日々雑感  ~ 青亀恵一

日々感じたことをこのページで。 別ブログ「美代ちゃんのらっきょう畑で」もよろしく・・・リンクフリー

そこのけ、そこのけ、 戦艦が通る

2008-02-22 08:49:53 | 政治
そこのけ、そこのけ、 戦艦が通る



連日、イージス艦と漁船の衝突事故のニュースが報道されている。

この事故が起こったときに、なぜーーーと感じた。
私の意識では、最先端の戦艦が、漁船と衝突するなんて考えられない。

報道を聞いていると、危機管理意識の欠如と隠蔽体質が見えてくる。

危機管理意識の欠如については、
情報伝達の時間・タイムラグ。
  防衛大臣や総理大臣。 海上保安庁・千葉県への救助要請など。
漁船が多い海域で、自動操舵で行っていたこと。
衝突12分前に漁船の明かりを認識していながら、その対応のまずさ。

隠蔽体質については、まず、
船の明かりを認識したのが、2分前であったという嘘。
遭難した親族には、マスコミへの口止めを行うなど。

情報伝達が遅れたのも、内部での情報調整があったのではないかとの疑惑まで出る始末。


船舶交通が多い地域で、自動操舵で行うということは、
「君たち」が避けてくれ。
「そこのけ、そこのけ、 戦艦が通る」
というようにも感じてしまう。

そして、その背景には、
「われわれは、とても重大な任務に従事しているのだ」
との意識も見えなくもない。

これから、次々と解明されるだろう。

30分前に他の漁船は、イージス艦をレーダーで確認している。
イージス艦のレーダーが漁船を確認したかどうかは、表明していない。
ここにも、隠蔽体質を感じてしまう。

過去の潜水艦「なだしお」と民間船の衝突事故の例も引き合いに出して、
その体質の変わっていないことを論評している。


詳しいことはわからないので、これ以上のことは言えないが、
一番大切なのことは、
国民の信頼を得ない防衛活動や国防組織はありえないということ。

国民が安心して、安全を託しうることが第一である。

このように、今、問われているのは、いろいろな組織の信頼性である。

地方自治体もしかり。
議会もしかり。
教育委員会もしかり。
国もしかりである。

国民の生活に関わる重大な組織の信頼性をいかに取り戻すか。
それは、本来の本分・機能をしっかり実行することである。

議会人として「他山の石」としたい。


幕僚長「報道陣に話すな」 行方不明父子の親族に
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2008022001000632.html?fr=rk

視認は衝突12分前=イージス艦、正面から乗り上げか-突端部に傷、両舷にも
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-080220X541.html?fr=rk


イージス艦衝突 見張り員報告せず? 灯火発見から沈黙の10分間
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20080221026.html?fr=rk

イージス艦事故、「なだしお」の教訓どこへ 2008年2月21日(木
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/e20080220009.html


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。