日々雑感  ~ 青亀恵一

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民主主義

2006-02-18 06:00:08 | 政治
民主主義

気になる新聞記事が、心に残っている。
それは、1月17日に日本海新聞の読者の投稿による
「戦後、民主主義は醸成されたのか」という記事である。

その内容は、小泉首相のこと、郵政民営化問題に端を発した衆院解散選挙と
その後、保身のために一転した政治家の行動、
金正日体制と変わらないような、小泉チルドレンの行動のことなどにふれ、
大が小を完全排除する、大が「正」で小が「悪」であるかのような風潮に言及し、
数の論理が正論としてまかり通る時代になり、
日本の民主主義は、やっとこれから醸成にはいるのだろうかという記事であった。

ある人が言った。
「日本の民主主義は、お任せ民主主義である」と。

民主主義とは、主権在民であるから、お任せでは民主主義ではない。
が、現在の代表制民主主義を「お任せすること」と勘違いした主権者が、
選ぶ時だけその主権在民を発揮し、
それ以外の時は、選ばれた代表にまるっきり「お任せ」で、
時に不満があっても「異」を唱えて行動しないというようなことを言ったのだと理解している。

代表を選択することと、
その後選んだ代表がどのような行動をするかということを
しっかり見て意見を言うことがセットになって、
初めて民主主義というのであろう。

そう考えたとき、どうであろうか。
私たちの周りのほとんどの団体、組織、事がらが民主的運営をなされているが、
民主主義が反映されているだろうか。

新聞記事の「日本の民主主義は、やっとこれから醸成にはいるのだろうか」という内容は、
痛いところをつかれたのではないかと思う。

もう一度、身の回りを見直してみる必要がありはしないか感じた。


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