はい、そんなわけで始まりました新コーナー。
このコーナーは、一人の監督について「最低この一本は観ておいた方がいい」という、
そんな映画を勝手に選んでしまおう、というコーナーです。
まずは外国映画編。
アッバス・キアロスタミ。いきなりマニアックですね。
う~ん「友だちのうちはどこ?」ですかね。
子供が友達の家にノートを返しに行くんだけど、家が分からなくてウロウロする。
それだけの話なんですけど、イランの田舎町の風景が凄くいいのである。
エイブラハム・ポロンスキーは「夕陽に向かって走れ」かな。
この人は赤狩りで仕事が出来なかったから、作品が少ない。
初期のノワール、「force of evil」も観たいんだけど、なかなか観られない。
アラン・レネは「去年マリエンバートで」。
「夜と霧」も「二十四時間の情事」も「戦争は終った」も戦争の傷跡を記録した映画。
傷跡を忘れないように記録しておくというのは価値あることだが、とにかく暗い。
映画の可能性を広げたということで、わけが分からんけど、これがいいと思います。
アレックス・コックスは「ストレート・トゥ・ヘル」。
マカロニ・ウェスタン好きならこれしかないでしょう。変則ウェスタンです。
変則SFの「レポマン」や変則音楽映画の「シド・アンド・ナンシー」もいい。
この人が撮ると、何でも変則になっちゃうんだ。
アルフレッド・ヒッチコックは、う~む・・・「鳥」か「サイコ」。今日はそういう気分。
この人の映画は面白いのが多すぎるから、一本には絞りにくい。
とりあえず、全部観ておくのがいいと思う。既にここでコーナーが破綻しました(笑)。
アンドレ・カイヤットは「眼には眼を」。
女の人を見殺しにした医者が、その夫に報復される話。クルト・ユルゲンスがいい。
果てしなく続く広大な荒地を、主人公がヨロヨロ歩いていくラストがたまらない。
「俺は知らない」もラストがすごい。この映画のアンソニー・パーキンスは色っぽかった。
アンドレイ・タルコフスキーは「惑星ソラリス」。
「ストーカー」もいいが、SFよりやや芸術が勝ちすぎている。
その他の映画は芸術的すぎて、やや退屈。
このあたりが一番娯楽と芸術の融合が上手くいっているような気がする。
アンジェイ・ワイダは「灰とダイヤモンド」。
若くして逝ったチブルスキーを観ているだけでも感無量。ポーランドのジミー・ディーン。
ラストで洗濯物のシーツにくるまって果てていくシーンなどは、何回観てもいい。
「大理石の男」「鉄の男」と続くあたりの復活ぶりは凄かった。
アンソニー・マンは、う~む・・・「西部の人」かな?ゲーリー・クーパー。
ジェームス・スチュワートと組んで沢山西部劇を撮ったから「ウィンチェスター銃‘73」?
史劇では「エル・シド」「ローマ帝国の崩壊」、戦争ものでは「テレマークの要塞」もある。
バラエティに富みすぎている監督というのも、なかなか絞りにくい。
アーサー・ペンは「俺たちに明日はない」。
アメリカン・ニューシネマの先駆け。ラストの銃撃戦の衝撃はすごかった。
西部劇ならホフマンの「小さな巨人」、ニューマンの「左ききの拳銃」もいいなあ。
渋いとこでは「奇跡の人」も忘れられない。みず・・・水ね・・・水なのねえ!
ついで、Bのつく監督からだ。
バスター・キートンは・・・う~ん難しい。「キートンの大列車強盗」かな。
「荒武者キートン」も「探偵学入門」も捨てがたい。
ストーンフェイスと呼ばれる無表情で、
体を張ったスラップスティックなギャグはどれもこれも面白い。どれもいいや。
ビリー・ワイルダーは「お熱いのがお好き」。
艶笑喜劇としてはヘップバーンの「昼下がりの情事」もいいなあ。
マクレーンなら「あなただけ今晩は」だし。いや「アパートの鍵貸します」か。
ああ、どれも面白いなあ。
シビア路線なら「サンセット大通り」かな。はたまた「失われた週末」か。
「サンセット大通り」では前出のキートンが落ちぶれた芸人役で登場する。すごい話だ。
とりあえずビリー・ワイルダーも全部観ておくってことでいいと思う。
って、すでに本題からはずれていってるような気がする。一監督一作品じゃないのかよ。
ベルナルド・ベルトリッチは「暗殺の森」。
思想的には「革命前夜」が一番とんがっていて、あとは堕落したという説もあるが、
映像の美しさなどはまだまだ他の追随を許さない。
「殺し」の味わい深さや「1900年」の壮大さ、「ラストエンペラー」の美しさも捨てがたい。
「ラスト・タンゴ・イン・パリ」も退廃的なセックスがヨーロッパ文化の退廃とダブる。
ボブ・フォッシーは「レニー・ブルース」。
ホフマンとの対立は「オール・ザット・ジャズ」の中でも語られていたが、
編集に時間をかけただけあって、単なる芸人の生涯以上に訴えてくる迫力があった。
次点は「キャバレー」。ライザ・ミネリのナンバーの数々はもはやスタンダードだ。
マクレーンのシャープなダンスが観られる「スィート・チャリティ」もいいなあ。
ボブ・ラフェルソンは「ファイブ・イージー・ピーセス」。
次点は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」かな。
ジャック・ニコルソン映画以外はあまり観るべきものがないような気がする。
ブライアン・デ・パルマは「殺しのドレス」。
ヒッチコック好きの監督としては一番近い所までいけたのではないだろうか?
