pagiのモラトリアム続行中

どこまでもウンコな独りもん生活を送る
自称ファッションヴィクティムのpagiの生活

旅行2日目

2005-12-28 | victim
ボストン美術館からプルデンシャルセンター…スーパーマーケットでお買い物

朝8時ごろ出発。天気がとてもよいが店はまだどこも閉まっている。
朝食をくいっぱぐってしまった。
ボストン美術館までは地下鉄で一本。最寄り駅から10分程度と近い。
近所の駅は無人の地下駅だが美術館の手前の駅から地上で路面電車になる。
ボストンの地下鉄はトークンという乗車用コインを改札に投入する。
トークンを自販機で買うときにちょっと苦労をした。
もたもたしていると勝手に両替をされちゃって札がどんどん小銭にw
帰りは販売機がない駅なので、帰りの分も買って地下鉄に乗り込む。
列車はそこそこ混んでいる。座席は埋まっていて立っている乗客もいる。
母は杖をついているので、母だけでも座れないかと思っていると、
すぐに母の肩をたたいてここに座りなさいと席を譲ってくれる人がいた。
旅行を通して感じたことは、まちづくりという意味では日本はバリアフリー化が進んでいるが、
人の心のバリアフリーという意味ではアメリカの方が日本よりも進んでいるということ。
年寄りとか身障者に対する心配り、また我々のようなよそ者への接し方は完全なバリアフリーだ。
なぜ日本人はいい人面して身勝手なのかな。
今日も電車の中で杖をついて立っている母をチラチラ見ながら座席に居座る男がいて、大変不愉快だった。
駅について、美術館に向かった。
美術館付近の信号・ストップ印は手
横断歩道
この横断歩道、きれい。ボストンの人は信号を守らない。
手マークが出てもどんどん渡るし、車も歩行者が横断しきるのを待つという変な常識。

ボストン美術館ー東洋美術の素晴らしさを堪能
ボストンというのは古い町で、古くから学問研究の中心地でもあった。
日本にゆかりのある識者も多く、この美術館の日本美術の収蔵品には見るべきものが数多い。
受付で常設展のチケットを2枚。車椅子を借りて日本語の地図をもらってスタート。
いや実にわかりにくい…というか日本の博物館て本当に見やすいよね。
ぐるっと回って順路通りというのが当たり前の私たちにしてみるとあれは迷う…
日本の近代美術や風刺画などを展示している部屋
こんな感じに格子の障子が貼ってあったりして、展示物に合わせたインテリアになっている。
階段の欄干などは本当に寺の欄干みたいだし、天心園という日本庭園まであるのだ。
圧巻だったのは寺のお堂を再現したこの部屋
部屋の照明がかなり落としてあり、荘厳な雰囲気の中何体もの像が並んでいる。
とにかく仏像や浮世絵、絵巻物の他に刀剣などの工芸品のコレクションも豊富。
煙草入れや刀の柄などをひとつひとつ見ていくのも面白かった。

昼食んまかった!チップ渡しに失敗。

こんなところもある。すごくきれいなんだぞ。
おまけ。ガムラン一揃い。物好きな金持ちもいたもんだ。
他にも名作と言われる絵画も、古代遺跡の発掘品もいろいろと展示されている。
車椅子を押して歩くうち、私はとっても疲れてしまった。
母が車椅子上でガイドをしてくれるといいのだが、老眼で地図が見えない上、私以上の方向音痴。
地図を片手に東南アジア美術の解説までして、なかなかの仕事振りだったと思う。
そして東南アジア美術を見るとやはり心が躍る。
central javaの文字を見るとジョグジャへの郷愁で胸がいっぱいになった。

いろいろこまごまとお土産をゲット。ていうか自分へのお土産メインだけど。
母は友人が多くて大変そうだった。付き合いってやーね。めんどくさそーだ。

帰りも地下鉄に乗ってゆうゆう最寄り駅へ。プルデンシャルセンターに行ってみた。
何せボストンは寒いのでモールは快適。クリスマスシーズンということもあり店内は混み混み。
そこにこんなクリスマスツリーが。かわいいのだ。
中央にズームイン
愛犬愛猫の写真をオーナメントに飾ったツリーなのでした。美猫ちゃん。
saks fifth avenueを見るも、セールとはいえ値段の高さにゲンナリ。
高級品を詰め込んで売ってるのもなんだかすごい。ちょっとびっくりして何も買わず。
パピルスというお店できれいなノートを買った。グリーティングカードも沢山あった。
できればidulfitriのカードが欲しかったけど、さすがに売っていなかったなあ。

さて、隣接するスーパーマーケットで食材をいろいろと仕込む。
さくらんぼ、パインといちごのカットフルーツ、鉄火巻きとカッパ巻きの詰め合わせ、
デリのインドカレー、ベーグル、ヨーグルト、ジュース、水など当座の食料。
スーパーのレジにはレジ袋をひっかける台が設置されており、
そこに袋の口をかけると袋の口が上を向き、そこにレジの人がせっせと買ったものを詰めていく。
これはなかなか合理的なわざだなあと思った。

もう日もとっぷりとくれた。
母は足が痛くなってきていよいよ不機嫌だ。口数が少ない。
夕食は食べに行かずに買った巻きずしとカレーを食べた。
お寿司はおしかった。海苔がまずいのかな。巻き寿司の場合は海苔はあぶって欲しい。
カレーは文句なし。うまいしベーグルにつけて食べたんだけど、ベーグルもうまかった。
なんだか2人とも疲れてしまった。
ごはんを食べた後はテレビを見ながらまたヘンテコな眠りについた。

