
2015年9月27日(日)
プラザノース ホール
指揮:井山英之
♪第1部
マーチ「エル・キャピタン」(J.P.スーザ)
小フーガ ト短調(J.S.バッハ/arr.三井英健)
吹奏楽のための第二組曲(G.ホルスト)
バレエ音楽「眠れる森の美女」よりワルツ(P.I.チャイコフスキー/arr.三井英健)
サンドペーパー・バレエ(L.アンダーソン)
喜歌劇「天国と地獄」序曲(J.オッフェンバック/arr.三井英健)
♪第2部
テキーラ(C.リオ/arr.明光院正人)
Everything フリューゲルホルン独奏:井山英之(松本俊明)
スーパーマリオブラザーズ(近藤浩治/arr.星出尚志)
君をのせて~映画「天空の城ラピュタ」より~(久石譲/arr.小島里美)
「アラジン」メドレー(A.メンケン/arr. P.ジェニングス)
♪アンコール
ポパイのマーチ/arr.岩井直溥
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「プチ合宿」という名の怒涛のシルバーウィークを乗り越え、
ようやく迎えましたファミリーコンサート当日!お天気も良し!
本番の日の朝、玄関を出るときに、いつも口に出して言うこと…
「譜面、持った。マウスピース、持った。着替え、持った。よし。」
8:50 出演者・スタッフ ホール搬入口に集合
9:00 搬入・セッティング
今回もたくさんのスタッフの皆さんにお世話になります。
よろしくお願いします。
10:00 リハーサル開始
プログラム順に進めていきながら、最終チェックです。
バテないように、テンション上がりきらないように、
いかにコントロールできるかが本番への鍵(笑)

定期演奏会とは違い、客席とステージがとても近い!
だんだん緊張してくる…
2部は「テキーラ」で始まります。
この曲、曲の合間で演奏者が『テキーラ!』と叫ぶのですが、
吹いて叫んですぐ吹いて…がなかなか難しく、うまく声が通りません。
団長からダメ出し。
「楽譜にフォルテと書いてあったら、フォルテで吹くでしょ?
だから『テキーラ!』もフォルテでやって。死ぬ気で言って!(笑)」
今回、指揮者の井山先生が、フリューゲルホルンを演奏して下さいます。
ので、井山先生もリハーサル。

12:30 リハーサル終了
ほぼ時間通りにリハーサル終了。
腹ごしらえをしたいところですが、もう少し粘って練習するメンバーも多いです。
14:00 開演!!

客席は超満員!!すごい!!
一番前のお客様とも目が合ってしまう距離です。
メンバーのテンションも上がります!
第1部は「曲名は知らないけれど、どこかで聴いたことがある曲」を
これでもかと詰め込みました。
エル・キャピタンに始まり、各パートのソロ回し的な小フーガ。
ホルストが作った第二組曲、眠れる森の美女よりワルツ。
サンドペーパー・バレエでは、打楽器の二人が紙やすりを楽器にしてかわいく演奏してくれました。

第1部ラストは運動会でおなじみの天国と地獄。
天国と地獄で、第1部、走り切りました!!ホントにこの曲は息が切れる…(笑)
今回も指揮・司会を務めて頂く井山先生。
リハーサルでは、
「今日はあまり話すぎないようにするつもり」
とおっしゃっていましたが、
先生のお話は今日も止まりません♪
少し押して第2部スタート。
メンバーはスカーフを巻いて登場です。

『テキーラ!』の声は客席に届いたでしょうか?!
井山先生のフリューゲルホルンソロによる「Everything」。
マイクをフリューゲルホルンに持ち替えた瞬間、先生のオーラが変わります。

この「Everything」は、以前このブログでもご紹介しましたが、
寿退団したサックス吹きゆうこりんの結婚式in広島で、管楽五重奏にて披露した曲なのです。
先生からもそんな前フリがありましたが…実はこのとき、
先生には内緒で、サプライズを仕掛けていたんです♪
「(ゆうこりんが)今日も会場に聴きに来てくれている、ん、ですよね?」
とコンマスに聞く先生に対し、コンマスは「さぁ?」とわざとらしく首をかしげます(笑)
先生の素敵なフリューゲルホルンにお客様もメンバーも酔いしれ、
先生が司会に戻ろうとマイクを手にしようとしたとき、
袖から花束を持ったゆうこりん本人が登場!

何も知らなかった先生、おいおいと言わんばかりの笑顔!
「広島に行った子です」と嬉しそうにゆうこりんを紹介。
そしてなぜだかステージ上で感動の再開を果たすコンマスとゆうこりん(笑)

サプライズ大成功!ありがとう、ゆうこりん!
会場にもこのゲームにハマった方がたくさんいらしたスーパーマリオブラザーズ。
君をのせてはラピュタの名シーンがよみがえります。
第2部ラストはアラジン。
このアラジンをアルスで演奏するのは19年振りなんです!(…確か)
早くもアンコール。あっという間!
お客様から暖かい拍手を頂き、
第14回ファミリーコンサート、終演です。

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アルスの演奏会を何度か聴きに来て下さっている方には、これまでの演奏会と比べ、あきらかにメンバーが少ない今回のファミリーコンサートに、あれ?と思われた方がいらっしゃるかもしれません。
今回のファミリーコンサートは「ありのまま」のアルスで演奏しました。
それでも、どうしても足りないパートがありますので、4人の方々にお手伝い頂いて、この日を迎えました。
少なくても、このメンバーでやれることがあるはず。
やれるはず。できるはず。楽しいはず!
今年に入ってから、このメンバーで数々の本番をこなしてきました。
ファミリーコンサート直前に(!)入団したメンバーもいます。
ほぼ1人1パートの譜面を吹いています。
居ないパートの楽譜は、ほかのパートで補います。
誰かが欠けてしまうと、曲が成り立ちません。
でも、メンバー一人ひとりの音が、誰に隠れることなく、しっかり聞こえてきます。
それが、楽しい。
井山先生のご指導のもと、悩んで苦戦しながらも、このメンバーで、このファミリーコンサートを開催し、超満員のお客様に聴いて頂けたことを誇りに思います。
今後のアルスの大きな力にもなると思います。
ご来場頂いたお客様、ご尽力頂いたスタッフ・関係者の皆さま、
本当にありがとうございました。
最後に、今回、ホールの収容人数を超えるお客様にご来場頂き、予想を超えた状況に、やむを得ず、入場制限させて頂く事態となってしまい、誠に申し訳ございませんでした。
入場できなかったお客様お一人お一人に、感謝の気持ちとお詫びを申し上げたい気持ちでいっぱいです。
どうかまた、アルスの演奏会に足を運んで頂けたらと思います!
今後ともアルス ノヴァ ウインドシンフォニーをよろしくお願い致します。
報告者:よしこ@TUBA(ファミコンの余韻に浸りすぎてアップが遅くなってごめんなさい!)