ぷっと吹く人

以前『小鉄』と名をつけたミドリフグを2007年から2014年まで飼育したよ。2021年6月よりビオトープ開始うひゃー

『かわら岬』

2011-10-07 22:19:37 | スベスベサンゴヤドカリ

その日は、あいつの『歯ぎしりのようなもの』で目を覚ました。
「グガガガ・・」というなんとも下品な音は、私の中の深いトコロまで響いてくるようだった。
あいつは私を狙っているのだ・・・。
油断はならないのだ・・・。





少々不愉快で気分は良くなかったが、
身支度もそこそこに私は出かけることにした。

いつもよりもまだ少し早いようで空が白んでいる。

「さぁ。」と私は自分に気合を入れるために小さくつぶやくと
今現在、住処としているこの場所の裏に高くそびえる「カワラ岬」の地質調査にでかけた。
そう私は地質学者である。


月日が経つのは早いもので、カワラ岬の先端部分にある岩盤の地質調査をはじめて4年が経つ。

難しい調査ではあったが、もうすでにその地層がどのような成分で構成されているのか知ることができている。





--「もう少しだ。もう少しで終わるのだ。」--




スベスベ博士は丸い目をよりいっそう見開いて「ぎらり」と光らせ、
調査先へ向けて足を速めるのであった。




穏やかな円弧を描いた地層の調査だが
非常に危険で『すべりやすい足場』である。

気をつけて作業をすすめなくてはならない。
緊張感が足の先まではしる。


だが、最近ではこの緊張感を意外にも気に入っている自分がいる。
日常生活では味わえないぞくぞくする感覚だ。





昨日、遅くまで作業を進めていたおかげで
本日のノルマは昼過ぎには達成することが出来た。


「今日はもう少し奥まで調査に出かけるとしよう。なんせもう少しで、調査がおわるのだ!」







今回の調査で初めてとなる調査地点D-4で作業を進めることにした。
地表を順調に掘り進めていたところ、急に左爪に「ぐにゃり」とした感覚がはしった。
更に掘り進めていくとそれは判明した。




「アカクレン」という地層成分であった。







「これは珍しい。」

博士は目を光らせた。

「この土地でまさかアカクレンがでてくるとは!」
久しぶりに心が躍り、夢中でその周辺の調査を進めた。


「こ・これは大発見では・・・・」
調査に気をとられ、注意力が散漫になっていたそのとき…





博士は滑落した。







「わ、わーーーーー・・・・。」







だがその時であった。

博士は、足きゃくを思いのほか早く開き、
なんと岬の頂から地表に股をかけたのであった。











「おふぅ・・・危なかった。」

危機一髪のところで大怪我は逃れることが出来た。
これも日ごろから重いオモリを背負い、足に負荷をかけ鍛えているお陰であろうか。





「今日は少し調子に乗りすぎたな・・・・。」

と少々気恥ずかしながらも今日の成果に浮かれ気味のスベスベ博士であった。


「さぁ、今日はもう帰って一杯飲むとしよう。明日からまた忙しくなるぞ。」




水槽内にはまだ歯ぎしりの音が鳴り響いている。
ぐがががが・・・。







--------------------------------------

ここまであきれずに付き合って読んでくれた人ありがとう。


これは、だいぶ前に書いていたものでUPしていなかった茶番劇のひとつでした。
今回、スベスベ追悼企画ってことで少し手直ししてアップしました。

スベスベのいない水槽は、やはり少しさみしいです。
茶目っ気たぷりでしたからね、あ、小鉄に比べたらってことですよ。

これで、スベスベのキロクはおわりです。

スベスベよ、ありがとう。




スベスベ逝く

2011-09-19 00:10:22 | スベスベサンゴヤドカリ

スベスベが帰らぬヤドカリとなってしまいました。

1週間ほど前にオモリの中でジッとしはじめ、いつものようにその2日後には脱皮しましたが、そのままずーっとオモリの中にいました。

エサで誘き出してやろうと思い、買ってきて冷凍しておいたプリプリのムキエビをチンして投入しましたが微動だにせず…。
いつもなら、何らかの反応を示していたので、これは、いよいよおかしいなと思い、オモリからスベスベがいつも入っている貝殻を出した。
んで、中を確認すると…からっぽ…。
ほかの引っ越し用の殻も全部ひっくり返してみたのですが、すべてからっぽ。

