よく晴れた週末となった東京。
12月も第2週に入り、
『楕円ウィーク』が開幕。
土曜日にはトップリーグが、
そして日曜日には大学選手権が開幕し、
秩父宮をはじめラグビー競技場は大賑わいとなりました。
ワタシは土曜日にトップリーグを秩父宮で観戦。
第2ステージも第3週目に入り、
A組は上位のたたき合いによる激しい試合が続出しています。
俗に『5強』と言われる、
パナソニック、サントリー、ヤマハ、東芝、神戸製鋼の各チームはそれぞれ直接対決を行い、
その中で優劣がついてこようとしています。
この日は、
前週までパナソニック、神戸製鋼を連破してコンディションの良さを見せつけた東芝が、
前週は神戸製鋼に敗れたサントリーを迎え撃つ”府中ダービー”。
そしてディフェンディングチャンピオンのパナソニックと第1ステージから好調を維持する神戸製鋼の一戦。
2試合ともに好試合が期待されるとあって、
秩父宮には多くのファンが詰めかけていました。
第1試合 サントリー 〇 32 - 16 ● 東芝
第2試合 パナソニック 〇 29 - 27 ● 神戸製鋼
第1試合は、
サントリーが一方的に押しまくっての完勝。
攻撃の姿勢が圧倒的で、
『これぞサントリー』という感じの試合でした。
この試合を見る限りにおいては、
サントリーが今年も有力な優勝候補という感じがしますね。
東芝はSHからの球出しのテンポがどうも今一つの感じで、
攻撃に全くリズムがありませんでした。
後半の途中からSHを小川に代えてテンポが蘇ったように感じましたので、
今後の試合では入れ替えもあるかもしれませんね。
第2試合はスリリングな試合となりました。
前半風上に立った神戸製鋼が相手のミスに乗じて次々に得点を重ね、
まさかの27-3という大量リードで折り返します。
しかしサイドが変わった後半は試合の様相は一変。
今度はパナが一方的に押しまくる展開。
日本代表のSH田中からの球出しも冴え、
あっという間に追いつき、追い越して試合を逆転。
そのまま逃げ切ってこの厳しい試合を大逆転で制しました。
パナソニックはこの勝利でA組首位に立ち、
連覇に向けて好位置をキープすることになりました。
やはりテンポが出て来た時のパナの攻めは素晴らしい。
ここ数年激しくトップを争うパナとサントリー。
この両チームの力は、
今季も依然として他チームより一歩上を行っている印象を強く持ちました。
それにしても、
最近のトップリーグのレベルは、
本当に高いなあと実感する1日となりました。
この日はウルトラマンとのコラボデー。こんな登場の仕方で会場も盛り上がっていました。
日曜日には全日本大学ラグビー選手権大会が今年も開幕。
長きにわたり、
『準決勝・決勝は国立競技場で』
という大会でしたが、
今年は準決勝が秩父宮、決勝が味の素スタジアムでの開催となり、
何だか寂寥感も感じざるを得ないのですが、
そこは気持ちを切り替えて、
今年も『楕円の夢』を追っていきたいと思います。
昨日各会場で1次リーグの初戦が行われましたが、
予想されたこととはいえ、
関東の大学、とりわけ対抗戦勢の力強さが目立ちました。
6連覇を狙う”大本命”帝京大は当然として、
早稲田、明治、慶応、筑波と、
出場の5チームはことごとく圧勝の立ち上がりとなりました。
かつては対抗戦とリーグ戦の力が拮抗していて、
この両リーグの優勝チーム同士が上に上がっていって激突するのが楽しみだったのですが、
最近は様相が違ってきました。
かつての早稲田vs関東(学院)のような『両雄合いまみえる』雰囲気はもうなく、
対抗戦Gの1~4位が、
そのまま大学選手権の4強に上がってきても何らおかしくないという様な、
そんな力関係になっている感じがします。
今年も帝京、早稲田、明治は盤石の感じがしますね。
まあ、明治のGには同じ対抗戦の筑波がいますから、
楽観はできませんがね。
慶応もリーグ戦G優勝の流経大が相手でも互角の力を持っていますから、
『対抗戦G4強独占』
の可能性は高いと思われます。
なんとか流経大、東海大を中心としたリーグ戦Gの巻き返しがあると面白いですがね。
関西勢は出場チームすべてが初戦を落とし、
苦しい戦いとなってしまいました。
かつての同大全盛時のような力はなく、
今年も関西リーグ優勝の関学大も初戦で対抗戦G5位の筑波に完敗。
4強進出はかなり苦しい状況になっています。
”伝統の早明戦”
は今の状況だと準決勝での激突が濃厚。
そうなった時はまた、
キャパの小さい秩父宮では、
観客をさばききれなくなることでしょう。
来年以降の課題ともいえますね。
さて、
楕円と言えばもう一つ、
フットボールもあります。
昨日甲子園ボウルをTVで見ましたが、
やっぱりずっとNFLと全米カレッジフットボールしか見てこなかったワタシには、
何とも言えない違和感を感じてしまいます。
まあ、
アメリカの【国技】であり、
全米中のスーパーアスリートたちの集う競技ですから、
そもそも日本のそれと比べること自体が間違っているとは思うのですが。。。。。
やっぱり、
残念ながら全く興味が持てません。
選手の方々には本当に申し訳ないのですが。。。。。。
レベルがあまりにも違い過ぎる。
甲子園球場内にある【甲子園歴史館】に足を運ぶと、
阪神タイガース、高校野球という二つの歴史に交じり、
甲子園ボウルの歴史も展示されているのですが、
足を止める人はそう多くはありません。
『やっぱり見る競技としても、やる競技としても、フットボールは日本には根づいていないし、日本人がやることには違和感がぬぐえないなあ』
という感想を持たざるを得ない、
TV観戦でした。
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