Del Amanecer

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ステファンのカルメン(闘牛士) ~メダリスト・オン・アイス

2014-01-12 18:50:14 | フィギュア・スケート
年末のメダリストオンアイスは、全日本選手権(フィギュアスケート)のエキシビション。
そして毎年のようにステファン(ランビエール)がゲストで招かれていてすっかり常連になっている。
年末ということもあって生で観たことは一度もないのだけど、う~ん、今回はさいたまスーパーアリーナと近かったので行けばよかったなぁなどと思っていた。

昨年の放送ではステファンはしっかりカットされていて彼の演技を見られなかったのだけど、昨夜BSで再放送されたのでは、インタビューやその他メダリストオンアイスではない映像がなく、しっかりとオープニングのあたりから見せてくれて、ステファンのカルメンの闘牛士もオンエアしてくれてほっとした。



ステファンはトリノオリンピックのシルバーメダリストということもあって、今回ソチの代表に選ばれた選手たちをリンクに登場させるプレゼンターのような役を務めていたね。
久しぶりに見るステファンは相変わらず華奢で繊細な雰囲気を漂わせつつも、しっかりプロの風格をみせてくれてステ・ファンを喜ばせてくれた。

ステファンは前半のトリに滑ったらしいのだけど、プログラムはビゼーのカルメンの闘牛士の歌だ。
ということはエスカミーリョってことなのね。
闘牛士風の短いジャケットに黄色いネクタイ。本物の闘牛士のように粋にきめている。
彼はポルトガルの血が流れているから、雰囲気的にも闘牛士は似合う。黒髪もいい。
ポエタといい、カルメンといい、スペインものを演じるステファンが一番好きかも。



闘牛は今は結構衰退しているらしく、カタルーニャ州では全面禁止、国営放送も中継をやめたとか。
闘牛の是非をここに書く気はないけれど、ファンの人たちにとってはこれはスポーツなどではなく芸術なのだということ。
そして闘牛士の身のこなしは確かに美しい。独特の美学が貫かれた研ぎ澄まされたものであることは間違いない。
ステファンの身のこなしは闘牛士のそれよりも優美かもしれないが、それでもとても闘牛士らしい雰囲気にあふれていた素敵だった。
こうして誰もが知っている曲でプログラムを作るのもいいね。みんなが盛り上がれるからね。



どうです?この目力!さすがステファン。凛々しくてカッコイイプログラムだった。
ジャンプもきれいに跳び、高速スピンも健在。ファンとしてはうれしいステファンとの再会だったね。




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