日々雑感  ~ 青亀恵一

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回顧 オランダ・ドイツ旅 (22)  フランクフルト(5) 最後の事件

2009-04-04 00:00:00 | Private
回顧 オランダ・ドイツ旅 (22)  フランクフルト(5) 最後の事件




海外旅行に慣れた人は、
あまりこのような失敗はないと思いますが、
今後の参考に。



フランクフルト出発の朝、部屋の電話のベルが鳴った。

「ラーメン、残ってないか ?」
同行者の声である。

「ありますよ。 持って行きます。」


今回の旅行、私は、幹事役である。

長旅行には、食事が合わなかったり、
体調を崩したりしたりするので、
カップラーメン・うどん、
レトルトご飯、梅干をある程度、準備していった。

幹事役という立場、
自分以外の分の若干用意した。


私は、干し梅以外は、食べなかったが、
どうやら同行者は、食べつくして、
切らしてしまったらしい。


カップラーメンを持って、呼び出しの部屋へ。


そのとき、前夜の騒動を聞いた。

この同行者グループは、
夜な夜なホテルの部屋の酒盛りでは、
持参の日本酒を飲み、
カップラーメンを食べて、食べ直しをしていたようだ。

ところが昨夜は、大事件が・・・

ホテルの電話で、熱い湯を頼んだ。

本人は、「HOT WATER PLEASE」と言ったという。

しかし、いつまでたっても、熱い湯は来ない。

もう一度電話するも、らちが明かず、
添乗員の部屋に電話しても通じない。

この時、添乗員氏は、
私とフランクフルト街をうろついていたのだ。
それは、昨日のブログで・・・


彼らは、しびれを切らせて、暴挙に出た。

応用を利かせたのである。
この発想には脱帽であるが・・・



洗面には、水と湯が出るようになっている。

もう、お分かりでしょう。

彼らは、洗面のお湯で、ラーメンを作ったのだ。


当然、熱くないので、麺はゆっくりと膨らむ。

できたときは、さながら
冷めて伸びたラーメンのようであったと。


それでも、貴重な日本食。
日本酒のあてにいただいたという。


その反省を踏まえて、またまた暴挙に出た。

もって行ったカップラーメンを、
なんと、朝食のレストランに持ち込んだのだ。

ここに至れば、恥ずかしさもない。


うまいカップラーメンを食べる一心である。

いかなる妨害もハードルも越える気構えである。

周囲の失笑など、意に介しない。


さすがに、私は、傍にはいられない。

フランクフルトは国際都市であり、
外国人旅行者も多い。


離れて食べていると、
西洋人が英語で聞いてきた。


彼らを指差して、

「JAPANESE ??」
(日本人か ?? )

私は、一瞬ためらったが・・・
すぐ返した。


「Chinese perhaps 」
(中国人でしょう。 多分)


良心の呵責はあったが、
日本人の名誉を守るために、
嘘をついてしまった。


ごめんなさい。
今、謝ります。


余ったいろいろなカップラーメンなどは、
フランクフルトを案内してくれた
日本人のガイドさんにプレゼントした。

これが、思いもかけず喜ばれた。

このフランクフルトにもカップラーメンなどは売ってある。

しかし、味がドイツ人にあうようにしてあることなどで、
あまりおいしくないという。
この田島陽子さん似のガイドさん、
ドイツ人と結婚して、ここに住んでいると。


いろいろなアクシデント・事件・失敗をしたが、
無事に、帰国の途に着いた。




フランクフルト空港では、
突然、集団が合唱を始めた。


どうも、大学の合唱団らしい。

待ち時間に、サービスというところでしょうか。
ここらあたりにも、文化の違いを感じたものです。





飛行機に乗って、これで事件も
もう終わりかと思っていたら、またまた事件。


機内食が無いという。

私のすぐ目の前で、機内食が無くなったと。


ひもじい思いをして帰らなくてはならないのか
と思っていたら、
なんと、機内食が来た。

それも、ビジネスクラスの機内食を当ててくれた。

なんと、うなぎである。






エコノミーの機内食を食べている同伴者からは、
うらやましがられたが、
最後の事件は、たわいの無いものであった。





また、いつか、ヨーロッパを旅したい。

パックツアーで行くと、廉価で自由時間も多く、
足腰が元気なうちに・・・
と思っているところである。


長々と旅の回想録に付き合っていただき、
ありがとございました。





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