アクションに関しては「アンタッチャブル」「ミッション・インポッッシブル」
「スカーフェイス」がある。ああ、「スカーフェイス」でもいいなあ。
でも、これはハワード・ホークスの焼き直しになるからなあ。
ついでCのつく監督。
キャロル・リードは「第三の男」。
石畳、観覧車、下水道・・・影の使い方が抜群に上手い。構図もしっかりしてる。
雨のシーンが印象的な「邪魔者は消せ」も捨てがたいな。
「オリバー・ツイスト」とD・リーンの「オリバー!」を見比べてみるのも面白い。
カルロス・サウラは「カルメン」。
アントニオ・ガデスとローラ・デル・ソルの踊りもいいが、
なんといってもパコ・デ・ルシアのギターが絶品だ。
パコのギターが鳴っている映画だったらどれでもいいかもしれない。
「タンゴ」「サロメ」など踊り手の呼吸まで伝わってくるような画面がたまらない。
チャールズ・チャップリンは「街の灯」。
盲目だった女性が、助けてくれた浮浪者に気付くシーンが大好きである。
芸人の哀感を描いた「ライムライト」が次点。
キートンに比べると湿っぽさを感じるけれど、適度なお湿りは人生にも必要だ。
ドキュメンタリーとして製作された「放浪紳士チャーリー」はよく出来ていた。
チャップリンの死が報道されたあとの上映だったので、泣けた泣けた。
クロード・ルルーシュは「男と女」。フランシス・レイの音楽的な功績も大きい。
ドキュメンタリー出身としては「白い恋人たち」も捨てがたい。
初期に「女を引き裂く」ってのも撮ってるらしい。とても観てみたい。
コスタ・ガブラスは「Z」。
「戒厳令」「ミッション」もそうだけど、政治色の強い映画を撮る人だ。
しかし、「Z」は語り口が見事で、物語的に面白く、エンターテインメントの域まで達した。
クリス・マルケルは「ジュ・テ」。
こういう映画もあっていい。
クロード・シャブロルは「いとこ同志」。
運のいい男と悪い男を、女をからめて対比させる。これは今でも使えそうな題材だ。
いや、「二重の鍵」か。でも、ヒッチコックの感じはあまり出せてなかったからなあ。
ついでDのつく監督。
ダニエル・マンは「電撃フリントGO!GO作戦」。
色々撮ってるけど、こんな馬鹿馬鹿しいスパイ映画はもう誰も撮れない。
エリザベス・テイラーの演技を開花させた「バターフィールド8」もいい。
お色気路線では「バラの刺青」なんちゅうのもあった。刺青は太ももだったかな?ふふ。
ダニー・ボイルは「トレイン・スポッティング」。
イメージの飛躍と疾走感がとてもいい。画面自体がラリってる感じもする。
「シャロウ・グレイブ」も金をめぐって人間の欲が噴出する、面白い映画だった。
アメリカ資本で撮った「普通じゃない」以降、やや元気に欠ける。
ダリオ・アルジェントは「サスペリア2」。
恐がりだからホラーは観ないようにしているんだが、アルジェントのは色が綺麗だから。
この作品は絵画のトリックが使われていて、その謎解き部分も面白いし恐かった。
こういう地味な恐怖を積み重ねてくれるならいいのだが、スプラッターものは勘弁だ。
デイビッド・クローネンバーグは「裸のランチ」。
日常と幻想の境界線がすごく曖昧で、とても危うい画面が随所に見られる。
そういう意味では「イグジステンズ」も好きな映画だ。
「フライ」もそうなのだが、恐いというより、生理的な不快感の描写が上手いと思う。
デビッド・フィンチャーは「セブン」。
脚本的によく出来ていたのが「ゲーム」。♪人生はゲーム 互いの傷を♪って、違う。
もう少し膨らみがあったら間違いなく名作になっていたのが「ファイト・クラブ」。
「エイリアン」シリーズで最も評価が悪い「3」だって、この系列から言えばなかなか。
物語の中にある抑圧された「何か」。それが噴出した映画も観てみたいものだ。
デビッド・リーンは「戦場にかける橋」。
イギリス人の誇り高さを見事に描いてみせた。アレック・ギネスの代表作。
「アラビアのロレンス」も忘れてはならない。
