日々雑感  ~ 青亀恵一

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どうなる 八ツ場ダム

2009-09-06 10:24:17 | 政治
どうなる 八ツ場ダム



マニフェストに謳った以上、その効果を再度検討して、
不必要であれば、その内容を示し、中止されるだろう。

ダムの必要性を訴えてきた国土交通省は、
手のひらを返したように入札延期を決めた。

とくに、八ツ場ダムは、
地元住民の反対運動もあり、建設の是非が絶えず議論されて来た
いわくつきのダムと言う。


ただでさえ民主党が掲げる新規事業の財源が問われている中、
無駄な公共事業の代表例に挙げた八ツ場ダムに切り込めないようでは、政策の実行能力そのものが疑われかねない。

しかし、そのダムの中止にしても、相当の費用がかかる。
ある報道によれば、今になって中止すれば、
作る以上の費用がかかると言うものもある。

その真偽は、私にはわからないが、
中止するにしても、継続するにしても、しっかりした説明責任は必要であろう。


このダム建設の中止には、もう一点、
公共事業削減による地方経済の活性化を殺ぐという意見もある。

ただ、このような大型事業は、中央の大きな建設会社が請け負い、
地方の業者には、絞りに絞った予算での下請け工事を強いられ、
メリットは、期待以下である場合も多い。

公共事業による地方経済の活性化を望むなら、
治水のあり方を見直す必要もあろう。

田中康夫 元長野県知事が、脱ダム宣言をし、
地域にあった、必要に公共事業にシフトしたことは、
ひとつの参考になろう。


地方の疲弊は、ひどい。

経済の活性化を公共事業だよりにしたのは、誰であろうか。
地方の駅前をシャッター通りにしたのは、誰であろうか。
今の日本の格差を作り、固定化してしまったのは、誰であろうか。

国民は、知っているのでしょう。


さて、八ツ場ダム、どのように決着するのか、
鳩山政権が最初に直面する大きな問題のひとつであろう。


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