ブルーベリーの木陰から

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腹腔鏡手術で細菌感染

2020-10-15 14:43:11 | 写真/その他
8月の初めに腹腔鏡下で子宮筋腫を取りました。
その退院2週間後に細菌感染で3週間以上入院した話。
ぐちっぽいです(^-^;
関心のある方以外はとばしてください;;

傷口の写真は撮ったけれどグロテスクなので載せません。
お化け屋敷のお化けのお腹に口があるメイクみたいな感じ。

腹腔鏡手術は開腹に比べて大変じゃないイメージでしたが、
十二分に手術直後はしんどくて。
お腹は腫れた感じで熱は出るし、麻酔が強くて吐くし
一時的に尿が出づらくなったりとか
立てるようになってからは足がむくんでパンパンになったりとか、
少し立っているとお腹が張ってつらかったりとか、
帝王切開のときよりも大変な感じでした;;

このくらいの腫れは普通なのかとか自分ではわからず
退院前は日祝日で主治医はおらず
(3連休4連休に入院は避けたいと思った)
その日にいた先生に確認したけれど
エコノミークラス症候群が一番怖いという観点で
片側だけすごく腫れているというのじゃないから大丈夫と退院。

1週間後の主治医の診察時までにお腹の腫れはひき、
傷周辺の腫れのみになっていて
内診して特に問題なしとのことでした。
でも手術後に貼ったテープがお風呂でとれたらそのままでとだけ言われていたのが
まだはがれていなかったので、
こちらから「これはどうすれば?」と聞かなければ気づかないほど
先生は表面的な部分は気にしていない感じで
「あれ、テープ処方されてない? それはもう剥がして、
マイクロポアメディカルテープを買って貼って。横貼りでいい」とのこと。
処方されてない?って他に誰が処方するんだろう~?
そのテープのHP には傷に対して縦に傷を閉じる方向で貼ると書いてありましたが
腹腔鏡の傷はもうくっついているので横貼りで平気なのか、
傷跡がきれいになるという効果のため、3日に1回貼り替えて11月までと言われました。
その前までシャワーにしていて、この日からお風呂もOKが出ました。

のちのち主治医さんがお見舞いにきてくださったとき
「そういえばちょっと腫れていたかも」「ごめんなさい」
とのことでした。
その時点で抗生物質を飲んだらこんなにひどくならなかったのか、
見ても判断はできなかったものなのかどうか、不明です。。

そしてまぁ日に日に回復していると思いつつ
週末に近場で合奏練習などに参加し
月曜にちょっと疲れたな~と思って休んでいたら
夜にテープに滲みが。
翌朝、病院に電話して行くにも、ちょと滲んでいるだけかもと
テープをはがしてみたら。。
ドロドロ~~
切り口が開き、どんどん体液が出てきて;;;
ティッシュで押さえるくらいでは足らず
タオルで押さえてタクシーを呼び病院へ。

たまたま手術を担当した主治医と手術前説明の先生が
外来担当している日だったので
当然その先生にまわされると思いきや
別の若い先生の診察に呼ばれ。
予約で忙しいのか、ともかくこちらには余裕がなくて
そのままその先生に診てもらい。
内診では問題なし(それは良かった)、
傷口は形成外科で診てもらった方がきれいに治るからと
形成にまわされました。

お腹を押さえつつ転科の手続きをしに階下へ降り
手続きして形成外科へ行って待ち、
形成外科の先生に診てもらったら、
↓ タオルに染みたのを見て

こんなに体液がでたということは空洞ができてしまっているので
それがどのくらいか洗浄してしまうとわからなくなるので
先にCTを撮ってきてください。ということで
撮りに行ってから洗浄、ポピドンヨードで消毒。
これ、大阪府でコロナに効くかもと話題になったもののジェル版~

空洞はは真皮と脂肪の間にできていました。
内臓の方は大丈夫。
形成の先生は婦人科へ電話して「一緒に診てもらいたい」と。
先ほどの先生は来られなかったらしく
別の(たぶん退院のときにいた)先生がいらして
形成の先生から説明を受け、すみませんと何だか謝っていました。
この先生にしたら自分ごとじゃない感じだけど。
関係する先生たちにちゃんと伝わったのかな??

で、傷が結構深いので入院してもいいくらいだけれど
一応明日明後日の通院予約して様子を見ますと。
空洞が埋まらないと縫っても傷口が完全に閉じないとのことで。
縫い閉じないで毎日消毒して空洞が埋まってくるのを待つと!

