だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

僕の右手

2007年10月21日 01時39分38秒 | あなたへ
 僕は左利きです。
 よく言われるような器用ではありませんが、左利きです。
 人にとって利き腕というのはかなり大事なものだと思います。
 なければすごく不便ですし、大事なものを掴むのはいつだって利き腕ですよね。

 僕の左手は僕の愛する人の為に存在しています。

 その人の手を掴む為に存在し、支える為に存在している。

 頼まれたら荷物だって持つし、抱きしめるときに特に力を込めるのは左腕だと思います。

 僕の大事な左手は愛のためだけに存在しています。

 じゃあ、右手は?

 僕の右手はあなたのものです。

 僕の大事な人たち全ての為に存在しています。

 本当は利き腕も捧げるべきなのかもしれませんが、先にも云った通り、左手は別の為に存在しています。

 だから、右手で許してください。

 その代り、この右手はなんだってします。
 もてる範囲内でどんな荷物だって持つし、支えられる限りのものはなんだって支えます。
 あなたの頬を伝うその透明な液体を拭うのも僕の右手です

『僕はもれなく救う千手観音!』

 昔読んだ漫画の主人公が云った台詞。
 千手観音は手が千本もあるから、もれなく救えるかもしれません。
 僕は二本しかないからこれが精一杯です。

 それでも一生懸命やりますので、どうか頼りにして下さい。

 そしてあなたは、

 笑うことに専念していて下さい。

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