唖然とした。

スベスベ蒸発しやがった…。

実際のところ、脱皮失敗が可能性大かな。
そのあと小鉄にやられたのかもしれない。
もしくは、なくなって殻の奥の中の見えないところにいるのかも。


とにかくこれでスベスベのキロクはおわりです。
スベスベは小鉄に比べ、なかなか大きくならないし、とろいし、目立ちませんでしたがそんなもどかしい感じが好きでした。

ブログを見直してみると2007年9月16日に入槽しているので、ちょうど4年ですね。
ついでにブログを見ていると、懐かしい気持ちにに浸りました。


今までありがとう、スベスベサンゴヤドカリの「スベスベ」。


















こーでねーと。。

2011-02-15 23:16:32 | スベスベサンゴヤドカリ

昨日はバレンタインデイでしたね。





福岡市の「マリンワールド海の中道」では
ヤドカリ達もにぎやかのようです(笑








「スキ」ってのがダイレクトでいいですな。








去年はこんなんだったな。






がーおー(干支)




楽しんでますな。










それに比べると うちのスベスベは、みすぼらしい。







もさもさ











スベスベ「わしにも憧れの家があるんだな。」














スベスベ「これこれ。」






似合わねーーー!















捕らわれの身のほうが安全かもしれない。

2010-09-15 21:52:45 | スベスベサンゴヤドカリ


スベスベノ足と爪、確認しました。
しっかりはえそろってました。
いつもながら感心します、再生能力。



ところで今回のスベスベ襲撃事件ではないのだけど、
前回襲われた時に殻ががっつりやられている写真を発見したので
ついでにUPしておきます。



スベスベがツルピカくんになったということを
以前にキロクしていましたがその部分の殻が
小鉄にバリッと割られました。





うへー。あいつこぇー。





横から見ると目だけを出して意外と機能的のようでした(笑



忍者のように目の部分だけ開くように加工した最先端ヤドカリスーツ(貝殻)が
あってももおもしろいと思う。





いや進化の過程でそうなっていないのだから
やはりダメなんでしょうな。






幽閉なう

2010-08-31 23:29:20 | スベスベサンゴヤドカリ

あれからですが、スベスベはこともあろうに
小鉄の寝ぐらに滞在しておりました。

もう小鉄が襲うことはないと思うのだけど、
スベスベの歩き方がぎこちなくて、
ひっくり返るといけないので隔離しました。





ドライペットの容器にダイレクトイン。
(砂は少し敷いたよ)


そして小鉄の糞の中には確かにスベスベの爪がありました。
消化できないんだったら食うんじゃねーよ。
でもリアクションならしかたないかな。



スベスベ、負傷。

2010-08-31 07:57:23 | スベスベサンゴヤドカリ

夜中、水槽から

「がつこんっ」

という大きな音がした。、

見てみるとミドリフグの小鉄が
スベスベを襲ってました。(゜-゜;)

「こらこら」と水槽をコツコツ叩き、
小鉄をハンターモードから我に返らせましたが…。
またしてもやらかしました。

よく見ると、スベスベの足は二本になり、
他の足や両方の爪までもっていかれてる。
まーでも、顔もっていかれなくて良かったわ。


夕方給餌のときにこんなことがありました。
投入したエサのサンマをスベスベがいち早くゲットし
一匹でもさもさ食べてましたが、
寝ていた小鉄がそれに気づき、
「お前、なに食ってんだよ」とジャイアンばりに
奪っていったのはシバラク経ってからでした。

そういうことがあったので、
またサンマ持っているんじゃないかと思って
襲ったのかな。と思ったり。。


かわいそなスベスベ。
哀愁スベスベが更に哀愁を背負っております。
早く再生するとイイな。



ダッピング(ダね!ダ!)

2010-03-21 02:47:47 | スベスベサンゴヤドカリ



もぬけのカラーも
すてきでしょ


スベスベサンゴヤドカリ、
何度目の脱皮かな。
毎度、大きくなったとは感じられませんが
爪がだんだん黒くなってきております。
脱皮も大変だろうにね。
ヌギヌギごくろうさまです。


この「もぬけの殻」、
ミドリフグの小鉄は食べようとしない。
きっと美味しくないんだろう。
例えるならキャラメルの包み紙といったところか。





んなもんうまくねーよ。と。




ところで人間は脱皮という術を得なかったけれど
もし、そういう進化をたどっていたら…
圧倒的に後片付けが大変だっただろーね(笑


またその辺に抜け殻が転がって「ヒェー」と驚いたり、
その転がっていた他人の抜け殻を被り、
「成りすましの術」とか言って遊んでみたり、
「今日は脱皮しますんで体育は休みます」って言ってみたり、
「脱皮ナウ」とツイッターでつぶやいてみたり、
芸能人とかのはプレミアがついちゃったりしたんだろーね。
ダークな面は考えたくもないです(笑