「自分で傷に手を入れて中をシャワーで洗って」と言われ。。
無理!!;;
やはり入り口付近しか触れず;;
※意外と痛くはない、入れられないだけ。
石鹸を泡立てて中を。。うまく洗えたとはいえず;;
暑いさなかの8月、また別の細菌にやられそう。

通院は往きだけタクシー、帰りはゆるゆる歩き&電車。
(3日めは慣れてきて往路歩き、帰りはお腹切ったのでタクシー)
翌日は違う先生で。
数人の先生で診て相談し、傷に棒を入れて深さを確認。
腹腔鏡の切り口は3.5cm、そのまわり直径6cmほどが空洞に。
今日入院しても。。と部屋を調べかけるも
やはり最初の先生に判断を委ねることになったようで。

翌日再度最初の先生に診てもらい。
感染した細菌は黄体ブドウ球菌、どこにでもあるものでした。
もっと中をよく洗えるように切り口両脇を少し切って広くし。
(帝王切開の傷跡に沿って ↑ )
「入院1か月」だけど入院した方が早く治るというので、
(子供が小さくて長期入院できないなら通院でもいい)
そんな毎日ずっと怖い思いして自分で洗って消毒できないので入院することに~

入院中すごく暇なので時間つぶしをたくさん持ってきて下さいね
というわけで、翌日までにいろいろ用意して
(診察初日から入院の準備は少し始めてました;;)
スーツケースに詰めて行きました。

日曜は例によって先生がいないのでつけてすぐ日曜だと
何かあっても対処しにくいので
週明けにこの機械をつけました。
陰圧閉鎖療法のVAC。米軍開発の治療法だそうです。

傷口にスポンジを入れシールで密閉し、つないだ管から吸引。
布団圧縮袋のようなイメージで、吸引の強さと時間を管理。
吸引するとお腹に圧がかかります。
40分ごとにチョロチョロと水を少量入れ、体液を引き、
新しい肉がでくてくるのを引っ張って促進するそうな。

3~4日ごとにはずして洗って消毒して
フィブラストスプレーをしてから
スポンジなどを交換。
シャワーはその処置前の機械を外した時に。
なので他の日は体をホットタオルで拭き、頭を洗面所で洗い。
看護師さんは1時間ごとに、この機械が正常に作動しているか確認しに来ます。
一度も変にならず、時々確認にきてくれました。
シールがはがれてブザーが鳴ったりすることが多いらしい。
他の患者さんで充電コードを挿し忘れてエラーになった人もいました。

ちなみにその同じ機械をつけていた患者さんは
シールでかぶれてしまい、
これならポピドンヨードで自分で消毒する方がいいと退院。
どんな傷かわかりませんが、そういうことも。
暇すぎて嫌だとやめる人もいるらしい。

幸い私は延々とこぎん刺し。
スマホでワンセグ。
最初の1週間は、これがあと4回か~;;;と思ったけれど
2週めからはどんどん日が過ぎ。すぐ夜になり。
コロナで面会不可、洗濯差し入れは最低限な感じで
家族は家事に仕事に受験勉強にと忙しく、そもそもそんなに来られないので
洗濯はコインランドリーで週に2回ほど自分で。
やることはそのくらい。

形成外科の先生は毎朝毎夕見に来て下さり、
担当してくださった2名の先生はわりとどちらか必ずいらっしゃり、
違う先生もいる日には一緒に来るので様子をわかってくださり、
婦人科より頼もしかったです。
「困ったことはありませんか?」→ それを解決するにはどうすればいいか
そう考えてくださっているのが伝わってきました。
「では作品制作つづきをどうぞ」とユーモアを交えてくださったり。

婦人科は患者さんが多すぎてそこまで見きれないのもあるかもしれない。
でも手術後、このくらい様子を見てくれたらなぁ~と思ってしまう。
手術をした先生は後日話が伝わったらしく、
3回ほど様子を見に来てくれました。
言いたいことはあったけれど、
改善したほうがいいんじゃないかと思うこともあったけれど、
言えず。
産婦人科医として妊婦さんにはすごく明るくていい先生だと思う。
次の手術はこんなことないといいですね。。
そもそも数パーセントの確立だそうです。

