虹の男 2008年07月22日 20時38分25秒 | オリジナル小説 志藤紫はあることが気になっていた。 学校の廊下でちょくちょく見かける、少し目だった感じの男子生徒。 背はちょっと高めで同じぐらい。ヒールを履けば紫が見下ろすことになる。 顔はまぁ、悪くない。 平均点以上ではあるが、如何せんよく並んで歩いている連れの男子が格好よすぎて、そこまで際立った印象を与えない。 よく笑い、通る声をしているので、気にするつもりはなくてもついついそちらを見てしまうのだ . . . 本文を読む