そして「脱ぎ散らかさない、あなたの分身」
なんて文句の注意書きが公衆トイレに
貼られていたのかもしれない。なんつって。






つるピカスベ丸くん。

2009-12-27 12:54:06 | スベスベサンゴヤドカリ

ちょっと前のコトなんだけど
ミドリフグの小鉄にやれれたらしく
スベスベの殻、額部分がペリっと剥がれております。




歯形がくっきり、おそろしや。




ハエギワキテるねー。






よくシッタカ貝をガツガツアタックしてるので
その勢いでスベスベもやられたんじゃないかと。
ちなみにシッタカ一匹おちました。




ガクブルガクブル |(|゜|д|゜|)|




また新しい貝をみつけるかな。
なかなかないんだよねー。











あーんど






しゃんしゃんしゃん。


そうコレ。
クリスマス用に撮ってみたんだけど
「めんくせー!」とアップしてなかったので
ついでにアップしてみました。


シズエさんにいただいておいて
勝手に飾っておいて言うのもなんですが
ツリーにフグは似合わないね(笑





隠れ家。

2009-11-04 12:37:27 | スベスベサンゴヤドカリ

スベスベサンゴヤドカリのスベスベ。
先日、新しい貝を選んでいましたが
どうやら結局、
緑色のコシタカサザエに決めたようです。



個人的にはカリメロが良かったのにな(笑




でも緑色のを選んだのには
理由があったようです。
それは、

「またオモリ家に入ることができる」

ということを発見したからであるようなのです。




2重のガードで安心、アンシン、クラシアン♪。







下の写真は、貝を吟味中のスベスベと
興味シンシンなミドリフグの小鉄。















<関連記事>
リラックスなひととき(2008-06/19)
スベスベの引越し2(2008-07/25)
スベスベ復活劇(2008-12/05)
家に入れん。(2009-06/06)
ヤドカリを漢字で書くと宿借…。(2009-10-01)


【テクニクエ】
リンクをホイールクリックすると
リンク先を新しいタブで開くことが出来るよん。
ラクチンですたい。
ホイールはマウスの真ん中のクリクリだよ。

マック、携帯はできないよ。ホイールないからね(笑






食べても良し、カツラでも良し。

2009-10-20 19:12:26 | スベスベサンゴヤドカリ

スベスベがなにやらモサモサと
固形物をついばんでおりました。


よく見るとちぎれたp1フィルター。
もちろん小鉄がガジったやつだ。




うめぇぞこれ。






網目にこびりついたモノを
せっせと食べているようでした。
A型な感じがしますな(笑







うまかねぇよ、そんなもん。





しばらくすると。
先ほどのフィルターはスベスベの頭上にふわふわと
まるで小洒落た小ヤンキーのようについており、
少々強気になったのかのようにノシノシと歩いておりました。

そのたびにその後付アフロはふわふわと漂っており
なんとも癒されました。




のしのしふわふわ。






きししし。






ヤドカリを漢字で書くと宿借、あれは家を借りているんですな。

2009-10-01 22:35:54 | スベスベサンゴヤドカリ

「チャームの3千円以上は送料込みにしまっせ!」の
ご案内メールに乗っかって、そろそろなくなる
「インスタントなオーシャン」と「アクアセイフ」そして、
「ヤドカリ用巻貝の殻(Mサイズ)」をぽちりました。
ちゃっかり・きっちり・家計にやさしく・3140円となりました。
シャリーン。


日曜の朝に頼んで翌日の夕方に到着するあたりの
相変わらずの早足飛脚ぶりに惚れ惚れします。


なんですが、
到着した中の貝殻が、イケてない。



5つセットなんですが、
写真の通りサイズが、ばんらばんら。

特に真ん中のやつはデカすぎです、
アメリカサイズかっ!
(比較のために右下のやつは、
 以前スベスベが入っていた殻であります)


ためしに こんなことをしてみました。



すっぽり。

スベスベが殻ごと隠れる2重防護として使えそうです、
もしくは8年目くらいになったら使えるかな、なんて。


ほんで、左下のやつは、
おせち料理にはいっているバイ貝だしー。
どーしても食べた後にしか見えません(笑





その中で左上の黄色い殻が
見た目かわいらしくてイイ感じだったのですが
持ってみると「ふわり」と軽い。
あのカタツムリの殻のようなウスカルな感じ。

イヤな感じはしたんですが、
「ずんっ」と爪でつっついてみると
やっぱりガスっと穴が開きました。

のあーー。


残るは二つなんですが
真ん中上のは、入り口がすでに割れてました。

で、結局右上の緑のんが残りました。
この緑の巻貝の殻はよく見ます。


すでに我が家に5つもあるのです、
セットを買うと必ず入っているようですな。



調べてみるとこの緑貝の名は、
コシダカサザエ(腰高栄螺)-----
リュウテンサザエ科の巻き貝。殻高約3.5センチ。
貝殻はサザエに似るが、小形でとげ状の突起がなく、
色は緑褐色・赤褐色など変化に富む。
房総以南の暖海沿岸に分布。食用。ごしきさざえ。いろさざえ
---Yahoo!辞書より---