製作者がうるさく口出ししないように、出来るだけ遠くのロケ地を選んだ結果がこれだ。
この人の作品も全作観ておいて損はない。じっくりと格調高い画面作り。
デビッド・リンチは「エレファントマン」。
フリーク趣味を前面に出さずに、抑えた画面が今となっては懐かしい。
私的な意見だが、この人はまだ自分の代表作をものしていない。
どれもこれもいい所まで近づいているのに、今一歩が踏み込めない感じだ。
ドン・シーゲルは「ダーティハリー」。
男にこだわった監督。どの映画からも男臭さが漂う。
「突撃隊」「殺し屋たち」「刑事マディガン」「マンハッタン無宿」「真昼の死闘」・・・
詳しくは「CINEMA and so on」参照。
というわけでやっとA~Dまで。
こんな調子でZまでいけるのか。ふう、やれやれ。
このコーナーは、一人の監督について「最低この一本は観ておいた方がいい」という、
そんな映画を勝手に選んでしまおう、というコーナーです。
まずは外国映画編。
アッバス・キアロスタミ。いきなりマニアックですね。
う~ん「友だちのうちはどこ?」ですかね。
子供が友達の家にノートを返しに行くんだけど、家が分からなくてウロウロする。
それだけの話なんですけど、イランの田舎町の風景が凄くいいのである。
エイブラハム・ポロンスキーは「夕陽に向かって走れ」かな。
この人は赤狩りで仕事が出来なかったから、作品が少ない。
初期のノワール、「force of evil」も観たいんだけど、なかなか観られない。
アラン・レネは「去年マリエンバートで」。
「夜と霧」も「二十四時間の情事」も「戦争は終った」も戦争の傷跡を記録した映画。
傷跡を忘れないように記録しておくというのは価値あることだが、とにかく暗い。
映画の可能性を広げたということで、わけが分からんけど、これがいいと思います。
アレックス・コックスは「ストレート・トゥ・ヘル」。
マカロニ・ウェスタン好きならこれしかないでしょう。変則ウェスタンです。
変則SFの「レポマン」や変則音楽映画の「シド・アンド・ナンシー」もいい。
この人が撮ると、何でも変則になっちゃうんだ。
アルフレッド・ヒッチコックは、う~む・・・「鳥」か「サイコ」。今日はそういう気分。
この人の映画は面白いのが多すぎるから、一本には絞りにくい。
とりあえず、全部観ておくのがいいと思う。既にここでコーナーが破綻しました(笑)。
アンドレ・カイヤットは「眼には眼を」。
女の人を見殺しにした医者が、その夫に報復される話。クルト・ユルゲンスがいい。
果てしなく続く広大な荒地を、主人公がヨロヨロ歩いていくラストがたまらない。
「俺は知らない」もラストがすごい。この映画のアンソニー・パーキンスは色っぽかった。
アンドレイ・タルコフスキーは「惑星ソラリス」。
「ストーカー」もいいが、SFよりやや芸術が勝ちすぎている。
その他の映画は芸術的すぎて、やや退屈。
このあたりが一番娯楽と芸術の融合が上手くいっているような気がする。
アンジェイ・ワイダは「灰とダイヤモンド」。
若くして逝ったチブルスキーを観ているだけでも感無量。ポーランドのジミー・ディーン。
ラストで洗濯物のシーツにくるまって果てていくシーンなどは、何回観てもいい。
「大理石の男」「鉄の男」と続くあたりの復活ぶりは凄かった。
アンソニー・マンは、う~む・・・「西部の人」かな?ゲーリー・クーパー。
ジェームス・スチュワートと組んで沢山西部劇を撮ったから「ウィンチェスター銃‘73」?
史劇では「エル・シド」「ローマ帝国の崩壊」、戦争ものでは「テレマークの要塞」もある。
バラエティに富みすぎている監督というのも、なかなか絞りにくい。
アーサー・ペンは「俺たちに明日はない」。
アメリカン・ニューシネマの先駆け。ラストの銃撃戦の衝撃はすごかった。
西部劇ならホフマンの「小さな巨人」、ニューマンの「左ききの拳銃」もいいなあ。
渋いとこでは「奇跡の人」も忘れられない。みず・・・水ね・・・水なのねえ!
