今週と先週の『ヤングマガジン』に載っていた、ちばてつや先生の『トモガキ』。ちばてつや先生の自伝なのだが、これがおもしろい。
いや、おもしろいというか、中に出て来る赤塚不二雄先生のエピソードが良かった。
数十年前、デビューしたてのちば先生が、あるミスで原稿を落しそうになる。
で、編集者がペン入れもろくにすんでいないその原稿を持って、トキワ荘に向う。トキワ荘の住人に、代筆を頼む為だ。
けど、赤の他人のタッチを真似て、原稿を二日で完成させるのには無理がある。と言って皆が断るんだけど、この時赤塚先生だけが云うんだよね。
云うといっても率先して声を出したわけでなく、小声でなにか云おうとしたところを、石ノ森先生に促されて云うんだ。
「困ったときはお互い様だしさ、人のタッチを真似て書くというのも勉強になるんじゃないかな」
って。
この一言で石ノ森先生も覚悟を決めて、トキワ荘の住人が動き出し、原稿が完成する。
このシーンが凄く良かった。
石ノ森先生の兄貴分ぽいところも出てたし、赤塚先生の繊細で懐の広い優しい部分もきちんと現われていて。
なにより、誰もが口をそろえて云うとおり、若き日の赤塚先生が美青年に描かれているのが面白かった。
ここまで皆が云うということは、本当に格好良かったんだろうな。
一度でいいから、当時の写真が見てみたい。
最近、『マガジン』『サンデー』が50周年を迎えたせいか、漫画家さんのこういう自伝的漫画をよく目にする。『マガジン』でこの間まで連載されていた小林まこと先生の漫画も面白かった。
漫画家さんはその漫画だけでなく、歩んでいる人生も面白い人が多いみたいだ。
いや、おもしろいというか、中に出て来る赤塚不二雄先生のエピソードが良かった。
数十年前、デビューしたてのちば先生が、あるミスで原稿を落しそうになる。
で、編集者がペン入れもろくにすんでいないその原稿を持って、トキワ荘に向う。トキワ荘の住人に、代筆を頼む為だ。
けど、赤の他人のタッチを真似て、原稿を二日で完成させるのには無理がある。と言って皆が断るんだけど、この時赤塚先生だけが云うんだよね。
云うといっても率先して声を出したわけでなく、小声でなにか云おうとしたところを、石ノ森先生に促されて云うんだ。
「困ったときはお互い様だしさ、人のタッチを真似て書くというのも勉強になるんじゃないかな」
って。
この一言で石ノ森先生も覚悟を決めて、トキワ荘の住人が動き出し、原稿が完成する。
このシーンが凄く良かった。
石ノ森先生の兄貴分ぽいところも出てたし、赤塚先生の繊細で懐の広い優しい部分もきちんと現われていて。
なにより、誰もが口をそろえて云うとおり、若き日の赤塚先生が美青年に描かれているのが面白かった。
ここまで皆が云うということは、本当に格好良かったんだろうな。
一度でいいから、当時の写真が見てみたい。
最近、『マガジン』『サンデー』が50周年を迎えたせいか、漫画家さんのこういう自伝的漫画をよく目にする。『マガジン』でこの間まで連載されていた小林まこと先生の漫画も面白かった。
漫画家さんはその漫画だけでなく、歩んでいる人生も面白い人が多いみたいだ。
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