フェル

実は


エジの帰国の前日


12月8日に、フェルの見送りにいってきました。


エジの見送りはきっと12月第2週だとにらんでて、代休をとる宣言をしていました。
トリモバみて、フェルの帰国がその前日だと知り、これは行けないなあと。
その日は夜に会議が入っていたんです。

だけど、いろんな報道みてたら、エジだけじゃなく、仮契約してるフェルやホベも限りなく厳しい感じ。


フェルは来日早々、初出場の浦和戦でアシストきめて、練習でもほんとにキレキレで、
でもなんでだかほとんど出場させてもらえなかった。

降格が決まるころに怪我人とかもあってやっとスタメン出場。
結果、3試合連続ゴールを決めて、終盤戦の大分をささえてくれた。私達に来季への希望を与えてくれた。

もしこのまま、最悪契約解除みたいになったら、きちんとお別れがいえなくなる。

それだけは嫌だったので、いってきました。

夜の会議は、私に関係のある部分には間に合うからとお願いして、空港道路を通って急ぎました。

ついてまもなく、フェルと奥さんと自然さんが空港へ到着。

見送りは・・・・私と男性の、二人だけでした。

夕方6時台の飛行機だから、もう少しお見送りに来る人いるかと思ったんだけど。


フェルはすぐ私に気づきました。
フェルと奥さんと、抱き合って挨拶。
カウンターで手続きして、フェルは自然さんをうながして、こちらへやってきました。



もう一人の男性の方はちょっと距離を置いて立っていたので、フェルとはほぼ1対1。
フェルは、いずまいを正して、語り始めました。
あまりにきちんと向き合ってくれるので、私も一生懸命フェルの言葉を受け取りました。

「大分を救うために来たのに、力になれなくて、残念な結果になってしまって本当に申し訳ないと思っている。これまで応援してくれた大分の皆さんには心から感謝している。」と。

ほんとはもっと長かったのですが。
まるで私一人にスピーチをするようにきちんと話してくれることに、立派な人だなあと感動しました。

私は思わず、「フェルは・・最初のレッズ戦から素晴らしかった。もっと試合にだしてもらえてたらと思うと悔しいです・・」と言ってしまった。

そしたら「自分もとても残念。だけど、チームの判断には従わなければいけないからね。」と逆に諭されました。

私はとにかくお礼がいいたかったので、
「フェルは素晴らしいプレーをみせてくれた。特に終盤戦、フェルのおかげで勝利できたし、私達は大きな喜びを受け取ることができました。フェルが大分にきてくれてよかったです。とても感謝しています。」と伝えました。

すると最後に「来年はどうなるかわからないけど、もし、また大分でプレーを続けることができたら、その時は大分のために全力で戦うことを誓います。」と言ってくれました。


ほんとだったら、仮契約をしているのだから、にこやかに「また来年！」ってお見送りできるはずなのに、（もしかしたらこれが最後かも）なんて思うもんだから、どうしてもしんみりしてしまいます。。


でも、お見送りの最後の言葉は、「また来年！」
フェルも奥さんも、「また来年あいましょう！」と何度も繰り返し繰り返し、壁の向こうへ消えていきました。



飛行機を見送る暇もなく、お別れしてそのまま空港道路を使ってとんぼがえり。
会議にはまにあった。

そして翌日のエジとゴメスとのお別れ。


大分空港でずいぶん泣いたなあ。。

オズマール、トゥーリオ、ラファエル、セルジーニョ、マラニョン、ジャフェ、シャムスカ、マルセロ、ジョエルソン、ウェズレイ、そしてフェル、ゴメス、エジ。

もうお見送りにいくことはないんだろうな。
ああ、お見送りだけじゃなく、ナビスコ優勝して帰ってくる彼らをお迎えにいったこともあったっけ・・笑顔の時もあったんだよね・・そんなことを考えながらの家路でした。



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フェルのお見送りのブログをアップした後、Jが6億円のうちの、残り2億5000万円の追加融資を見送った記事を読みました。

お見送りの記事のアップは別の日にすればよかった・・って思うくらい、ウツです。。

一番おそれていたこと。

6億のうち、3億5000万円と2億5000万円にわけられていたので、これは残りはもらえない可能性も高いなと心配していました。

恐ろしすぎて、各社がアップしている記事をここにはりつける気にもなれません。

最悪1月末で消滅かと思ったら、12月末までかもしれないんですって・・。