妊婦の血液から胎児の染色体異常の有無を調べる新出生前診断で、対象とする異常の種類を増やすよう、専門の医師らでつくる団体の有志が日本産科婦人科学会に要望書を提出したことが10日、分かった。
現在はダウン症など三つの染色体異常だけが対象。これを広げると、新たにターナー症候群の原因となる異常などが胎児にないか、出生前に診断できる。だが、診断は「命の選別につながりかねない」と倫理的問題が指摘されている。
対象拡大を求めているのは「NIPTコンソーシアム」の医師ら。要望書によると、ターナー症候群などの原因となる性染色体の異常を調べる検査―などの実施を求めている。