Del Amanecer

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久しぶりに映画館へ ~「ハリー・ポッターと謎のプリンス」3回目

2009-08-16 18:30:34 | Harry Potter
半年公開が延びていた「ハリー・ポッターと謎のプリンス」。
待ちくたびれていたくらいなのに・・・。う~ん、今回はなぜか燃えない(笑)!
なぜか4と5は見事にはまって15回~20回も観てしまったのにね。(観すぎ!)
今回は観終わって「また観よう!」って気にあまりならないのだ。
なぜかしら・・・。

原作だと6作目はラストに向けてヴォルデモートの過去が分り、ホークラックス(分霊箱)という
彼の最大の秘密が分る部分だ。
ハリーが生涯愛する人になる大切な人の存在に気付き、最大の重要な人を失う。
物語には一層ダークな影が落ち、様々な人の秘密やエピソードが語られる。

でもこの監督の作りかたはどうだろう?
脇役の大切な人たちがかなりひどい扱いを受けている気がする。
ネビルはとっても大事な登場人物なのに、あの扱いはあんまりだ。
ルーナもかわいかったけれど、彼女のDAを想う気持ちはちっとも描かれていない。
そう、5作目で団結していた不死鳥の騎士団はいったい何をやっているの!?
手をこまねいてみているだけ?
ラストはデスイーターたちにやられっぱなしというのはあまりにも情けない!

タイトルの「謎のプリンス」も意味不明だったことだろう。
原題の「混血のプリンス」でないと意味はない。
混血(魔法使いとマグル)なのはスネイプだけでなく、ハリーもヴォルデモートもなのだ。
そしてプリンスはスネイプの母方(魔女だった)の苗字なのだ。

そしてフェンリール・グレイバックが何者なのかまったく説明がなかったのはどうかしら?
いきなり出てきて「誰!?」と思われた方も多いことだろう。
グレイバックとロンの長兄ビルのことも描かれなくて、突然7作目にビルが登場したら
どうなるんだろう??
映画には制約があるとはいえ、あまりにも説明不足な気がしてしまう。

登場人物や舞台セットは同じなのに、何かがちがう。
最後のダンブルドアの死の場面でみんなが杖を空に向けて明かりをつけるところはほろっと
きたけれどね。
でもやっぱりあっさりとすぎて行く。

続く7作目の前後編も同じ監督だと聞いてちょっとガッカリ。
ちがう監督だったらもっとちがった作品になるだろうに。
もちろん良いかどうかは分らないけれどね。

・・・といいつつ今週4回目をDLPで鑑賞予定。(前売り券が残っているし~)
よいところをみつけて楽しまないとね。


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鑑賞日: 2009年8月12日(水)13:35~16:20
映画館: 丸の内ピカデリー2 U-21


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