そうしてまた夜中の3時とかに起きだすのだ…
これを時差ぼけという。

旅行1日目

2005-12-28 | victim
12月14日 母との9日間ボストン・ニューヨーク旅行出発

前の日の晩までにパッキングを終え、当日は部屋の掃除をしてから出発した。
荷物は重くはないが、冬の旅行なので防寒用の衣類を多めに詰め込んだ。
空港には15時半集合だったので早めに12時半前に家を出た。
私にとっては初めてのルート。
押上から京成線に乗り換えて佐倉まで行って本線に乗り換えて空港まで。
エレベーターやエスカレーターがあるので大荷物でも苦はなかった。

空港に着くとなんと飛行機が遅れている!NYで乗継があるのですこし心配。
でもカウンタの人は大丈夫と言ったから大丈夫と思って、じっくり待つ。
お昼も食べていなかったし、ミニ牛丼+そばをふたりで分けて、
テイクオフする飛行機を見ながらコーヒー飲んでた。
飛行機って見てるだけで面白くて、あああれに乗るんだぜと思うともっとウキウキする。

早めに出国審査を終えたものの、免税店で買い物をする気もなく。

というわけでさっさとゲートに行ってすぐ飛行機にのってしまった。
コンチネンタル航空だ。なんだか私はいつもコンチネンタルに乗ってる気がする。
飛行機の機内は快適でいいんだけど、あまり機内食は美味しくはないかな。
シートはネックレストがついているから好き。プライベートビジョンだし。
面白いサービスだと思ったのは、初めに機内食のお品書きを配ること。
映画はクリスマスものが大半で、
どーだろーこれと思いながらPolar Expressを見てしまったw
せっかくトムハンクスが声やってるのに私日本語吹き替えで見てるし。
飛行機が揺れるのと映画がジェットコースターみたいになる時に連動する感じで
なかなかのスリルが味わえましたよ。
でもあの映画、ちっとも面白くはなかったなあ。
ただあのジェットコースターぽい映像を見せたかっただけのよーな。
アテクシそんな子供だましは通用しない24歳年女なのであります!
しかしとにかく飛行機に乗る時間が長いですよ。
飽きてくるから体動かしたり、映画見たり、操作性の悪いゲームやったり。
ボストンに着いてからどこいくかガイドブックを熟読したりしました。
あまり寝なかった気がするな。
というのも、NYが近づくにつれ、乗り継ぎに間に合うのかが不安で眠れなくなったの。
しかも国はアメリカ。入国審査に時間がかかるだろうと。ドキドキは高まる一方。

空港に着き、急いでイミグレまで行ったもののものすごい行列。
やっと自分の番が来て、指紋と顔写真をとられてからようやく審査終了。
こわーい顔したおばちゃんだったけど、多分いい人だな。
私が質問に対してうまく返答できなくて、
アメリカは初めて?聞いてきてくれた。そのおかげで少し緊張がほぐれた。
バゲージクレームで荷物を受け取り、そのまま荷物をボストン行きに流す。
その後現地の係員の人に落ち合い、国内線ゲートまで連れて行ってもらった。
何せ初めての国でこの急ぎの自体だ。係員の案内がなければ間に合わなかったかもしれない。
モノレールに乗ってボストン行きのゲートに向かい、手荷物検査へ。
何とか間に合ったようだ…。でも飛行機に乗るまで安心はできない!
手荷物検査と金属探知機は、厳重だった。これが噂の、という感じ。
コートと靴を脱いで通る。旅行中一度もひっかかることはなくてほっとした。
さて、ボストン行きの飛行機もちょっと遅れ気味で、私と母は無事飛行機に乗ることができた。
飛行機は3列3列の少し小さな飛行機。
隣りのアメリカ人のおばちゃんがでかくて太めなのでシート狭そう。
でも乗っている間彼女はずっと仕事をしていたようだった。
約1時間の間私は眠りはしなかったが目を閉じていた。少し気持ちの疲れが落ち着いた。

ボストン到着。もう夜の9時近くだ。
バゲージクレームでは現地係員の女性が荷物を受け取って待っていてくれた。
この女性、とても心遣いのある優しい方で、杖をつく母への言葉かけを忘れないし、
質問には丁寧に答えてくれる上、
ホテルでは部屋のチェックとハウスキーピングの依頼までしてくれて本当に感謝。
ホテルに送ってもらっている間、町並みを見ていたが、
夜ということもあってシーンと静まり返っている。
街灯は水銀灯の青白い色ではなく白熱灯の橙色で、レンガ造りの家並みをぼんやりと照らしている。
人もほとんど歩いていない。
もちろん寒いということもあるが、まだ9時10時なのに?といった感じ。
ああ、寒さについて。一日の気温は-5度から5度くらいの間。
当然夜は零下になり、東京の寒さとは比べ物にならないほど寒い。
ただ、寒さの質が根本から異なるというか、寒さが鋭角に肌にささる感じ。
北国の寒さを知っている人ならこの違いがわかると思うけど、この寒さは不快じゃないの。
東京の寒さはガタガタブルブルの寒さでしょう?あれとは違うのね。

さてホテルにチェックイン。ホテルはHilton Boston BackBay。
ヒルトン一家に金が流れると思うと少々癪だけれども、こじんまりとしたいいホテルだったぞ。
部屋も広いのだ。21階だったので眺めもよかったし。
ボストンで高級ホテルのホテル指定なし、というのを選ぶとここになるのかな。
あまりおなかも減っていないし、シャワーを浴びてお菓子を食べながらテレビ見てた。
眠れる気もしなかったが、明日に備えて眠った。

写真があると思ったのになかった。母が取ったインスタントカメラのだけだったのだな。
というわけで今日は写真はないのだが、明日から写真をアップしますね。


思ったより長くなったな。
でもこれ忘れないように自分のために書いてるっていう意味もあるからな。
この長さに懲りず、また読みにきてくださいね。