でかいのは、
チョウセンサザエという
また違う種類の貝っぽいです。



こうしてみると
チャームのヤドカリ用の貝殻の選別は
適当すぎてちょっと残念です。

実は、今回で貝殻は二回目の購入でして、
前はSサイズを頼んだのですが
これが小梅ちゃんサイズで(わかりずらいか)
ほんと小さすぎでした。

少々高くても良いから「お任せ」と
「個別販売」に分けて販売してほしいと思うんだけど
そんなとこに管理コストはかけれないんだろうな。


しかし、貝殻って結構高いよね。
自分で拾おうと思ってもなかなか綺麗な巻貝殻を
見つけることはできないし、あっても割れてるし。
売っているのはピカピカだから
拾ってきて洗浄してるんだろうな。




wikiによると自然界では貝殻不足の
ヤドカリもいるようなので
そんな贅沢は言ってられませんな。


という訳で、入り口が割れているのは、
ちょっと削り2つの殻を入れてみました。





さぁ、どっちを選ぶ?



入れてまもなくコシダカサザエを
「ふむふむどれどれ」と間取りと空間を物色し、
「これじゃないな。」と一蹴にされました(笑
その様子はようつべでどうぞ。


[ この物件(宿)は借りません。]





その後、見てみたら
もう一方の貝殻に引っ越してました。





ヘルメッポと呼んでください。
なんとも「つるぴか」でヘルメットな感じでしたが
ちょっと居心地が悪かったのかすぐに
元鞘に戻っていました。



ほんで結局今は
緑のコシダカが気に入っているようです。
敷金を気にせずにアチコチ引っ越しを
楽しんでいるようです、なんてね。




こんな優柔不断なスベスベを
巻貝を敷き詰めた水槽に入れたら
毎日がイソガシなんだろうな(笑




ま、ゆっくり選んで(遊んで)ちょうだい。





久しぶりに長くなってしまいました。
読んでくれてありがとです(゜,_っ゜)ゞ











初めてのすべり台。

2009-09-18 23:40:36 | スベスベサンゴヤドカリ



おし、
今日こそ試してやるゾ、
この巨大すべり台を。

ドキドキワクワク。




いくぞい。




やほーーーーいっ。





た・たのしい♪



スベスベも2年を迎えました。
8年ほど生きたスベスベサンゴヤドカリを
以前ネットで見たことがありましたので
まだまだ長生きしてほしいです。


動画もあるよ...ξ¨
MVI_2034





頭上注意。

2009-06-29 01:28:55 | スベスベサンゴヤドカリ



スベスベ用の新しい殻を
水槽上部よりジャボンと
ほうりこんだら、

「ゴン」

と直撃して、
うまいこと
乗っかっていました。


その後もこの殻は
しばらく水槽に入っていましたが
結局、入りませんでした。


突然の重みとプレッシャー、
博士の回路はパンクし、
敵とみなしたのかな、なんて。


ちょっと前のはなし。なんざんす。





のぞき屋。

2009-06-13 00:20:58 | スベスベサンゴヤドカリ


じー。


ヤツが見ています。

「我輩にはエサはないのか?」


このままだと
夢の中に出てこられそうなので
いつもの[ザリガニのえさ]を与えたら
うまそうにモサモサ食べていました。

ちなみに
このザリガニのえさは10年物です。
以前、ザリガニを飼っていた時のもの。

古いモノですがこれが意外とスベスベの
お口にあっているようであります。





そして、ミドリフグの小鉄も
以前はよく壁見していました。




[壁]з゜)

今は、壁がないもんね。



壁から体半分でのぞかれると
なぜだかドキリとします。





----------------------------------
gooブログをお使いの同士へ

このgooブログ、
たまにおバカな時がありまして
記事を投稿する時に
なぜだか投稿できずに
記事がスっ飛んでしまい、
せっかく書いた文章が
消えてしまう時があります。

もちろん、うちのパソコンちゃんが
おバカなときもあるんでしょうけど。


また、記事投稿時にログイン画面が
出てくることもあります。
この時もスッ飛びます。

そして、タイトルを入れ忘れた時も
同じくスっ飛びます。


実は今日もそうだったので
これで書くのは2回目なのです、
くやしいです。


今日のように記事が少ないときは
たいしたことないのですが
長文の記事を書いた後だったら
魂が抜けてしまいます。


ほんとに
あの虚脱感はパないです。
文字的Mな人でない限り、
「あ゛ーーっ」てなること間違いなしです。


なのでいつもは
記事は「メモ帳」で書く
ようにしています。


でも忘れてたり
めんどくさくて
直に書いているときに限って
そんな事態は起こるもんです。


何度もあるのです…。
記事を没にしたこともあります。


なのでこれからは
投稿前にコピーをとるように
しようと思います!きっと。


みなさんも
投稿前にコピーを!


気をつけなはれやっ!