ついで、Bのつく監督からだ。
バスター・キートンは・・・う~ん難しい。「キートンの大列車強盗」かな。
「荒武者キートン」も「探偵学入門」も捨てがたい。
ストーンフェイスと呼ばれる無表情で、
体を張ったスラップスティックなギャグはどれもこれも面白い。どれもいいや。
ビリー・ワイルダーは「お熱いのがお好き」。
艶笑喜劇としてはヘップバーンの「昼下がりの情事」もいいなあ。
マクレーンなら「あなただけ今晩は」だし。いや「アパートの鍵貸します」か。
ああ、どれも面白いなあ。
シビア路線なら「サンセット大通り」かな。はたまた「失われた週末」か。
「サンセット大通り」では前出のキートンが落ちぶれた芸人役で登場する。すごい話だ。
とりあえずビリー・ワイルダーも全部観ておくってことでいいと思う。
って、すでに本題からはずれていってるような気がする。一監督一作品じゃないのかよ。
ベルナルド・ベルトリッチは「暗殺の森」。
思想的には「革命前夜」が一番とんがっていて、あとは堕落したという説もあるが、
映像の美しさなどはまだまだ他の追随を許さない。
「殺し」の味わい深さや「1900年」の壮大さ、「ラストエンペラー」の美しさも捨てがたい。
「ラスト・タンゴ・イン・パリ」も退廃的なセックスがヨーロッパ文化の退廃とダブる。
ボブ・フォッシーは「レニー・ブルース」。
ホフマンとの対立は「オール・ザット・ジャズ」の中でも語られていたが、
編集に時間をかけただけあって、単なる芸人の生涯以上に訴えてくる迫力があった。
次点は「キャバレー」。ライザ・ミネリのナンバーの数々はもはやスタンダードだ。
マクレーンのシャープなダンスが観られる「スィート・チャリティ」もいいなあ。
ボブ・ラフェルソンは「ファイブ・イージー・ピーセス」。
次点は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」かな。
ジャック・ニコルソン映画以外はあまり観るべきものがないような気がする。
ブライアン・デ・パルマは「殺しのドレス」。
ヒッチコック好きの監督としては一番近い所までいけたのではないだろうか?
アクションに関しては「アンタッチャブル」「ミッション・インポッッシブル」
「スカーフェイス」がある。ああ、「スカーフェイス」でもいいなあ。
でも、これはハワード・ホークスの焼き直しになるからなあ。
ついでCのつく監督。
キャロル・リードは「第三の男」。
石畳、観覧車、下水道・・・影の使い方が抜群に上手い。構図もしっかりしてる。
雨のシーンが印象的な「邪魔者は消せ」も捨てがたいな。
「オリバー・ツイスト」とD・リーンの「オリバー!」を見比べてみるのも面白い。
カルロス・サウラは「カルメン」。
アントニオ・ガデスとローラ・デル・ソルの踊りもいいが、
なんといってもパコ・デ・ルシアのギターが絶品だ。
パコのギターが鳴っている映画だったらどれでもいいかもしれない。
「タンゴ」「サロメ」など踊り手の呼吸まで伝わってくるような画面がたまらない。
チャールズ・チャップリンは「街の灯」。
盲目だった女性が、助けてくれた浮浪者に気付くシーンが大好きである。
芸人の哀感を描いた「ライムライト」が次点。
キートンに比べると湿っぽさを感じるけれど、適度なお湿りは人生にも必要だ。
ドキュメンタリーとして製作された「放浪紳士チャーリー」はよく出来ていた。
チャップリンの死が報道されたあとの上映だったので、泣けた泣けた。
クロード・ルルーシュは「男と女」。フランシス・レイの音楽的な功績も大きい。
ドキュメンタリー出身としては「白い恋人たち」も捨てがたい。
初期に「女を引き裂く」ってのも撮ってるらしい。とても観てみたい。
コスタ・ガブラスは「Z」。
「戒厳令」「ミッション」もそうだけど、政治色の強い映画を撮る人だ。
しかし、「Z」は語り口が見事で、物語的に面白く、エンターテインメントの域まで達した。
クリス・マルケルは「ジュ・テ」。
こういう映画もあっていい。
クロード・シャブロルは「いとこ同志」。
運のいい男と悪い男を、女をからめて対比させる。これは今でも使えそうな題材だ。
いや、「二重の鍵」か。でも、ヒッチコックの感じはあまり出せてなかったからなあ。
ついでDのつく監督。
ダニエル・マンは「電撃フリントGO!GO作戦」。
