財団法人キープ協会 あんしんの森プロジェクト

東北関東大震災被災者支援 「子どもとそのご家族」避難受け容れプロジェクト

第6日目のご報告

2011年03月26日 20時45分48秒 | 日記
■ 第6日目 ■


一晩中降り積もった雪で、絶好のそり日和となった清里高原。
子どもたちは、雪を集めてジャンプ台を作り、よりダイナミックにそり遊びを楽しんでいました。
また、自然学校の隣のキープ農場で牛を飼っていることを知った子どもたちから牛に会いたいという希望がでていたので、午後は乳搾り体験に出かけました。
最初は初めて出会うジャージー牛に恐る恐る触れていた子どもたちも、
そのうち「あったかい!」「気持ちいい~!」と抱きつくほど、牛と仲良くなっていました。

ずっと続けてきた保育の時間、この場所にも、スタッフにも慣れて、子ども同士も名前で呼び合うように
なりました。幼児と小学生そしてスタッフの一員の高校生、19名と6ヶ月の赤ちゃん1名がいます。
大人が「がんばっ会」と名前がついたことで、子どもも何か名前をつけようということになり、
暖かいお茶とおやつを食べながら、年長児と小学生が「元気っ子」と名づけてくれました。
吹雪のような雪の中で2歳・3歳児たちが、こんぺいとうの取り合いをしている姿を見て、
「だってみんな元気だもん!」と言って笑いました。

キープ協会の敷地内には、天然温泉があります。
たまには気分を変えて、そして身体の疲れを癒していただければとご提案した
ところ、ほとんどのご家族がご参加希望でした。
寒い日が続いていますが、身体の芯まで温まっていただけたらと思います。

昨日大人の方々を中心に仕分けていただいた物資ですが、明日現地にお届けする
ことになりました。
お仕事の都合で郡山にお帰りになる方が1名いらっしゃるので、その方をお送り
する車に一緒に積み込み、スタッフが現地の避難所を回って必要とされるものがあれば
直接お届けいたします。

皆さんのアイディアで、「160cm 男子」などと書かれた袋を選ぶと、上下
1セットの衣類が揃うように仕分けてあります。
使う側のことを考えての工夫ですね。


▲衣類のセット。他には4人用お風呂セットなども。