財団法人キープ協会 あんしんの森プロジェクト

東北関東大震災被災者支援 「子どもとそのご家族」避難受け容れプロジェクト

プロジェクトの主旨

東北関東大震災で被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。
そして、今なお苦しい思いをされている方々に、一刻も早く希望の光が与えられますように
お祈り申し上げます。
私ども財団法人キープ協会は、山梨県・清里高原にあります。創設者ポール・ラッシュは、
1923年9月 関東大震災の復興の為日本を訪れた事をきっかけに、その人生を戦後の貧困に
苦しんでいた清里の農村復興、青少年の育成に捧げました。
今の私たちには、どんな支援ができるだろうか。検討を重ねた結果、不安な思いで生活を送る
子ども達、また小さい命と共に生きながら生活の再建を図られるご家族の皆様に、まずは安心で
安全な場所と時間を確保していただくために、関係各機関との連携のもと、キープ自然学校にて
一時避難のための受け容れを行います。
現時点では、3月21日(月)より4月7日(木)までの、約半月を予定しています。

募金のご協力ありがとうございました

お蔭様で、3月25日15:00現在 \3,423,829 の温かいお心差しをいただきまして、
「あんしんの森プロジェクト」に必要としていた募金の目標金額を達成することができました。
皆様のご協力に、心から感謝申し上げると共に、福島県よりいらしているそれぞれの
ご家族の、次の第一歩の為に大切に使わせていただきます。

3日と経たぬ短期間での力の集まりに、キープ協会スタッフ一同心より感謝申し上げるとともに、
気を引き締めて今後の更なる活動を誓わせていただきます。

なお、募金や支援物資の受付についてのお問合せを多くいただいております。
初期支援を目的とした今回の「あんしんの森プロジェクト」につきましては皆様のお陰をもちまして
必要充分な量の資金と支援物資が確保できたため、受付を締め切らせていただいたものです。
今後の新たな支援プロジェクトにつきましては、財団法人キープ協会として準備を進めている
ところでございます。
決定し次第、改めて皆様にご支援のお願いをさせていただければと思います。
引き続きご支援・ご協力のほど、何とぞよろしくお願いいたします。


【「あんしんの森プロジェクト」事務局ご連絡先】
財団法人キープ協会 キープ自然学校
TEL: 0551-20-7701 FAX: 0551-48-2143 E-mail: gakko@keep.or.jp

支援物資について

皆様からのご支援により、物資については充分な量を確保することができました。
たくさんの方に暖かなご支援を頂き、心より感謝しております。
生活用品のほかにも、子どもたちのための玩具や文具などの贈り物もたくさん頂きました。

支援物資の受付はこれで終了させていただきます。本当に、ありがとうございました。

【4月2日追記】
ご家族の皆さまから、「私たちには充分な量をいただいたので、使いきれない分は避難所で
生活している方々に届けたい」とのご意向があり、3/27と4/2に現地にお届けしました。
頂いた物資は、必要としている方の手から手へ、大切に使われてゆきます。

第11日目のご報告

2011年03月31日 20時04分23秒 | 日記
■ 第11日目 ■

今日は午前中は暖かでしたが、午後は少し雪の舞う天気でした。

子どもたちはお弁当を持って出かけました。
お昼の時間にもどる必要がないので、森の中で思う存分遊んで過ごしました。
ハンモックで作ったブランコをしたり、川でダムを作ったり。
木の枝を削ってペンダントを作っている子もいました。学校の友達や、仕事で離れているご家族へのお土産にするそうです。
今日のお弁当は、厨房スタッフが森まで届けてくれました。
暖かい焚き火を囲んで食べるお弁当、みんな驚くほどよく食べていました。

▲今日も鹿の群れが!!

