囲炉裏が。
みんなで囲炉裏を囲んでワイワイと、、、そんなことが頭に浮かんでくるような空間です
 
おや?飾ってある藁の馬を見たら、居ても立ってもいられずまたがってしまったようです・・・
稲垣「藁の会」では、このような馬のほかに、さらに巨大な藁馬を作って「つがる市馬市まつり(※)にも参加しているそうです。
※明治36年より木造(きづくり)で始まった馬のせり市。大変な賑わいで、東北三大馬市に数えられるほどの知名度を誇っていました。

 

 

それでは、体験スタートです♪

こちらは、講師の野崎宏平さん。

(※画像クリック

野崎さんが手に持っている板は津軽塗の工程をあらわしたもので、右下が一番最初、左上が一番最後になります。
漆を塗っては研ぎ、塗っては研ぎを繰り返して作られていくものなんですね。

 

 

 


さて、まずは3色ある中から自分の好きな色の箸を選びます。
 
私たちは、茶色と緑色をセレクト。

 

 

 


選んだあとは野崎さんからポイントを教わり、目の細かいヤスリで箸をといでいきます。
 
(※画像クリック

漆が塗られた艶のある綺麗な箸をヤスリで傷つけるというのは、ちょっと気が引けますが・・・
津軽塗というのはこういうものだと割り切って、スリスリスリスリ。

 
しばらくすると、模様が!
最初は遠慮がちにといでいましたが、模様があらわれてくると手を動かすスピードが自然と速くなります

 

基本的には、多くとぐほど模様が大きくあらわれるようです。
ただ、箸にも個体差があるようで、中には沢山といでもなかなか模様があらわれてこないものも。
  
といだ箸に水をつけると綺麗な艶がでるのですが、完成品はこれに近い状態となるそうです
見落としがちですが、箸元をといでも模様があらわれますよ

 

 
 


自分好みの模様になったところで、とぐのをやめます。
私たちの作業はここまで。仕上げは野崎さんに託します。

(※画像クリック

私たちの手元に届くのは、約1カ月後。
仕上がりを楽しみにしながら、しばしのあいだ待ちます

 

 
 


さて、物産館ギャラリーでは、このスペースを生かして定期的にイベントが開催されています。
これらのイベントは、野崎さんもメンバーのひとりとなっている「DANZ(※)が主催しているそうです。
※稲穂いこいの里物産館を拠点に芸術活動や地域資源の活用、情報発信、交流活動を通して地域の活性化を図ることを目的に結成された会。

過去には、この古民家の中でコンサートが行われたこともあったそうですよ
※写真は、稲穂いこいの里 物産館ギャラリーの活動記録の中にあります。

 

 

 


ちなみに私たちがギャラリーを訪れたときは、販売品のほかに稲垣「藁の会」の作品が展示されていました。
 
さきほどの囲炉裏の上に乗っていたのは、藁で作った干支人形。
どれもこれも可愛らしくて、ついほほ笑んでしまいます

 



その奥には、小さな藁人形の軍団が。

しゃがんでみると・・・( →_→)ジー  みなさんの視線を感じます

 

 

 

ほかにも、藁和紙で作ったランプシェードや、花籠、さらにはクリスマスツリーの飾りまで、様々な藁細工が並びます。
 
古民家の中で津軽塗と藁がコラボレーション。味がありますね

 

そして、約1ヶ月後・・・

 

じゃ~ん!! つやつやの津軽塗の箸が届きました

(※画像クリック

当然ながらプロが作ったものとは比べられませんが、自分の手でといで、自分好みの模様に仕上げた津軽塗の箸は、何物にも代えがたい一品となりました
みなさんも、世界に一つしかない“オリジナル津軽塗MY箸”を作ってみませんか?

 

§漆工房 野咲§
■住所 青森県つがる市稲垣町豊川宮川145-1(稲穂いこいの里 物産館ギャラリー内)
■TEL 080-6034-0452
■営業時間 9:00~17:00 (但し、受付は16:00まで)
■定休日 毎週月曜日 (※出張などで不在の場合がありますので、事前にお問い合わせいただくか、HPをご覧ください)
■体験料 ¥2,000 (箸代金・送料込、海外発送不可)
■定員 1~20名
■所要時間 1時間~(平均1時間30分程度)
■最寄駅 JR五所川原駅(五能線)/ 駅から車で約30分
 駅から弘南バス[下繁田行き]で約40分、「公民館前」下車、徒歩約3分
■HP http://bussankan.art-studio.cc/

※体験の際は、事前に上記連絡先へお問い合わせください。 


by ヴァ♪ 


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