花子さんのアンニュイな日々

アンニュイな私がたまに元気になるあれこれそれのこと……
(西多摩のグルメのブックマークを充実させたい!)

神奈川県足柄下郡 湯河原旅行 その2

2014年07月29日 10時52分55秒 | お出かけ(国内)
 
 近年、<ゆがわらサンバパレード&伊豆湯河原温泉納涼花火大会>には必ず行っています。

 「浅草サンバカーニバルではS1リーグ(トップリーグ)に毎年参加をし、上位入賞を果たしている国内最大級の規模とトップクラスのパフォーマンス(演奏、ダンス)を誇る」サンバチーム“ALEGRIA”が盛り上げてくれます。
 
 

 

 

 男性のダンサーさんがいるのを発見。
 かあっこいいー。

 

 

  

 サンバの後は、遠州手筒花火です。
 <湖西手筒花火保存会>さんの演技です(静岡県湖西市新居に江戸時代から約300年続く伝統の手筒花火だそうです)。
 「手筒花火は、竹の切り出しから火薬の填薬、消費まで総て本人自身で行われ、その製造技術、点火、消費の所作は親から子、孫へ、熟練者から初心者へと受け継がれて行く」そうです。
 すべて本人自身で行うって、すごいですねー。
 新居の手筒花火は、仲町・源太山町・上田町・高見町が大筒、中田町が双筒、上西町が猿田彦なのだそうですが、猿田彦というのは天照大神が天の岩戸から出られるとき猿田彦大神がたいまつをかざし道案内を務めたという伝説を元にしたものだそうで、かつては街道を練り歩きながら手筒花火を絶え間なく出したそうですが、危険防止のため法令により禁止され現在は行われていないそうです。
 すっごーい!

 

 

 

 

 お疲れさまでした。

 

 打ち上げ花火も数こそ多くないものの、近距離で上がる花火は迫力満点でとても綺麗です。
 ただし、私のカメラでは撮影できません><。

 

 

 会場の植栽では、毎年たっくさんのセミの羽化を見ることができます。

 

 

 

 

 <ゆがわらサンバパレード&伊豆湯河原温泉納涼花火大会>の会場の<泉公園>は、なんと熱海市になるのに改めて気づきました。
 湯河原のお祭りがなぜ熱海市で?

 タクシーの運転手さんから「芦ノ湖の水利権と関係があってね…」とお聞きしましたが、詳しくお聞きできないうちにお宿に到着してしまいました。

 えーと、ネットで情報を拾ってみました。
 「寛文10年(1670年)芦ノ湖の水を灌漑用水として静岡県深良村(現裾野市)に流すため、
湖尻峠の下を長さ1342m、高低差は9.8メートルのトンネルを両側から掘って水路を造りました。これが今から300年以上も前に作られた箱根用水です。
 その取入口の水門が深良水門(ふからすいもん)なのです。
 芦ノ湖は神奈川県にありますが水路が造られた歴史があるので水利権をもっているのは静岡県なのです。現在も神奈川県は芦ノ湖の水を使用していません。
 芦ノ湖の水は静岡県、正確には静岡県芦ノ湖水利組合だけが独占的に使用しており、神奈川県側ではまったく利用できないという、いわゆる芦ノ湖の水利権の問題だが、神奈川県民としては、釈然としない部分があるのは確か。
 なぜなら、芦ノ湖の管理や下水道の建設を含めた水質保全は神奈川県民が税金で負担しているからである。」
 うーん?

 別のサイトさんで拝見しましたが、泉公園を含む泉地区で、昭和30年頃に起った県境騒動(神奈川県か静岡県か)というのがあるそうです。
 「明治4年の廃藩置県で新たに足柄県が設けられ相模国六郡と伊豆国を統括していたが、明治9年足柄県が廃止され、相模六郡は神奈川県に、伊豆国は静岡県となった。
 泉地区は明治11年に制定された「郡区町村編制法」に基づき、神奈川県足柄下郡宮上村飛地字泉を静岡県賀茂郡泉村とし、明治22年に熱海、伊豆山などと合併し、熱海村となっている。」
 「昭和28年から36年まで泉地区を二分して行われた県境騒動は、昭和28年施行の町村合併促進法による府県外合併もできるという第10条第2項の改正により全国的に県境問題に火がつき泉地区と同じような争いとなった所が全国に数ヶ所あった。しかし、泉問題ほど過激な、しかも、熱海市と湯河原町だけでなく静岡県と神奈川県の争いにまで発展し、内閣総理大臣の裁定という異例の結果となったところはない。この間、特に、静岡県側の対応は凄まじく「寸土も渡さず」をスローガンに県民運動を展開している。」
 うーん?

 「泉地区は、箱根外輪山のひとつ岩戸山の山麓に位置し、岩戸山が、相模灘や千歳川に向かって高度を下げる丘陵地帯に位置しているということである。そのため、平坦な土地はほとんどない。」
 「湯河原町と地理的に歴史的に更に社会経済的に不可分。昭和期の合併運動の動機は自然に返って住民の福祉と郷土の発展を期待する区民の念願。歴史を同じくする泉と湯河原は昔から住民間に婚姻関係もあり、相互に移住しており風俗習慣も同じ、日常の高裁も湯河原と同一。県境に跨って交通・通信・教育・宗教・産業・経済・観光等でこれ位不即不離な関係にある事例は、全国でも稀」

 芦ノ湖の水利権との繋がりはわかりませんでしたが、いろいろと興味深いです。

 お祭りが終わると必ず行きます。射的屋さん。

 

 

 

 お宿。

 

 

 

 

 夕食。

 お子様用。

 

 大人用。

 

 アップ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朝食。

 

 湯河原には<吉浜>というとても良い海水浴場があります。
 砂浜が広く、浮き輪で寄せる波に乗って遊ぶのはお子さんは楽しいのではないでしょうか。
 例年砂浜でアサリが見られます。
 波で洗われて姿を見せ慌てて縦になって砂にもぐる姿が可愛くて飽きずに眺めるのですが、今年はなんとハマグリも見つけました。

 

 種明かしを聞いたら、お客さんが喜ぶように今年はハマグリを撒いたのだそうです。

 ちょっぴり観光もしました。
 <不動の滝>
 湯河原温泉の源泉はこのあたりみたいです。 

 

 

 

 

 茶屋がありました。

 

 

 足湯サービス。

 

 

 

 <五所神社>の樹齢約850年の御神木の楠。かながわの名木百選に選ばれているそうです。

 

 <かぼちゃ美術館
 「幻想的な絵画で知られる前衛美術家、草間彌生の作品のうち、かぼちゃに関する絵画・版画・オブジェなど約70点。合計130点以上を展示。併設のかぼちゃカフェでは飲み物スイーツが頂けます」とのこと。

 

 

 

 圏央道が東名道に繋がりましたので、西多摩からは圏央道→東名→小田原厚木道路と一般道をほとんど走らずに湯河原まで行けるようになりました。
 土日でしたから合流・分岐地点で渋滞もありました。