子どもたちが森に出かけている間に、大人の皆さんは甲府にある大きな
ショッピングモールにお出かけ。
新生活や新学期を迎えるために必要なものを買出しするためです。
希望される方が多く、バスでのお送りになりました。


そして、今日は子どもたちが楽しみにしていた一大イベントがありました。
震災で、卒園式、卒業式ができなかった子の、卒園・卒業のお祝いです。
実は、子どもたちからこの提案を受けたのは、まだここに来て間もない頃。
小学生を中心に何日も前から準備をしていました。
「この歌を歌いたい!」というリクエストに、スタッフもピアノと歌の猛特訓をして今日を迎えました。
夕食前の時間、大人も子どもも薪ストーブの前に集まり、歌で送り出す卒園式と卒業式。
「おもいでのアルバム」「さよならぼくたちのようちえん」そして「未来へ」
これまで計画・準備をしていた小学5年生と高校生が、内緒で用意してくれた卒業祝いのカードを手渡してくれました。
卒園・卒業を迎えた4人の子どもたちの、照れながらも嬉しそうに胸を張る姿に、
立ち会った大人たちは、涙をみせながら、お祝いをしました。また、子ども達から大きな勇気をもらったような気がします。
彼らの先生達にきかせてあげたい歌声。福島の先生達は卒園・卒業生をどんなに送り出したかったことでしょう。
彼らはしっかりと巣立っていきますよ。それまでの幼稚園や学校での生活が幸せだったことが、
子ども達をみていて充分伝わってきます。

明日から4月。新たな旅立ちの日を迎えるみなさまの前途が、明るいものでありますように。

第10日目のご報告

2011年03月30日 20時39分42秒 | 日記
■ 第10日目 ■

「あんしんの森プロジェクト」も10日目に入りました。
ここ数日は晴れて暖かい日が続いています。

午前中子どもたちは、「しかの森」と呼ばれている森へ出かけました。
ここは、森の中の広場でブランコや木登りができるので、思い思いに時間を忘れて遊んでいました。

▲森の入り口の倒木で遊ぶ子どもたち

また、午後は焚き火で「りんごのホットケーキ」を作りました。
森に遊びにいっていたグループが戻ってくるのに合わせて焼いたので、
みんなで焚き火を囲んで焼き立てをいただきました。


▲坂を上りきると八ヶ岳が目の前に!

大人の方々は、キープ自然学校のお風呂掃除をしてくださいました。
結構大きなお風呂なので大変だったのではないかと思いますが、デッキブラシで
ゴシゴシと丁寧に洗っていただきました。
おかげ様で、皆気持ちよくお風呂に入れます。ありがとうございます。

皆で過ごせる共有のラウンジには薪ストーブがあります。
定期的に掃除をしなければならないのですが、地元のストーブ屋さんがご厚意で
清掃をしてくださいました。
ありがとうございます。

本当に多くの方々が関わり、力を貸してくださっています。


そして、今夜は初めてのナイトハイクにも出かけました。
子どもは満点の星空の下、ひとつの明かりで絵本を読んだり
夜の森でキツネチームとネズミチームに分かれてかくれんぼをしました。
このかくれんぼは、ネズミチームがみんなで一箇所に隠れ、キツネチームは声を頼りにそれを探す、というものです。月明かりのない夜だったので、すぐそばで声がするのに見つからない!と、とても盛り上がりました。
今夜は星がたくさん見えていたので、自分の星をひとつ決めてお願いごとをしました。
離れた場所にいる家族や友達も、今頃同じ星を見上げているのかな・・・そんなふうに感じる時間でした。

大人は、キャンドルを手に夜の森へ出かけました。
静かな森の夜、じっくり一人ひとりの時間をすごされたようです。


第9日目のご報告

2011年03月29日 21時11分47秒 | 日記
■ 第9日目 ■

第9日目の今日も、晴天で気持ち良い一日でした。

子どもたちは、少し足を延ばして牧草地の中にある広場へ出かけました。
グラウンドにもなる広いスペースで、サッカーや大縄跳びをし、
「ごろごろ坂」と呼ばれる急斜面を転がったり、草すべりをして遊びました。
清里に来てから寒い日が続いていましたが、今日は上着を脱いで遊ぶ子も多く
青空の下、思い切り体を動かしていました。
子ども同士の関係も深まり、どの子も兄弟のように面倒を見合っていました。

