Del Amanecer

スペインとフラメンコ、ビセンテ・アミーゴと映画とフィギュアスケートについて

今宵 BS・Asahi で「オペラ座の怪人」放映・・・・でも・・。

2010-11-07 01:52:24 | オペラ座の怪人
改めてここに記すこともなく、私はオペラ座の怪人のファンのひとりである。
新聞のテレビ欄に「オペラ座の怪人」の文字が踊っていたので興味を引かれてしまうのは至極当たり前のこと。
ただし以前のようなNHKではなく今回はBS・Asahiだ。
この映画は140分という上映時間だったのだけど、放映枠は何と2時間!
時間が足りないじゃない!と目が点になるけど、ノーカットと書かれていない以上カットされて2時間に編集されているのだ。

家にはDVDもあるし録画する必要はないのだけど、もしNHKの時と同じ字幕だったら・・・(そうオリジナル公開時の字幕は不評なのです。DVDは少々修正されているけれど大筋は変わらず、NHK放映時のも新しい字幕だったのです。)
・・と淡い期待を抱いて録画予約。
でも残念ながら今回のはDVDと同じ「最小限手直し版」だった。

それにしても・・・このカットの嵐はひどい・・(涙)。
かなり覚悟して観ていたけれど、民放ゆえ途中でCMも入るから、実際の放映時間は2時間よりもさらに短い。
しかも歌の途中でバッサリと切ってCMになるのはあまりにも配慮がなさすぎ。
一番悲しかったのはファントムの子ども時代の映像がなかったこと。
あのシーンは悲しいから本当は観たくないのだけど、でもあのシーンがないとファントムが何者なのか分からないでしょーに!(怒)
あの悲しい過去を知らなくてはファントムはただの殺人鬼で、なぜオペラ座の地下に住んでいるのか分からなくなってしまう。

今夜の放送をシュマッカー監督が観たら悲しむだろうなぁ。
というかショックのあまり気絶(?)してしまうかもしれない!
宝物のようなシーンはどれも必要不可欠なのだから。
アルモドバルの「抱擁のかけら」を思い出してしまった。
CMは仕方ないとしてもせめてノーカットだったらなぁ。

で・・今宵この放送で「オペラ座の怪人」を初めてご覧になったみなさん!
これは「オペラ座の怪人」のダイジェスト版です。
大事なシーンがごっそり抜けているので、きっと物語がよく分からなかったことと思います。
ファンのひとりとして、もしこの映画にご興味をもたれたなら、どうかノーカットのオリジナル版をご覧になられることを心から願います。





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