だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

本当に美しいもの

2010年02月13日 00時53分00秒 | 小説が好き
 『魔界都市ブルース』の新刊が出ました。

 ありがたいことに。

 嬉しいことに。

 めでたいことに。

 表紙は末弥純先生です。

 挿絵も、末弥純先生です。

 やったーーーーーーーー!!!!!!!

 ああ、もう、みんな観た? あの美しい絵を。

 蒼々と輝く月と、

 はかなげな黒衣のマンサーチャーと、

 キュートな《イカれ帽子屋》を。

 今年は良い年だ。

 こんな幸せな年は近年なかった。

 内容も面白い。ファンサービス的な部分が多い気がするけど、それでも楽しめた。

 末弥先生の挿絵も最高。

 とにかく本当に美しいんだ。

 秋せつらという存在は。

 別の作家が、自分の小説で云っていた。

『美しいものを美しいと表現するのは、なんだか頭が悪いみたいで嫌だ。別の表現方法を使うほうが賢そうだ』

 それでも、美しいと言う表現しか出てこないほど美しい、とその小説では続くんだけど、秋せつらというのはまさしくそれなんだ。

 菊地秀行先生が美しいという言葉以外で表現しようとした『美』そのものなんだよ。

 一人の作家がさ、全身全霊を込めて表現しようという『美』だよ。美しくないはずがない。

 そして、末弥先生はそれを描き続けてきたんだ。

 その秋せつらの美しさが如何様か、なんていうのはもう僕が語ることではないよ。

 とにかく観て!

 表紙を見ればそれとわかるから。

 中身を読めばただ頷くだけだから。

 魔界都市ブルース『<魔法街>戦譜』。

 必ずあなたを幸せにしてくれるから。

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