色々撮ってるけど、こんな馬鹿馬鹿しいスパイ映画はもう誰も撮れない。
エリザベス・テイラーの演技を開花させた「バターフィールド8」もいい。
お色気路線では「バラの刺青」なんちゅうのもあった。刺青は太ももだったかな?ふふ。
ダニー・ボイルは「トレイン・スポッティング」。
イメージの飛躍と疾走感がとてもいい。画面自体がラリってる感じもする。
「シャロウ・グレイブ」も金をめぐって人間の欲が噴出する、面白い映画だった。
アメリカ資本で撮った「普通じゃない」以降、やや元気に欠ける。
ダリオ・アルジェントは「サスペリア2」。
恐がりだからホラーは観ないようにしているんだが、アルジェントのは色が綺麗だから。
この作品は絵画のトリックが使われていて、その謎解き部分も面白いし恐かった。
こういう地味な恐怖を積み重ねてくれるならいいのだが、スプラッターものは勘弁だ。
デイビッド・クローネンバーグは「裸のランチ」。
日常と幻想の境界線がすごく曖昧で、とても危うい画面が随所に見られる。
そういう意味では「イグジステンズ」も好きな映画だ。
「フライ」もそうなのだが、恐いというより、生理的な不快感の描写が上手いと思う。
デビッド・フィンチャーは「セブン」。
脚本的によく出来ていたのが「ゲーム」。♪人生はゲーム 互いの傷を♪って、違う。
もう少し膨らみがあったら間違いなく名作になっていたのが「ファイト・クラブ」。
「エイリアン」シリーズで最も評価が悪い「3」だって、この系列から言えばなかなか。
物語の中にある抑圧された「何か」。それが噴出した映画も観てみたいものだ。
デビッド・リーンは「戦場にかける橋」。
イギリス人の誇り高さを見事に描いてみせた。アレック・ギネスの代表作。
「アラビアのロレンス」も忘れてはならない。
製作者がうるさく口出ししないように、出来るだけ遠くのロケ地を選んだ結果がこれだ。
この人の作品も全作観ておいて損はない。じっくりと格調高い画面作り。
デビッド・リンチは「エレファントマン」。
フリーク趣味を前面に出さずに、抑えた画面が今となっては懐かしい。
私的な意見だが、この人はまだ自分の代表作をものしていない。
どれもこれもいい所まで近づいているのに、今一歩が踏み込めない感じだ。
ドン・シーゲルは「ダーティハリー」。
男にこだわった監督。どの映画からも男臭さが漂う。
「突撃隊」「殺し屋たち」「刑事マディガン」「マンハッタン無宿」「真昼の死闘」・・・
詳しくは「CINEMA and so on」参照。
というわけでやっとA~Dまで。
こんな調子でZまでいけるのか。ふう、やれやれ。
むかしばなしの、震災の話。 リアルでした。
中国で言えば、「金瓶梅」。どういう発想でそうなるのか興味がありますね。
まあ、エキゾチックという部分では多少の共通項はありますが。
震災はそれ以降の生き方というか考え方を、根本から変えてくれたように感じます。
です、久しぶり!
過去に観たいろんな映画、思い出して楽しい気分になりました、ありがとう。
ちなみに、この中で私が好きなのは「アパートの鍵貸します」です。最後にキューンとくるよね。
また、次回のこのコーナー楽しみにしてます♪
ふっと、そう感じました^^;
なんか、いいかげんw
ごめんやっしゃぁぁぁ
おひさ!
一番最初のGAIAXのHPは既に消滅してしまったのだった。
今はここがメインのHPだよ。
↓
http://members.goo.ne.jp/home/namiheinora/main
去年の7月にウィルスにやられて、リカバリーしたわけね。
それで、秘密のチャットルームのアドレスが分かんなくなってしまったのだった。
夜を徹してチャットしていた頃が懐かしいね。
のらのメルアドまだ残ってる?チャットルームのアドレスが知りたいんだけど・・・。
「アパート・・・」は喜劇仕立てでありながら、切ない恋の話でもある。いいよね。
ワイルダーの本は厚いのを2冊持ってるけど、ああいう映画を作れる人はもういないね。
いぷ様
映画のイメージが希薄?
一番の映画にリンクを貼ろうかなと思ったけど、面倒くさくなってしまって(笑)。
時間があれば、あとでじっくりリンクを貼ろうかなと思ってます。
編集できるから。
乞うご期待!長い目で見てやって下さい。
徹夜できたかな?