だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

護樹騎士団物語

2008年07月02日 22時09分25秒 | 小説が好き
 前に書いた水月郁見先生の『護樹騎士団物語』を読んでいる。

 もう、無我夢中で読んでいる。

 それ程の面白さだ。

 最初の一巻はちょっと面白いぐらいだった。
 正直買うのを躊躇う内容だったけど、前述した通りの理由があるために購入した。
 二巻目もあまりパッとしなかった。
 なのでしばらく遠ざかっていた。
 正確に云うと、他に読む本が多すぎてこのシリーズに手をつけられなかった。
 なにせ僕が読書に費やせる時間は電車に乗っているときだけ。そして、読みたい新刊は毎月発売されている。
 これでは新しいシリーズを開拓するというのも、なかなか難しいもの。
 その状況で三巻を手に取ったのは、読むべき新刊を全て読み終えたから、
 他に読むものがなければ当然、という流れになる。
 そして読み始めた途端、のめり込んだ。

 なんだ、これ?

 こんなに面白かったか?

 僕がそう思ったのも無理はない。
 この物語の本当の面白さが満載となるのは、三巻以降からなのだ。
 というのも、この本には他にない特徴として、飛行可能な人型戦闘兵器が出てくる。
 作者が一から作り上げた守護騎というのがそれだ。
 この守護騎での戦闘シーンがたまらなく面白い。

 なんという臨場感。

 なんという説得力。

 作者自身航空機免許を持っているというだけあって、その迫力は他の追随を許さない。(といっても、僕はそれ程ロボットものの小説は読んだことないけれど)

 とにかく面白い。

 あっという間に三巻を読んだ。

 そして久方ぶりに家で一冊読み上げた。

 次は五巻を読む。

 この分では八巻を読み終えるのも時間の問題だろう。

 となると困るなぁ。

 続きが出るまで僕は我慢できるだろうか。



 少年は起つ。

 己の内にある騎士の規範の命ずるままに。

 水月郁見先生の書く『護樹騎士団物語』が好き。

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