「安全」とは広辞苑によると①安らかで危険のない事。平穏無事 ②物事が損傷したり危害を受けたりするおそれのない事、とあります。
有名なハインリッヒの法則では1件の重大事故の裏には29件の軽微な事故があり更に300件のヒヤリ・ハットがあると言われます。
又ヒューマンエラーとは人為的に生じた事故や不注意の事、意図しない結果を生じさせるものを指し、ヒューマンエラーが起こる要因には➀先入観 ②見落とし ③判断ミス(思い込み)④注意力の低下 ⑤手抜き、が挙げられます。慣れや油断が効率化を求める作業となりミスに結び付くのかもしれません。誰でも「うっかりして」と言う経験はあると思います。
「人は誰でもミスをする」事を前提として、マニュアルに沿った介助を行う事や環境を整える、手順の見直し等事故が起きるリスクを減らす仕組み作りが重要です。高齢者の方は加齢による心身状態の低下があります。事故は100%防ぐ事は出来ません。安全対策を行う中で、その方が持っている力を損なわない様に安全とリスクの兼ね合いを図り心穏やかに安心して日常生活を送る支えとなりたいと思います。
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