また、毎日「元気っ子」に同行してくださるIさんのおじいちゃん。
焚き火をあっという間におこしたり、チャンバラの相手をしてくれたり、
まさに遊びの達人!子どもたちのヒーローです。

▲「ごろごろ坂」で遊ぶ子どもたち。

大人の方々は、キープ自然学校の掃除のお手伝いをしてくださいました。
1階と2階にある共有ラウンジなどを中心に、丁寧に掃除機をかけてくださって、
スタッフはとても有り難かったです。
また、明日はお風呂掃除を手伝ってくださるとのこと。
本当にありがとうございます。

明日も素敵な一日になりますように。

第8日目のご報告

2011年03月28日 19時11分39秒 | 日記
■ 第8日目 ■

今日の清里高原は、少し寒さが緩み過ごしやすい日になりました。
すっかり定番になった自治会「がんばっ会」に森の時間「元気っ子」、
そして物資の整理や薪割りなど、何かしたい!という方々の「がんばっぺワーク」
全て、みなさんからの提案で名前が付き、活動が展開されています。

「元気っ子」は、午前中はキープ協会内にあるファームショップへ出かけ、お店の前の
遊具で遊びました。森の時間もいいけれど、たまには慣れた遊具で遊ぶのもいいですね。
また、牛の餌やりを見学したり、牧草地にいる牛を見たりと、のんびり過ごしました。
1週間がすぎて、小さい子は少し疲れている様子もあったので、午後は室内で絵の具を
使ってお絵かきをしました。絵の具を使いたいというのも子どもからのリクエストで、
手や顔を絵の具だらけにしながら楽しんでいました。
いつも元気に走り回っている子が、真剣に筆を持って画用紙に向き合っている姿も、
とても素敵でした。




午後は、茶道を勉強しているキープスタッフがお茶のおもてなし。
抹茶と和菓子を召し上がっていただきました。
また、「がんばっ会」では子ども達のことが話題に。
おやつや生活のルールなど、子ども達の様子はここにいる大人たちがみんなで見守る
ということを改めて確認しました。

ここで生活する皆さん自身の手で、どんどん「あんしん」が育っているように感じます。

第7日目のご報告

2011年03月27日 17時23分27秒 | 日記
■ 第7日目 ■

今日は久しぶりの快晴でした。
真っ青な空に、真っ白に雪をかぶった富士山や八ヶ岳が映えていました。

子どもたちは、富士山が見えるポイントで暖かいお茶とおやつにしました。
今日のおやつは、近くの保育園を卒園する子どもたちから頂いた手作りクッキー。
たくさんの祈りとメッセージがこめられたクッキー、とてもおいしそうでした。
また、今日は富士山のほかに、もう一つの念願だったシカにも出会いました。
野球をしようと広い場所へ行ったお兄ちゃんたちが「シカがいるよ!」と呼びに来てくれたので、見に行ってみると牧草地に大きな群れが・・・
「角がある!」「いっぱいいるね~!」「あの小さいのは赤ちゃん?」と大興奮の子どもたちでした。
また、野球をしているお兄ちゃんたちにあこがれた子どもたち。
午後は3歳からおじいちゃんまで、三世代で野球を楽しんでいました。
そして、お料理をしたいという声も多かったので、
夕方からは親子で自然学校の厨房スタッフと一緒に餃子を作りました。


▲雪の牧草地で、富士山に向かって。

大人の方々は、共有ロビーで使っている薪ストーブ用の薪割り。
皆さん、福島県の中でも比較的暖かい地域の方々なので、薪割りの経験はほとんどないようなのですが、素晴らしいスピードでものすごい量の薪の山を作ってくださいました。
ありがとうございます。

引き続き、物資の整理も合間を見つけて進めてくださっています。
整理できた物は、また被災地へお届けいたします。

また、そろそろ髪が伸びてきた方々のために、地元の美容師さんがボランティアで
ヘアカットに来てくださいました。
今日と明日に4名ずつカットしていただく予定です。