川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

10/18(日) 投書欄夫の甘え妻の労

2020-10-18 | 川柳

                                                                                                                                                            2020/10/16

 

今日の川柳

 

ぜんぜんは【問題なく】が割って入り

ぜんぜんはもんだいなくがわっていり

 

近頃、「ぜんぜん」の使い方をめぐって話題になること多い。

ふつうそれらの言葉の後には否定文が続く。

ぜんぜん○○ではない、しない等々。

ぜんぜん見えない、ぜんぜん歩けない、ぜんぜん美味しくない等々。

しかし最近は肯定文が続く使い方が増えてきた。

ぜんぜんいい、ぜんぜん美味しい、ぜんぜんきれい。

小生は、これらの使い方は間違いではないと思う。

すなわちぜんぜんのすぐ後に表には出ていない(省略される)が、【問題なく】が続いていると考えれば辻褄が合う。

ぜんぜん(問題なく)使える、といった具合だ。

聞き手側は、ちょっぴり言葉を継ぎ足してあげれば、違和感はだいぶ薄らぐ。

いかがであろうか。

 

 

秋の夕釣瓶落としで腹も空き

あきのゆうつるべおとしではらもすき

 

夕食が待ち遠しい。むろん熱燗付き。

 

 

 

投書欄夫の甘え妻の労

とうしょらんおっとのあまえつまのろう

 

 

 

 

投書への意見(朝日新聞 「ひととき」より:一部改変)

「それ取ってくれ」。介護を受ける夫の言動が腑(ふ)に落ちない――。そんな「老々介護」の悩みをつづった生活面ひととき「夫の甘え あきらめる?」(9月8日付、大阪本社版)に反響が寄せられました。共感やアドバイスの声とともに、老々介護との向き合い方を支援団体に聞きました。(北村有樹子)

 ■笑いを交えつつ、なるべく明るく

 奈良県生駒市のOさん(83)は、山手さんと同じく夫(89)を介護している。山手さんの投稿には、「笑いや冗談を交えながら介護できるといいと思う」と感想を述べる。

 岡田さんがそのために日頃意識しているのは、気分転換を図ること。趣味のミシンを続ける。時にはショートステイに夫を預けて自由時間を持つ。一方で、自分が動けなくならないようにと掃除や買い物も手を抜かないようにする。「あえて負荷をかけています」

 夫は10年ほど前、脊柱(せきちゅう)管狭窄(きょうさく)症やヘルニアで手術した。リハビリも積極的にしなかった。そのうちレビー小体型認知症と診断され、今はほぼ寝たきり状態だ。

 岡田さんは呼びかける。「怒っても笑っても老々介護は続く。なるべく明るく。夫の好きな歌を歌ったり、褒めたりしながら日々やっています。一緒に頑張りましょう」

 ■助けてもらう側、私も注意された

 「なんで、『あれを取れ』と怒られるように言われないといけないのか、と注意されたことがあります」

 広島市のTさん(78)は、夫(78)に言われたことを山手さんへの投稿の感想につづった。3年前に左のひざを、2年前に右のひざを手術した。以来、夫に助けてもらうことがでてきた。

 整形外科リリハビリするし、ジムで体を動かしている。それでも昔に比べて動作が緩慢になったと感じる。「リモコンを取って」などと、してもらいたいことを前置きせずに夫に指示してしまうこともある。

 父を早く亡くした。だから夫には、「娘が父ちゃんに甘えていると思ってちょうだい」と共感を求めることもある。それが「70代夫婦の愛の証し」とも思う。

 そんな田村さんだが、「少しでも自分でやれるほうがいいよねと、場を改めて(介護を受ける夫に)温かく話してみては」とYさんに助言する。

 ■「何でもする」はためにならない

 介護福祉士のKさん(49)=大阪府東大阪市=からも意見が届いた。

 デイサービス施設で5年以上、パートで働いている。実感するのは、「利用者のために何でもしてあげることが、その方のためにならない」ということだ。

 仕事として割り切れる面はあるとしつつも、今では「ご自分でお願いします」と言えるようになった。そばにいると、つい甘えられやすい。「少し距離を置いて見守るのも一策です」

 ■ゆるやかに行動促すことも、ひとつのコツ 介護との向き合い方、支援NPOに聞く

 高齢化や核家族化が進み、お年寄り同士の「老々介護」は今後も増えそうです。介護疲れをできるだけ招かないために心掛けたいことは何でしょうか。NPO法人「介護者サポートネットワークセンター・A」(東京)のスタッフ、MさんとKさんに聞きました。

       ◇

 高齢になると、誰しも体力が衰えます。介護をしながら家事をするのは大変。すべて一人でこなそうとせず、人の手を借りるのも一案です。例えば配食や掃除など民間の家事サービスがあります。介護する人は自分のことを後回しにしがちですが、体調管理も気をつけましょう。

 とにかくがんばりすぎないことと、介護の悩みを抱え込まないことです。友人やケアマネージャーに打ち明けたり支援団体の電話相談を活用したりして、自分の気持ちを聞いてもらうことが大切です。意識して自分の時間をつくり、趣味などで気分転換することも大事です。

 介護を受ける人は、自身も悔しさや悲しみを抱えていたりします。その気持ちに時には寄り添い、少しゆるやかに行動を促すことも、家族介護を長く続けるコツです。

 

 

投書子の気持ちも分かるし、旦那の気持ちも分からないことはない。

残された年月、心していくつもり。

 

 

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