ちょっとした言葉とか、地名とか、なんでそうなったのかと言う、もとを辿ると面白いなあって思う。
例えば、昔、日本は『倭国』と言われていたけれど、これは、一人称を表すやまとことばの『わ』を、国名と思い込んだからだと言う説があるらしい。
長野の『戸隠』と言う地名は、天照が籠った雨の岩屋の戸を、もう隠れられないようにこの地に隠したと言う伝説から来ているとか・・・・
他にも、日本語は『やまとことば』『古代外来語』『戦国時代から江戸時代の外来語』『開国後の近世外来語』『現代外来語』と言う分け方もできそうな気がする。
その他に、造語や短縮語、方言の一般化した言葉など、いろいろな分け方ができると思うが、一つの言葉や地名を聞いた時、その言葉がどうやってできたか、その地名にはどんな意味があるのか、そんなことを考えると、なかなか面白い。
それに、その時は分からなくても、疑問に思った事は、いつの日か、答えが見つかるのも面白い。
まるで、大きな海で、言葉と言う木の葉を拾い、水の流れや木の葉の特徴から、いろいろと推理してどの木から落ちた物かを探すゲームをしているような感じがする。
とはいえ、そのものが由来になっている地名は、以前は、母校の一帯もそう呼ばれていたそうですが、今は、別の自治体のほうがイメージされている(母校周辺は、新興住宅地のさきがけ、みたいなところです)そうで.....
それを理由に、何年か前に、完全中高一貫にした際に、今の「母校最寄駅の駅名」を冠した学校名にしちゃいました。
とはいえ、由来となった、奈良時代の税制を忍ばせる言葉そのものは生きていますが......
地名はその地の歴史にかかわる物ですが、東京オリンピックの頃に、東京の地名がガラッと変わりました。
寂しいような気も・・・