日々雑感  ~ 青亀恵一

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すずめの学校 ?

2007-02-20 07:00:57 | 政治
すずめの学校 ?

安倍内閣が揺れている。
恣意的に揺らしているとは、思えないので揺れていると判ぜざるを得ない。

しかし、最初の揺れは、恣意的なものでないと思われるが、
最近の揺れは、サプライズを誘発するための恣意的な揺れかと思うほど、
傍から見れば、不可思議な状態ともいえる。

構成人の資質の問題なのか ?

そのような中、中川秀直幹事長は、官邸に注文をつけた。
仙台市の講演で、
「閣僚・官僚は総理に対し絶対的な忠誠、自己犠牲の精神が求められている。自分のことを最優先する政治家や、出身省庁を大事にする官僚は内閣・官邸から去るべきだ」と述べた。

さらに、
「首相が入室したときに、起立できない政治家、私語を慎まない政治家は、美しい国づくり内閣にふさわしくない」と批判。
また、「閣僚や官僚は首相への絶対的な忠誠や自己犠牲の精神が求められる」と強調した。

学級崩壊状態の閣議の開始態度などが映像としても映し出された。

参考 朝日 首相に「絶対的な忠誠を」 自民幹事長が官邸に注文
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/K2007021801410.html?fr=rk
参考 読売 「閣僚や官僚は首相に絶対忠誠を」と中川・自民幹事長
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20070218ia21-yol.html?fr=rk


これに塩崎官房長官が反論。
「規律正しく閣議はやっている。引き続き規律を重んじて、しっかりとしまりのある閣議等の運営をしていきたい」と。
さらに、
安倍首相も19日昼、記者団に「ご心配には及びません」と語った。

朝日 「閣議は規律ある」 中川幹事長の批判に官房長官が反論
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/K2007021901710.html?fr=rk


また、ベテラン閣僚が、安倍首相を軽んじている姿勢を指摘する記事もある。

参考 産経 安倍政権 ベテラン閣僚が重荷に 求心力低下、改造論に拍車
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/m20070219020.html?fr=rk



全体として感じることは、
この内閣は、やはり安倍首相の意図する
内閣構成になっていないなということである。

一番、ジレンマに陥っているのは、安倍首相であろう。
安倍首相の姿勢には、同感する部分も少なくない。
しかし、その行動には、安倍首相の姿勢と相反する部分が垣間見られる。

それは、組織の利益が優先されるからか、
内閣構成にしても自分で選任した最適任者という建前があるからか。

お察ししたい安倍首相の心境である。

そのような中、柳沢伯夫厚生労働相が3つめの失言かと言う記事も報道されている。

安倍首相の「美しい日本」の中には、
目上の人に対する最低限のマナーや敬意を態度や
規律というものは芯になるものと思っていた。

しかし、安倍首相は、記者団に「ご心配には及びません」と語ったとある。
規律の乱れなど問題としないという姿勢。
? ? ? ? ? ?。


すべて、政局が行動の判断基準になっているのでは。
今、どのように行動したら、党の得になるのか。
そう考えると、巷間、噂される内閣大改造が信憑性を帯びてくる。

国民には、しばらくストレスを与えておいて、
欲求不満状態においておき、今国会終了後に、
不適格人物をバッサ・バッサと切って、大なたを振るえば、
胸のつかえを下ろした国民の気を引くとする戦略なのか。

それは、私の愚考であると思うが、
それにしても、安倍首相の「美しい日本」、
「美しい国つくり内閣」の「美しさ」というものが見えない。



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