戦後70年の安倍晋三首相談話に関する有識者懇談会で座長代理を務める北岡伸一国際大学長は10日、東京都内で開かれたシンポジウムで講演し、戦後50年の村山富市首相談話が先の大戦をめぐり明記した「植民地支配と侵略」や「おわび」の踏襲にこだわる必要はないとの考えを示した。「戦後50年と70年で言うことが多少違ってくるのは当然だろう」と述べた。
北岡氏は3月の講演で「安倍首相に『日本は侵略した』とぜひ言わせたい」と語っていた。
戦後70年の安倍晋三首相談話に関する有識者懇談会で座長代理を務める北岡伸一国際大学長は10日、東京都内で開かれたシンポジウムで講演し、戦後50年の村山富市首相談話が先の大戦をめぐり明記した「植民地支配と侵略」や「おわび」の踏襲にこだわる必要はないとの考えを示した。「戦後50年と70年で言うことが多少違ってくるのは当然だろう」と述べた。
北岡氏は3月の講演で「安倍首相に『日本は侵略した』とぜひ言わせたい」と語っていた。
秋田県の大館保健所は10日、森永乳業(東京都港区)の子会社、東北森永乳業(仙台市宮城野区)が秋田工場(同県大館市)で製造したヨーグルトの一部から大腸菌が検出されたとして回収を命じた。
回収するのは同工場で製造した「カラダ強くするヨーグルト」で、賞味期限が2015年4月19日の1万549個が対象。東北6県の森永乳業の販売店を通じ、定期配送の契約者宅に配達されていた。
森永乳業によると、これまでのところ健康被害の報告はないという。同社は「原因調査を進める。お客さまにご心配をお掛けし、大変申し訳ない」とコメントした。
◇当時の男性選挙係長に罰金40万円の略式命令
昨年12月の衆院選の開票作業で仙台市青葉区選挙管理委員会が白票を水増しした事件で、仙台簡裁は10日、公職選挙法と最高裁裁判官国民審査法違反(いずれも投票増減)の罪で略式起訴された当時の男性選挙課長(58)に罰金50万円、公選法違反罪で起訴された当時の男性選挙係長(57)に罰金40万円の略式命令を出したと発表した。命令は8日付。
2人は今年1月に市総務局に異動し、自宅待機しているが、市は改めて聞き取り調査をし、処分について判断する。奥山恵美子市長は「選挙に対する信頼を失ったことに、改めて深くおわびする」と謝罪した。【伊藤直孝、山内真弓】
先日、アニメ映画『もののけ姫』の主題歌で知られる歌手の米良美一さんが昨年末、くも膜下出血で倒れて緊急入院・手術していたことが発表された。現在は復帰を目指してリハビリを行っているという。
米良さんは昨年12月、鹿児島での講演会から帰京した翌日の昼頃、自宅でくも膜下出血を発症し、倒れているところをマネジャーに発見された。至急、都内病院に搬送されて緊急手術した。
その後、水がたまって脳を圧迫する「水頭症」の後遺症を取り除くため、管を挿入して水を抜く「シャント挿入手術」を1月中旬に受け、3月末に退院した。
米良さんの公式サイトには、「経過もよく、秋に予定されているコンサートに向けて元気にリハビリに励んでいる」と、復帰への意欲が綴られている。
米良さんは、生まれつき骨がもろい「先天性骨形成不全症」の難病を患いながらも、1994年に洗足学園音楽大学(神奈川県)を首席で卒業。96年にCDデビュー、翌年に『もののけ姫』の主題歌が大ヒット。世界的なカウンターテナーとして音楽活動のほか、最近では講演会などでも全国を飛び回っていた。
2、3万人に1人とされる先天的な疾患「骨形成不全症」は、少年期に成長障害などが出る。米良さんはこの難病のため、背が伸びず骨も弱く、15歳までに30回近くも手足を骨折。周囲の好奇の目にさらされ、いじめや差別に遭ったこともあるという。
昨年8月には、神奈川県川崎市の講演で「難病や障害は直視することで少しずつ克服できる」と、ハンディを抱える人らにエールを送っていた。
くも膜下出血から復帰した星野源さんは一時「自殺願望」も
くも膜下出血に倒れた有名人は少なくない。2014年、俳優の田宮五郎さん(享年47歳)がくも膜下出血のため都内の病院で死去している。
2011年には、歌手のKEIKOさんもくも膜下出血で倒れた。夫である音楽プロデューサーの小室哲哉さんが救急車を呼び、適切な治療を受けたことで一命を取り留めた。
シンガーソングライターや俳優として活躍する星野源さんも、くも膜下出血の経験をもつ。星野さんは2012年12月、楽曲制作とレコーディングが終わった直後、スタッフ皆で拍手をしている中、急に倒れて病院に救急搬送された。
医師には「後遺症の可能性も含め全快は難しい」といわれるほどの重症。術後は神経が過敏になり、「病室の窓から飛び降りたい、早く死んでしまいたい」という自殺願望まであったという。…
世界遺産・東大寺(奈良市)の大仏殿(国宝)や南大門(同)で油のようなものがまかれた事件で、液体の跡からかんきつ類のようなにおいがすることが10日、奈良県警への取材で分かった。他の寺でも同様のにおいを確認しており、県警が分析を進める。
また奈良県警は県内の寺社でまかれた油のような液体のうち、長谷寺(桜井市)など7寺社の液体が、同じ種類の可能性が高いことを明らかにした。
大和郡山市の松尾寺の本堂(重要文化財)でも被害を確認。
県警によると、大仏殿内で、大仏をのせた石製の須弥壇に、点状や線上にまかれた跡が見つかり、南大門にある金剛力士像の足元にも跡があった。