白い表紙

　一昨日かな、ブログに書いた『あひるの空』の世間の評価が悪くて驚いた。

　特に白い表紙で驚いているひとの意見が目立ったけど、僕はあの表紙すんなり受け入れられたけどな。

　いや、もちろん、衝撃受けたのは受けたけど、それは悪い意味じゃなく、白いことに対する疑問もなかった。

　だってあれ、演出でしょ。みなに衝撃与えるための。

　そういう意味では衝撃受けたよ。あの表紙、心に染みた。

　だから、一昨日好意的な感想書いたのだし。

　あれで作者の体調心配するのはお門違いだよ。そりゃあ、来週休みだから、体調良くないのかもしれないけど、それと表紙は関係ないよ。

　あれは演出。

　だって、内容自体かなり凄かったじゃない。

　あんな内容なんだもの。あんな演出もありでしょ。

　内容自体、酷いというひともいるみたいだけど、僕はいい内容だと思いましたよ。色々と、想像力を働かせることが出来て。余韻も楽しめて。

　それは誰かから与えてもらう楽しみじゃなくて、自分で見出す楽しみなんだけど、そういうのが苦手な読者も大勢いるんだな、と今回の件で勉強になった。

　カタルシスも大事、という意見もあって、それにも賛成なんだけど、『あひるの空』はあれでいいのだと思う。

　色々なものがあとを引いて、じんわりと染み込んでいく、本当に素晴らしい内容でした。