そういえばついでに。
この腹腔鏡手術を決めたときの外来の先生は
「(5年前の先生はできないと言ったかもしれないけど)僕ならできる」と言ったのに
いざ入院したら主治医は違う先生になっていて、
その先生も一緒に手術をするという形でした。
指導者だったのか一緒にだったのかサポートだったのかわからないけれど。
大学病院ってそういうものなんでしょうか。
12月のポリープをとったときも外来の先生が
「ポリープとか全部とって検査しましょう」というからその先生が手術するのかと思ったら
当日違う先生で、エコー見るなり、
「えっ、これポリープとれないよね、子宮曲がってて」
私は何のために飲まず食わずで来たんでしょうと思いましたよ。
ポリープはとれませんでした、でも周辺部位の検査でがんではありませんでした。
で、後になってのMRI検査ではポリープが写ってないとのことで。
次の外来の先生は「ポリープとれたんじゃない?」と。
謎です。

話を今回の入院に戻しまして。

看護師さんはすごい。
そんなに人の面倒をみられるって。
簡単には語れない;;
お世話になりました。

今回8人部屋で、入れ替わり立ち代わりいろんな患者さん。
それぞれにドラマというか話があり全部聞こえてくるのですが
(カーテンで区切っているので人は見えず)
結構たいへんな状況の患者さんも
入院でないとできない処置が終わったら歩けなくても退院な場合もあり、
ドラマみたいに元気になって退院!なイメージは払拭。
「じゃあ出口まで車イスで」って、そのあとどうする??
私よりずっと具合の悪そうな人たちがどんどん来てはいなくなり。
小説書く人なら書けちゃいそうなくらい人生が垣間見えました。

陰圧閉鎖療法は交換何回かめで水を入れるのをやめ、
スポンジはだんだん小さくなり
最後は中に入れずに上に乗せるだけにして
ずいぶん傷は埋まっていきました。
シールが突っ張ってお腹の全然離れた部分が痛くなったり
おへそ周辺がなんとなくずっと痛かったり。
それがシールのせいかと思ったけれど
機械をはずしてもやっぱりなんとなく痛いのは続き、
傷の辺りが痛いのは当然だけれど、それが何となく気になり。
入院して23日、あとは自分で消毒でも大丈夫そうで
通院にしましょうということになりました。

とにかく筋肉が落ち!!!
タクシーで家に帰ったその日、たいして歩いていないのに
まず、足裏の指の付け根が痛くなりました。
翌週に通院で久々に外を歩いた日の夜から翌日、筋肉痛!
お腹も痛くなり。。残っていたロキソニンを飲んで寝たらおさまりました。
怖くてその次の診察までおとなしくし。
こぎん刺し教室へ行くのは1回諦めました。
2回めの通院のときはそこまで痛みはひどくならず。
傷口も日に日に小さくなる感じ。
ただお腹がずっとなんとなく痛い。
立っていると張ってきて、歩くとより痛くなり。
おへそ周りを押さえるとより痛い感じ。

退院してから1か月近く、お腹の痛みはまだ続き。
どこかが悪いのではなく動いていないせいならそのうち治りそうだけれど~ 心配。
腹腔鏡で中を機械が通った時に少なからずできた傷が治ってきて突っ張って痛いのかもとか、
それもそうならそのうち治りそうだけれど。
傷口は浅く幅1cmくらいまだ閉じておらず。
退院後すぐのバイオリン発表会は断念したし、
今週末の合奏会も会場が遠いので楽器をしょっていくのはまだ無理そうです。
なかなか時間がかかります~

<追記>
退院してちょうど1か月で表皮で傷が閉じました。
(少し閉じ切ってないのが透けて見えるけど)
お腹がキューっと張って歩くと痛くなるのは
ましにはなってきつつ、まだなります。

11月に入って診察で「もう何をしてもOK」をもらいました。
久々にバイオリンを背負って歩いて背筋を痛めたりもしましたが、
11月中旬から通勤を始めてやっと普通の体力が戻ってきました☆
治るまで長くてびっくり~~な体験でした。

<さらに追記>
さらにその3か月後の診察にて。
ポリープや筋腫を取っても生理の出血が長く少量続くのが治らない理由は
帝王切開の跡の傷のようなところに血液が小さくたまっているせいかも?とのこと。
(帝王切開痕症候群というものみたい)

それはいままで
人間ドックや近所の医者やここの今までの複数の医者にも言われたことはなく。
一度に見つからないものなのでしょうか~
ググるとこれも手術対象になるもののようですが。。
私はもうこのための手術はしないと思うけど、
2子めを授からない理由にもなるようで。
なんだか。。手術ってその後何かあったりするんだなぁぁ。。

現在傷が完全にふさがってから半年経過。
ガシガシ歩いていると傷のあたりが少し痛い。くらい。
次、8月の診察が一応最後の診察予定です。

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