「楽天トラベル」で見つけたクチコミの多い格安の宿<ペンション乙女座宮>さんに泊まり、八ヶ岳の新緑に浸ってきました。
お宿に入る前に、温泉に寄りました。
「パノラマの湯」です。
入館料820円。
売店。
この場所と1週間おきに男女が入れ替わる左側のお湯から、富士山が大きく見えるのだそうです。
この日は残念ながら…。
かけ流し・循環併用のナトリウム-炭酸水素塩泉だそうです。
淡褐色で金気臭がありました。
とても温まりました。
「八ヶ岳いずみ荘」という宿泊施設が併設されていました。
休憩室兼お食事処「いずみ」です。
メニュー。
一番搾りのポスターを激写!
一人足りない…。
どうしちゃったのかなー。
フジテレビ「もしもツアーズ」で紹介されたとか。
「パノラマの湯」の隣には「パノラマ市場」がありました。
山菜がいっぱい。
こごみ(クサソテツ)。
アクがないので、調理しやすいです。
お浸しや天ぷらに。
はりぎり(うこぎ科)。
あく抜きをして食用にするそうです。
わらび(シダ植物の仲間)。
重曹であく抜きして、お浸しや煮物に。大好きです。
行者にんにく(ネギ属)。
にんにくの成分に近いため、食べたときにんにくに近い臭いがあるそうです。
スズランなどの毒草と間違えやすいそうです。
うるい(オオバギボウシの若葉)。
山うど(ウコギ科)。
酢水であく抜きしてサラダやきんぴら、そのまま天ぷらにしても美味しい。
こちらは、ふっとい山うど。
栽培ものかな?
今晩の宿「乙女座宮」さんです。
えーとね、山口百恵さんの楽曲「乙女座宮」に因んで付けた名前だそうです。
お部屋。
お茶セット。
アメニティ。
廊下。
洗面トイレ。
薔薇の石鹸。
ドライヤーは洗面所にセットされていました。
お風呂。
どこもかしこも掃除が行き届いてぴかぴかです。
素泊まり3,900円と格安プランなのですが、サービスで夜食が出ます。
サービスったって、すごい充実ぶりです。
ただし、ちょっと時間が遅く夜8時30分からの提供でした。
アップ。
竹の子ご飯。
味噌汁。
漬物。
ロールキャベツ。
サラダ。
惣菜盛り合わせ。
デザートのヨーグルト。
どれも手作りでとても美味しかったです。
夕食としても良いほどのボリュームです。
素泊まりですから朝食はありません。
笑顔の素敵な女性オーナーさんにお訊ねしたら、近くに朝食にできるパン屋さんがたくさんあるそうでした。
「カフェ・アロア」さんで、ゆっくりモーニングセットをいただきました。
「ペンション乙女座宮」さんから車で1時間くらいの長野県茅野市にある「蓼科山聖光寺」さんは、標高1,200メートルに位置することから、4月下旬から5月上旬という遅い時期に約300本のソメイヨシノが満開の時期を迎えることで知られています。
今年の桜祭りは5月6日でしたから、11日の今日、まだソメイヨシノに出会えるかもと向かいました。
山門は平安時代の優美さを再現しているのだそうです。
山門の表裏にはこんな仏像…。
「観音様の慈悲を示現給う應化身三十三身の中、梵天、帝釈天、天大将軍身、居士身、執金剛神は山門に祀られ」
御池にはこんな仏像…。
「観世水の滾々と流れる放生池には伽楼羅、阿修羅、大自在天が娑婆世界に遊化する観音様の化身として私たちを苦難から救う為に佇立され」
石庭にはこんな仏像…。
「拓鉢僧も観音様の化身として私達の導師となって行道される浄城は朝夕の鐘楼の梵鐘の響きによって寂静感を加える」(蓼科観光協会サイトより)
なるほど…。
本堂に向かう太鼓橋。
本堂は法隆寺金堂をモデルに、錣葺(しころぶき)入母屋造に鴟尾(しび)がのる屋根に二重の軒反り(のきぞり)があり、二層目の高欄等と合わせ小さいながらも伝統美が再現されているのだそうです。
ご本尊は「救苦(ぐく)観世音菩薩」。
日本には稀有なる尊容を示し、とありましたが、本当に!!
天山北路の駅邑湧泉の郷の龕窟に祭祀されていて、タクラマカン砂漠を往来する求法僧やキャラバン隊商の一路安穏や交通安全の祈りを一身に受けて来た菩薩さまだそうです。
脇侍尊者は唯識教学を大成した「アサンガ(無著)」「ヴァスバンドゥ(世親)」大士。
衆生を純真寡悪の世界に導くそうです。
期待したソメイヨシノは、残念ながらすっかり終わっていました><。
今年は例年より早い、5月3日頃が満開だったそうです。
蓼科山聖光寺縁起。
トヨタ自動車とその関連会社によって創建され、交通安全を専一に祈願されている寺なのだそうです。
奈良薬師寺別院として昭和45年に開眼されたそうです。
夏季大祭は、交通安全祈願・交通事故遭難者の慰霊・負傷者の早期快復を祈願して行われるそうです。
徹底してますねー。
聖光寺を後にして、無藝荘(むげいそう) に向かいました。
小津安二郎が昭和30年頃から蓼科の別荘として利用していたかや葺き屋根の建物で、作品のシナリオがここで書かれたということです。
小津安二郎は世界的にも有名な映画監督・脚本家ということですが、その監督作品は1927年1962年のものというこで、ちょっとぴんと来ない感じです。
ここ蓼科では「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」が開催されていて、今年は9月26日・27日だそうです。
蓼科湖に寄ってみました。
小さな小さな灌漑用のため池(冷水を温めてから分流するための温水ため池)でした。
ヘラブナ釣りができるんだー。
小さなお子様向けの遊園地もありました。
かつては栄えたこともあったんだろうなー><。
山桜が満開で綺麗でした。
これにて<山梨県北杜市 ペンション乙女座宮さんと新緑の八ヶ岳>終了!