日々雑感  ~ 青亀恵一

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長崎市長選挙結果

2007-04-24 09:41:19 | 政治
長崎市長選挙結果


アメリカのバージニア工科大学の拳銃乱射事件に引き続くように、
選挙戦さなかの伊藤一長 長崎前市長が暴力団により殺害された。

他を寄せ付けない本命候補の死去に伴い、
その政策の後継を名乗る新たな2人の候補者が立候補し、
選挙戦が戦われた。

選挙結果は、補充立候補の2者による接戦結果、
元市統計課長の田上富久氏(50)が、
伊藤氏の長女の夫で新聞記者の横尾誠氏(40)らを破り初当選。

多くの人は、伊藤一長氏の娘婿の横尾誠氏を
有利と見ていたのではないだろうか。

情報を持たない私も、そのように単純に思っていた。

弔い選挙の様を呈した今回の選挙では、
誰しもそのように思うのは、当然でもあろう。


しかし、市民の判断は違った。
伊藤一長氏の意思を受け継ぐとしながらも、
長崎市において実績もがない伊藤一長氏の親族ではなく、
長崎市の実績ある行政マンを選んだのだ。


伊藤一長氏の娘さんが、娘婿の落選に、
「父 伊藤一長は、長崎市民にとって、その程度の存在でしたか。
父の愛する長崎で、父がこのような仕打ちを受けるとは、
本当に思いませんでした。
ごめんなさい。  こんなこと言って・・・」
との発言をしたが、
それは、いささか筋違いではないのか。

伊藤一長氏の意思を継ぐ人は、親族が選ぶのではなく、
市民が選ぶのである。
そして、伊藤一長氏イコール横尾誠氏ではなく、
最終的には、政策がより近い候補を選んだと見るほうが正しいのではないか。

実際、伊藤一長氏の意思を継ぐ人を選び、また接戦を演じたのは、
まさしく、伊藤一長氏が市民の大きな支持を得ていた証拠である。

世襲批判という報道もあるが、
伊藤一長氏の後継は、単に親族であることは、
必要条件でも十分条件でもないという市民の的確な判断であろう。


それにしても、
当初から立候補していたの他の候補者は、
全く市民から見向きもされなかったということか。

今回の統一地方選挙には、多くの立候補者が、
単に自己主張の宣伝のみに出馬したような傾向も見られる。

特に東京都知事選挙においては、その傾向が強いと感じた。


一つの選挙は、その後の4年間の方向を定める選挙である。
主権者のしっかりとした判断が
今まで以上に必要とされるのではないだろうか。


PS
しかし、有名人の当選は、相変わらずでもある。
プリティ長島は、インタビューでも物まねで応じていたが、
議会でも、物まねで勤めるのだろうか・・・・


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