気まま猫の毎日

愛猫と飼い主の自由気ままな生活

試写会

2006-07-18 22:56:05 | 今日の出来事
宮崎吾朗第一回監督作品の映画「ゲド戦記」を見てきました。
均衡が崩れ、世界が荒れ始めた原因を探す旅に出たゲドこと世界一有能な魔法使い大賢人ハイタカと王である父を殺し国を脱出したアレンが偶然出会う。アレンは時として心の中の闇に襲われ生きること死ぬことに怯える。これは今の若者にもいえることだと思う。この物語は永遠の命を手に入れようとする魔女クモとの戦いを通じてアレンが生きることの意味、大切さを学んでゆく。人は生きることを恐れて死に、また死を恐れて永遠の命を求める。あるいは老いを恐れて若さを求める。どこか現代の社会に忠告するかのような映画だった。偉大なる父・宮崎駿氏の作品とはまた違ったよさがあるのではないだろうか。単純に面白さでいえば駿氏にはまだまだ及ばないが、彼の次回作に大いに期待したいものである。