中東の国、シリアにある
パルミラ遺跡は、私の大好きな遺跡だ
パルミラ遺跡は、世界遺産にも登録されている、世界でも屈指の「都市遺跡」
つまり、大昔に栄えていた都市が、何らかの理由で滅びてしまい、建築物だけが遺跡として生き残ったってわけ。
パルミラはかつて砂漠の中のオアシスで、古代シルクロードのバイパスにおける有数の宿場町として栄えてきた。
AD270年、当時のパルミラの女王、ゼノビアは、軍をエジプトに進めていた。しかしローマ帝国がこれに対抗してパルミラに軍を送ってきた。ゼノビアは一旦ローマに忠誠を誓うのだが、ローマ軍が引き上げる途中で反乱を起こしてしまう。
これにより、急遽ローマ軍は再びパルミラに戻り、パルミラを徹底的に破壊する。こうして、パルミラの街は崩壊してしまった。
パルミラ遺跡の魅力は、まず観光客の数が割と少ないので、思う存分遺跡にひたれる。遺跡と自分だけの世界を作りあげて、ゆっくりと時が経つのを楽しむ。
目を閉じて、かつてこの街が繁栄していたころを思い浮かべてみる。
パルミラは、日の光によってその姿を変えいく。
特に美しいのが、
夕陽に染まって赤く輝くパルミラ
朝日に照らされ白く輝くパルミラもいいけど、やっぱり夕陽が一番
パルミラ遺跡はそんなにメジャーでもないし、旅行者の間でも特別人気があるわけでもないんだけど、私は個人的に大好き
パルミラ遺跡のことを想い出すと、なぜかすごーくせつない気持ちになるの。
せつない遺跡、パルミラ。